-
94 墨風景
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510734 ========== 他にもそういう場所は結構ある。僕は、何かいいものを見たな、と思う時にはその場所のことを静かだなと思う傾向があるように思う。僕にとって静かさとは何なんだろうか。ちょっと気になる。地面から浮きあって来た水滴はまん丸い玉となって地面に張り付く。少しずつ大きくなっていくそれは、あるところまで育つと床を滑り始める。より低いところへ、低いところへと流れる道すがら、とどまっている水の玉を吸収しつつ巨大化し速度を増して流れていく。かなり大きくなって、相当な速さを獲得したように思えたそれも、その進路上にある水溜りにとらえられ、ぴたりと止まる。そして消える。その大きな水のまとまりも、だんだんと大きくなっていって、しまいにはそれ自体の大きさを維持できなくなってさらに下方へと流れ始める。そして消える。それが延々と続いている。法則性のようなものがあるようなないような感じがする。大きな枠組みの中では同じことの繰り返しなのだけれど、細かく見ていくと毎度毎度水の動きは違う。毎回、同じようでいて異なる。水が生まれるところから、大きな流れとなって、そのうちに消滅する。その過程は見ていて、本当に飽きなかった。またいつか行きたいと思う。もしかしたら、あそこのその展示は今までに僕が見てきた美術展示の中でも一番面白いと思ったものかもしれない。夜中、目覚めたので絵を何枚か描いた。この間届いた新しい紙、ミューズのサンフラワー紙M画に墨で色々描いてみた。ちょうど、猫がいいポーズで眠っていたので猫の絵を何枚か描いた。あとは最近撮影した風景の写真を見ながら絵にしてみた。墨とこの紙との相性は結構いいんじゃないかなという感じがするなと、夜のうちは思ったのだけれど、朝起きてみると、なんか微妙なんじゃないかという気もしてきた。昨日の夜には風景を描いた。よく通る道の曲がり角のところの写真を参考にしながら描いた。紙の目が僕には少し粗すぎるような感じがする。この間買った水彩紙よりもずいぶんと粗く感じる。粗めの紙が好きだと思っていたけれど、本当はそうではないのかもしれないと思った。100枚買ったので、当分はこの紙を使うことになるのだろうけれど、もう少しいろんな種類の紙を試してみる必要がありそうだ。いや、もしかしたら、何を描くかということにもよるかもしれない。もしかしたら、動物を描く時にはこれくらいがいいのかもしれないななんて思ったりもする。まだ、ちょっと判断しかねるところだ。大学時代からの友人ふたりがVtuber として活動し始めたらしい。その初回の動画を見た。なんかいい感じだった。質問箱で質問を募集していたので何通か送ってみた。僕も動く絵を作ってみたいなと思ったりもしたけれど、そんな暇はあるだろうか。単純な絵柄だったら作れるかもしれないなと思う。僕が表現したいことはなんなんだろうか。感動ということでいうと、僕は絵を見て感動した 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510741 ======= 画材:紙、墨 サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
-
95 無題
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510735 ========== という体験はないように思う。まったくないと言ってしまうとそんなことはないという気もするけれど、絵をみて泣いたり、どうしようもないくらいに心を動かされたりという体験はしたことがない気がする。絵を描くのは好きで、毎日絵を描いているわけだけれど、それでいいのだろうかというような気が最近したりもする。楽しいのであればそれだけで続ける理由としては十分なのだろうけれど、何か、それ以上のことをものを作るという行為に僕は求めてしまっているのかもしれない。建築を学んでいて、建築の歴史の方面に進もうと思ったのも根底にはそんな気持ちがあるような気もする。つまり、建築物そのものをみて感動するということが僕には出来ない。その建築物の背景にある物語を通してしか僕は建築というものを楽しむことができない、そんな風に感じていて、僕は建築をもっと楽しみたいという風に思っていて、それで、歴史の世界をかじってみたわけだ。結果はどうだっただろう。僕は建築の楽しみ方が分かっただろうか。学ぶ前よりはましかもしれない。もちろん、プロポーションがきもちいいとか、形態のおもしろさみたいなことは感じるわけだけれど、それが僕にどれだけの影響を与えているのかというとちょっと微妙な感じがするというわけだ。もちろん、鑑賞と創作は違うわけだから、作り手が優れた鑑賞者である必要はないのだけれど、自分が作っているもの、生み出しているものの意味って何なんだろうと思ったりもしてしまう瞬間があったりする。何かを強烈に表現したいとか、世の中に訴えたいことがあるかというと、僕にあるのかいまいちわからない。少なくとも、絵を描いたり、文章を書いたりという行為はそれらを表現する手段ではないように思える。僕はなんのために絵を描くのだろう。そんなものは必要ないのだろうか。描き続けられるのであれば、それは必要ないことのようにも思うのだけれど、時々、そういうことを考えてしまって、そのうちにそういう考えに取りつかれてしまって、何も描けない、なんていうことになってしまうのではないかという気もする。文章にしてもそうだ。たぶん僕には何か枠組みのようなものが必要なんだと思う。まったく脈絡のない創作を続けていると、これってなんなの、みたいな感覚になっていってしまう気がする。しばらくテーマを決めてそのテーマに沿って描いてみる、書いてみることが必要かもしれない。しばらくそれに沿って作って、まとまったら、それらをまとめて「何か」として提出するイメージで作っていくといいかもしれない。その時に一番興味のあるものを、例えば、動物なら動物を、風景なら風景を、ある程度まとまった量用意して、展示にしてもいいし、ネット上で記事にまとめてもいいし、みたいな感じでやるのがいいのではないかという気がする。今のところ、動物シリーズはありかもしれない。もっと絞って猫シリーズで 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510743 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
-
96 大きな石のある風景
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510741 ========== もいいかもしれない。僕の住んでいる笠置町の風景を描いてもいいかもしれない。とりあえず、その辺だろうか。ひとまず今まで描いた絵を分類してみるといいかもしれない。文章もそれらについて書いてみてもいいかもしれないと思う。本みたいにまとめられる可能性もある。いまのところ、放っておけば、絵は猫か、風景か、抽象か、くらいのバリエーションしかない。あとで、数えてみて、現時点で一番多い種類の絵をとりあえず100枚そろえてオンライン展示みたいにしてみるのがいいかもしれない。文章も猫か、風景か、抽象的なものにしてみてもいいかもしれない、それらを織り交ぜながら、ある一つの雰囲気のようなものを作れれば、それはもしかしたら僕のやりたいことかもしれないと思う。僕には明確に表現したいものがあるかいうと、そういうのはあんまりないような気がする。僕の興味はもしかしたら、作品が集合したときに生まれる何とも言えないようなある種の雰囲気のようなものかもしれない。そう考えてみると、今まで見てきた展示の中で印象に残っているものは、そういう展示かもしれない。みたあとに何とも言えないもやもやが残るような尾を引くような展示が好きかもしれない。映画や小説にしてもそうかもしれない。そうするととりあえず悩まずに作り続けられそうだ。あと、絵のバリエーションに建築というのを入れてもいいかもしれない。建築についてであれば、文章を書くこともできるのではないかという感じがしている。なんか、作る意欲が急に湧いてきた。今日の文章は他人が読んで面白いのかどうかはよくわからないけれど、少なくとも僕にとっては意味のある文章だったような気がする。それだけでも、こんな風に毎日文章を書くことには意味がありそうだ。4時ごろ起きた。朝から猫を1枚描く。今回は透明水彩だけを使って、結構時間をかけて描いてみた。いい感じ。猫の絵が100枚集まったら猫のオンライン展示しようかなと思う。ちゃんとポスターも作ろう。起きてまず文章を書いた。公開しないけど原稿用紙10枚くらいするすると書けた。それはとりあえず公開しないで書き溜めてみようと思う。絵を描き終わったので、これからいつもの10枚を書き始めることにしよう。これは結構またまたコロンブスの卵かもしれない。今の僕はいつもだと原稿用紙10枚分くらい書くと、もう文章書くのはいいかなって感じになる。要するに飽きるということなのだけれど、それが今日はもう既に10枚書いたはずなのに、まだまだ書ける。それは単純に書いているものが違うからだ。僕は違う物語を書いている。物語が並行していれば、それぞれ10枚ずつ書けるのかもしれない。というかたぶんそうだ。いくつくらい平行できるかはわからないけれど、もう少し文章を書くレールを増やしてみてもいいかもしれないと思ったりする。昨日は何となく、夏を満喫したような一日だった。 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510754 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
-
97 車窓からの眺め
¥9,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510743 ========== 朝起きて草刈りをした。田んぼに行き、汗びっしょりになりながら草取りをした。ふくらはぎが張り、足が重い。プールでたくさん泳いだ時のような感じだ。家に帰りシャワーを浴びる。さっぱりして扇風機の風が心地よい。久々の晴れだ。夏のような晴れ。そのあと、図書館に本を返しに行き、また新しく本を借りてくる。借りてきたのは次の6冊。①「ヘンリー・ダーガー 非現実を生きる」②「エドガー・ソーテル物語」③「案外、買い物好き」④「アートにとって価値とは何か」⑤「シャルトル大聖堂」⑥「ピカソ」今の自分の興味関心が選ぶ本に現れる。先週までは小説を主に借りていたけれど、今回は少しアート系に寄っている。もともと僕は結構こういう本を読むことが多かったような気がする。6冊の中でパラパラと読んだだけでもう既に衝撃的な本が1冊あった。それは、ヘンリー・ダーガーという男についての本。ダーガーなんて画家知らないなと思っていたのだけれど、読み始めてこれはと思った。雑役夫として働きながら、孤独に死んでいった男。自閉的で人と関わらず、たまにゴミを漁っているのが近所の住人に目撃されている。男は死んだ。そして彼が住んでいた部屋を見て人々は驚いた。そこには無数の絵。そして、タイプされた文章の束。男は一つの物語の世界を作っていた。部屋で一人で文字を書き、絵を描いていた。その物語は公開されることなく膨大な量に膨れ上がっていた。その「非現実の王国で」という小説は15000ページにも及んでいるという。絵もかなり独特。これは、と僕は思った。なんなんだろうか、これは。まだ読み込んでいないので、このくらいにしかわからないし、もしかしたら、ここまで書いたことも内容的に間違いを含んでいるかもしれないけれど、僕はそんな風に想像している。面白そうだと思う。この人は。そして僕がやりたいこととも近い部分があるように感じる。絵を描き、文章を書くということでもそうだし、一つの物語としてそれをまとめているという点でもそうだ。生きることと書くことと描くこととが一体になったような創作というのに僕は憧れがある。そういえば僕は作品自体というよりも作者を楽しむことが多いような気がする。その作品個体の意味ではなくて、その絵がその作者の人生の中でどんな意味をもつものなのかということを面白いと感じる。だから画家の伝記も好きだ。②のエドガー・ソーテル物語というのは分厚いハードカバーの本だ。700ページ以上もある。僕はながーい物語が好きだ。とりあえず読み始めてみた。まだ面白いのかどうかわからないけど読み進めてみる。③は、毎日毎朝、エッセイのようなものを書き綴っているので、その参考に何かエッセイを1冊借りてきたいなと思っていて、村上龍のこれにした。図書館を出なくちゃいけない時間が迫り、最後にパッと目に入ったエッセイを手に取ってしまったけれど、今度図書館に行くときには借 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510757 ======= 画材:キャンバス、油彩 サイズ:273×220mm ※額縁は付属しません。
-
98 山なみと屋根
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510754 ========== りる本を決めておくといいかもしれない。面白いエッセイを書く人だれかいるかな。調べてみようと思う。④「アートにとって価値とは何か」⑥「ピカソ」この辺は最近の僕の中でのアートブームを反映している。⑤「シャルトル大聖堂」これは、この間、透明水彩とペンで何か、建築の絵を描きたいなと思って描いたのが「シャルトル大聖堂」だったので、何となく、目が勝手にその文字を探したのだろう。ふと目に入った本に「シャルトル大聖堂」という文字があったので借りてきた。読むかどうかはわからない。だいぶ図書館に長居してしまった。他にもやることがある。次にファッションセンターしまむらへ行きパンツを買った。パンツだけ買うつもりだったけど、夏用の掛布団がないことに気づき、タオルケットも買った。なんかかわいい柄のを買った。マリメッコみたいな花柄のやつ。グレートーンですべすべしたやつだ。昨日はこれをかけて寝たけど、いい感じだった。そして、そのしまむらの向かいにあるマックでマックシェイク・バニラ・Mを買って、Mと半分こして飲んだ。久しぶりのマックシェイク。冷たくておいしい。夏を感じる。なんとなく、僕の中では図書館というのも夏を感じる要素である。外で汗かくような仕事をして、家に帰って昼間からシャワーを浴びる。田んぼも水だからか、田んぼの仕事をした後はいつもプールに入ったあとのような感覚になる。冷たい飲み物をのむ。図書館に長居する。マックシェイクを飲む。タオルケットを買う。なんかすごく、夏というものが凝縮されたような1日だった。梅雨もそろそろあけそうだ。つぐはるはプリンターの上で寝るのが好きだ。ときどき、びくっとするのだけれど、このあいだはその挙動がかなり大きくて飛び上がるくらいだった。それで天井に頭をぶつけていたので、大丈夫か?と心配していたけれど、本人は痛くもなんともないようで、戸惑ったような、驚いたような顔をしていた。何が起きたか理解していないようだった。そしてそのまますぐに寝返りを打って寝てしまった。猫がうちに来てそういえば、昨日で1年だったようだ。来た頃はめちゃくちゃ小さくて不安そうだった。僕もちゃんと育ってくれるか、変なもの飲み込んだりしないか、と不安だったけれど、そんな心配をよそにちゃんと成長し、だいぶ太々しさも増してきたような気がする。つぐはるという名前にした。つぐはる、というのは藤田嗣治からもらった名前。鼻下にちょび髭みたいな黒い模様がある。その髭模様をみて、Mが「つぐはるにしよう」といった。僕も好きな画家だし、いいなと思ったので、そう決まった。僕とつぐはるは何か似ているらしい。自分ではよくわからないけれど、何人かに言われた。僕とMもよく似ているらしく、時々兄妹と間違われる。それも自分たちではよくわからない。つぐはるはプリンターの上とか、冷蔵庫とか電子レンジの上とかが好きだ。箱の中も好きだ。結構 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510760 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
-
99 窓辺のつぐはる
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510757 ========== 僕らを笑わせてくれる。いまもプリンターの上に寝そべっている。うちには何故かプリンターが3台あって、メーカーが全部違うのだけれど、キャノン、エプソン、ブラザーとあって、つぐはるのお気に入りはブラザーだ。A3判まで印刷できる大きな奴だ。きっと広くて寝そべりやすいのだろう。色も白黒でつぐはると同じカラーリングだ。つぐはるの足の裏には黒い模様がある。5ミリくらいの大きさの丸い模様。猫が成長するに伴ってその模様も大きくなった。しっぽは短い。そして折れ曲がっている。おでこの眉の部分の毛が薄い。抜けた毛をまるめるとグレーの毛玉になる。八割れの八の感じが絶妙なバランスだ。目がちょうどかかるくらいでほかのハチワレ猫と見比べてもうちの猫が一番かわいいと思う。鼻は黒い。家猫で外には出たことがない。そのことをつぐはるはどんな風に感じているのだろう。外に出たいのだろうか、時折、窓辺に座って外を眺めているけれど、何を考えているのだう。寂しがり屋だ。僕らが少し外出して誰も家にいない時間があると、帰ってきた瞬間からみゃーみゃーと鳴いて、頭を足にこすりつけてくる。猫がいて、僕らは救われていると思う。知り合いの古本屋の飼っている猫が生んだ子猫のうちの一匹を譲りうけたのだけど、ほかの兄弟たち3 匹はまだその古本屋さんの家にいる。彼らは外も出歩いているようだ。そのことをどう思うのだろうか。他の兄弟たちと暮らしはずいぶん違うだろう。田んぼの草とりをする。一歩ごとに水温も違うし、泥の表面の感じもちがう。水の流れが影響しているように思う。水の流れが緩やかで滞っているような場所は水温が高く、それに伴って雑草の量も多いようだ。逆に水が流れているところでは水温が低く、雑草の量も少ない。少ないけれど、それらは地面に根を深く張っているようで、引き抜こうとしてもプチプチと千切れてしまう。10時ごろから2時間ほど草取り作業をした。全体の半分くらい進んだけれど、太ももがもうパンパンになった。ちょっと頑張りすぎたかもしれない。はじめのうち、片手にバケツを抱え引き抜いた雑草をその中に入れ、溜まったら田んぼの外へ捨てるという方式でやっていたけれど、途中から引き抜いたものは泥の中に埋めてしまうように変更した。それでだいぶスピードアップした。お隣さんと少し話をした。Mは家に籠ってペンレストを磨いている。このごろ引きこもりが加速しているようだ。Mがキュウリの煮物を作っている。あれ、この話はもう書いたかな?書いたそばからそのことについて忘れていってしまう質なので、もうわからなくなってる。夏が近づき、いろんな人にきゅうりを頂く。大変ありがたいことなのだけれど、残念ながら僕はきゅうりが苦手だ。ずっと前からそうだ。何度も食べてみたりはしたけれどどうしても食べられない。あのなんとも言えない青臭さが苦手だ。だからもらったきゅうり 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510761 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
-
100 曇天の渓谷
¥9,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510760 ========== を食べるのはうちではMの担当だ。しばらくボリボリと生で食べていたけれど、だいぶ食べて飽きてしまったようで、今度は何か調理してみることにしたらしい。そしてキュウリ1キロを使って煮物をつくったらしい。皮をむいて、白っぽくなったそれはキュウリではないような見た目をしていた。あんまり食べる気にならなかったけれど、味もキュウリっぽくないよ、という風に言われたので一口だけ齧ってみた。だいぶ長い時間煮込んだらしく確かにキュウリではないみたいな感じだ。けれど、やっぱり僕の苦手な味がする。飲み込めなくって吐き出してしまった。もうこんなにまでしてわざわざキュウリを食べる必要もないんじゃないかという気がするので、もう僕にキュウリを食べさせようとする人々にはもう諦めてもらいたいものだ。Mと色々して遊んだ。草取りを頑張りすぎたのか、体が重い。太ももが筋肉痛だ。小学校に行った。工事が終わり、洋式便器の数が増えたのでちょっと掃除が大変になった。筋肉痛で重たい体に鞭打ってなんとか終わらせる。そのあとずっと眠たくって眠る。それからなんとなく生活のリズムが崩れ、絵も文章も少しお休みしていた。夕方ものすごく強い雨が降った。雷がなって、バケツをひっくり返したような、という比喩はこういう時に使うんだろうな、と思うような雨が降った。つぐはるもおびえているのか何なのかわからないけれどそわそわしている。窓辺で光る空を眺めているから、案外面白がっているのかもしれない。歯医者に行った。小型の高圧洗浄機みたいな機械で全体をきれいにしてくれた。洗浄中、「痛いときとか、しみる時には手をあげてくださいね」と言われた。下の真ん中あたりの歯の裏側み水を当てている時、なんかちょっと痛い感じがしたので、手をあげるとよっぽど痛がっているように見えたのか、「大丈夫ですかっ!今いっかい椅子起こしますねっ!!大丈夫ですかっ!」と歯科衛生士の女性は慌てた様子。なんかすみません。そこまで痛かったわけではないです。ただ、ちょっと痛かったんで、虫歯とかですか?と聞きたいなと思って……。結局歯石がたまっていて、それをはがすときにちょっと痛いだけらしく、なんかもう、大げさですみませんって感じになった。そのあと痛くてもなんも言わないようにした。歯医者の帰りに生協の200円券を使って、COOP でポテチとシュークリームを買って車の中で食べた。食べてる途中から、雲行きが怪しくなり、雷ゴロゴロ、雨ポツポツ。ポテチを食べ終わる頃にはザァーと降って視界が悪い中をなんとか運転して家に帰った。家に帰って、Mに歯医者さんでのことを話した。Mの場合は多少痛くても我慢するらしい。普通そうなんだろうか、僕はちょっと痛かっただけでもすぐ言っちゃう。草取りの筋肉痛が長引いている。30歳を目前にして体力が落ちているのだろうか。だるくて何もしたくなかったので、小学校もお休 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510771 ======= 画材:キャンバス、油彩 サイズ:273×220mm ※額縁は付属しません。
-
101 姫栗の坂
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510761 ========== みして昼寝。昼間に1時間だけゆずのお手伝いに行く。4人も人がいて、1時間かからずあっけなく仕事が終わってしまう。僕ら二人だけでもよかったなという感じ。それが終わってからお店の片付けに行きたかったけど、雷がゴロゴロなっていて、雨雲レーダーによれば雨は降らない感じではあったのだけれど、どう見ても降りそうな空模様だったのでお店に行くのはもやめておいた。その後、Mと映画を見ていると、やっぱりひどい雨。最近こんなんばっかりだ。見た映画は坂元裕二の「花束みたいな恋をした」。結構面白かった。いや、だいぶ楽しめた。絹と麦の過ごした5年間の物語。結構、身に覚えのなくもないようなことも描かれているし、似たような思い出もMと積み重ねているような気もする。いつか僕らもあんな風な関係に変化していくのだろうか、などと考えてしまう。そういう物語をあんなおじさんが作ってるって所がおもしろい。この間みた「愛がなんだ」よりも僕はぜんぜん面白く見れた。映画館でみるよりももはやスマホでところどころMと話しながら見るくらいの方が楽しいかもしれないなんてことも思った。雨が小雨になってきたのでペンレストの納品に行く。キュウリ( やっぱりキュウリ!)とトマトやらズッキーニやらをもらった。夜にトマトのポタージュを作った。玉ねぎ、トマト、ナス、椎茸を細かく刻んで、そこに豆乳を入れ、塩コショウ、コンソメとニンニクを入れ、大きめのジャガイモを入れて、冷凍庫に残っていたハムも刻んで入れた。少しだけケチャップを入れた。酸っぱい感じがしたので砂糖も入れた。少し味が濃いかなという感じもあったけど、結構おいしくできた。カリカリのトーストとともに食べたい感じだった。風呂に入り、本を読んだ。「エドガー・ソーテル物語」分厚い本だけれど、こういう雰囲気の本は僕は好きだ。今後どのように展開していくのかに期待。またキットをいくつか注文してもらっている。あんまし告知を頑張ってないのに結構いい感じだ。もっと頑張りたい。夏はやっぱりアイスクリーム・スプーンがいいんじゃないかなと思う。何かアイデアを練って宣伝していきたい。一個、この間送ったスプーンキットの材料に不備があったらしく、検品にもっと気を遣わないとなと思った。そういえば、明日、僕は30歳になるらしい。特になんとも思わないような、やっぱり何かを思うような不思議な感じだ。ここ数日ゆっくり休んでいたので、だいぶ体も軽くなったような気がする。明日からまた、絵を描き文章を書く。木彫やら木工やらも変わらず時間を割いていく。額縁の金具も注文したし、そろそろ額縁作りたい。7月前半分の絵の出品もしたい。このごろまた一段階絵の次元が変わってきているような感じがする。いや絵は二次元か。しばらく描いていないので、またリハビリになるかもしれないけど、ぼちぼち続けていきたい。ポスターカラーみたいなのにも興味があ 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510773 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
-
102 おしながき
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510771 ========== る。アニメーションの背景みたいな絵だ。笠置町の風景をジブリの背景みたいな感じで描いてみたいなという気持ちもあるけど、そのシリーズに取り組むのは今ではないような感じがする。そのうち、スクーターの自賠責に再加入して原付で近所をふらふらしながら題材集めをしたい。猫が最近ビビリになったような気がする。ほんの少しの音でも体をビクッとさせる。この間、冷蔵庫の上に飛び乗ろうとして失敗したのが原因だろうか、それともこのごろ毎日のように夕方になると雷がなって、土砂降りが降るからだろうか。ご飯を炊いてタッパーに詰め、冷蔵庫に入れた。食器を洗った。明日はゴミ捨ての日だ。この間の月曜日に捨て忘れたので、忘れないようにしないと、と思ってアラームを7時半にかけた。3日捨て遅れたゴミはこの時期だいぶ臭う。起きる。散歩がてらゴミを捨てに行って、その帰りに田んぼを見てきた。草とりがもう少し残っているのだけれど、いつやろうか。苗はたぶん順調に育っている。家に帰り、朝ごはんを食べ、Mと二人でラジオ体操をしてから店の片付けに行った。ちょうどT さんもいて、鍵を返したりとかお金を払ったりとか色々と済ませることができて良かった。コーヒーを飲みながら「おしながき」を描く。何かというと、僕とMの誕生パーティーをどんな料理で祝うかという計画書のようなものだ。Mはピザを食べたいというのでピザ。そして、僕は誕生日といえば唐揚げを食べたいので唐揚げ。そして、やっぱり誕生日にはケーキ。あと飲み物はゆず果汁があるから、炭酸を買ってきてゆずネードにしよう。そして、梅ジャムもらったから梅ジャムヨーグルトも食べたい。そんな感じでメニューを決めた。余白に絵を描いておいたらいい感じになった。買い出しに行く。全部で2000円くらいだった。普段買わないような食材もたくさん買った。マッシュルーム、モッツァレラチーズ、冷凍のブルーベリー、ビスケットのマリーも買った。買いこんで家に帰る。さっそくケーキから作り始めた。パウンド型を使った四角いケーキにすることにした。本当は絵に描いたような三角形のイチゴのショートケーキがいいかなと思っていたのだけれど、近くのスーパーにもコンビニにもイチゴはもう置いてなかったので代わりに冷凍ブルーべリーを買ってきて、丸い型はもっていないので、四角いパウンド型を使うことにした。パウンドケーキのレシピを調べ、作り始める。小麦粉と砂糖と卵とが1:1:1の比率らしい。全部1ポンドずつ使うから「パウンドケーキ」と呼ぶことを初めて知った。初めて作ったけれど、美味しくできたと思う。ただ焼き加減はいまいちわからなくて、レシピに書いてある焼き時間の通りにしたら、なんだか全然内部が焼けていないような感じだったので、ずいぶんと焼き時間を追加してしまった。結果、表面が真っ黒に焦げた。でも苦くならなかったし、結局クリームを塗りたくる 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510774 ======= 画材:紙、ペン、コピック サイズ:297×210mm ※額縁は付属しません。
-
103 ひるね
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510773 ========== ので問題なかった。はじめからアルミホイルを上にかけて焼けばよかったのかもしれない。冷蔵庫に入れて、冷やしておいてあとでクリームと仕上げの盛り付けをすることにした。ケーキが完成した頃ちょうど昼になった。そうめんを茹でて食べた。そうめんの茹で時間が相変わらず難しい。なぜか塊みたいになった。茹ですぎなんだろうか。食後、お稲荷さんを作り始めた。揚げを煮ながら本を読んだ。「エドガー・ソーテル物語」面白い。まだまだ最初の方で叔父さんが帰ってきて、エドガーが野良犬を手懐けようとしているあたりを読んでいる。酢飯をつくろうと思って、家に普通のお酢がないことに気づいた。わざわざ買いに行くのも面倒なので、黒糖酢みたいな何かよくわからない甘めで酸味のまろやかなので代用した。「揚げの炊いたん」と酢飯を作っておいて、あとで包むことにした。少し昼寝をして、目が覚めたらもう15時。そろそろ今晩のメインディッシュを作り始めようかという話になり、台所に立つ。なんだか今日は一日中台所で過ごしているような気がする。小麦粉と砂糖、水、イースト、塩、油を混ぜて捏ねる、ピザの生地を作り始めた。ピザ生地も初めて作ったけど割とうまくいった。発酵時間が15分ほどでいいらしく、楽だなと思った。こね時間も短くすんだので、もっと頻繁にピザのようなものは作ってもいいかもしれない。トマトをつぶし、にんにくを入れ、しょうゆを少し入れ、砂糖を入れて、ピザソースを作った。とろみを出すためにコーンスターチを入れた。カスタードクリームを作るために買って来たものだけど、コーンスターチは案外使い勝手が良い。塩こしょうで味を調えて完成。そうこうするうちにピザ生地の方もいいかんじ。三分割して、手で伸ばした。耳の部分は厚めにのこしておいた。だいぶピザらしい姿になった。そこにピザソースを乗せ、マッシュルームやらズッキーニやら、ベーコンやらチーズやらチーズやらを乗せ、最高温に予熱したオーブンの中に滑りこませて10分焼く。オーブン2台を使って3枚焼いた。焼いている間に唐揚げを作り始める。ボウルに肉を入れ、焼き肉のたれで下味をつけ、小麦粉をまぶす。焼き肉のたれが甘めだったので割と甘い感じの唐揚げになった。しょうゆとニンニクで自分で味付けした方がおいしいのができたかもしれない。僕が揚げているあいだにMにゆずネードを作ってもらった。ゆず果汁10グラム、はちみつ30グラムをコップに入れ、それをお湯10グラムで溶いておく。そこへ炭酸水を200グラム入れてゆずネードの完成。いろんな比率を試したけど、僕的にはこれが一番おいしい。唐揚げがまだ揚げ終わらないうちにオーブンが鳴る。見てみるとまだ焼き色が薄いかなという感じだったので、数分ずつ追加した。バタバタするうちに全部の料理が準備できた。テーブルを片付け、ゆずネードに赤いストローを差し、ピザを並べ、唐 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510776 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
-
104 猫のスケッチ
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510774 ========== 揚げを皿に盛ってプチトマトを添えた。これで完成。なんか今日はずっと食べ物を目の前にしている。ピザが冷めないうちに食べ始める。ものずごくよくできた。ピザなんて、宅配のを頼んだら高いのに自分でつくればこんなにおいしいのを格安で食べられるなんて、やっぱり暇人っていいなと思う。時間さえあればお金はそんなになくても楽しく暮らしていけるような気がする。まぁ、本当を言えばもう少しお金は欲しい所ではあるけど、なんとなくお金のことはそのうちにどうにかなってくるんじゃないかなとなんて楽観的に考えてる。ピザを食べ、唐揚げをほおばり、ゆずネードでそれを流し込む。こんな幸せがあっていいのかと思う。案の定食べすぎた。食卓でMと二人、映画を見る。小泉京子が出ている「食べる女」という映画だ。一日中料理をして、食べ終わっておなかパンパンな状態で食べることをテーマにした映画を見る。そして、映画を見ながらお稲荷さんの酢飯を揚げにつめる作業をした。満腹すぎてもう食べ物をみたくない、というような状態で大量のお稲荷さんを包みながら、美味しそうな食べ物がたくさん出て来る映画を見る……。なんか、もう何をやっているのか自分でもよくわからなくなってくる。Mは途中でギブアップして揚げに酢飯を詰めるのを断念する結果となった。一つわかること、それは僕らは食べる人たちだ、ということだ。食べるのが好きで作るのが好きな人たちだ。おなかはパンパンで、ケーキまでたどりつけなかったので、ケーキは翌日に持ち越すことにした。明日はMの誕生日だ。宴は続く。配達の仕事があるけど、それが3時には終わる。家に帰って生クリームを塗り、冷凍のブルーベリーをのっけた。二人でそれをフォークでつつく。おいしい。幸せなひと時である。紅茶を飲む。ケーキを食べて昼寝した。寝る前に少しだけ本を読む。エドガー・ソーテル物語が面白い。風呂に入る。入ってすぐにインターホンが鳴り、保険証が郵送されてきた。慌てて服を着てサインをして受けとる。眼鏡してなかったのであんまし文字が見えなかった。もう一度湯舟に戻り、体を洗い終え、そろそろ出ようかとおもっていると、再びインターホン。今度はHちゃんからMへの誕生日プレゼントだった。風鈴だった。窓辺につるしてやったけど、あまり風がなく鳴らなかったので扇風機で風を当ててやる。チーン、チーンと良い音が鳴った。涼やかな音だ。このあいだ「花束みたいな恋をした」を見て知ったキノコ帝国という人たちの曲を布団に寝そべりながら聴いていると、「またまたまた」インターホンが鳴る。今度はお隣のおじいさんだ。キュウリとナスをもらった。電動の草刈り機を買ったらしいのだけれど、組み立てられないので助けてほしいとのこと。行って組み立てた。今日はなんともピンポンのよく鳴る日だ。マキタの電動草刈り機だった。組み立て終え、試しに刃を回してみるとすごく静 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510778 ======= 画材:紙、ペン、透明水彩 サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
-
105 白い塀
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510776 ========== かなのに驚いた。結構いいかもしれないなと思う。缶ビールとペットボトルのお茶をお礼にもらって帰宅した。昨日買った食材を使って晩ごはんをつくることにした。ベーコン、キャベツ、ズッキーニ、マッシュルームなどなどが残っていて、何となく洋風な食材が多かったので、ポトフを作ることにした。コンソメとニンニクで味をつけ、けっこういい感じにできた。食後にクリームを塗らずに残しておいたパウンドケーキを少し食べた。今日もおなかいっぱいだ。毎日こんな食事をしていたら、絶対すぐに太るな、なんて思いながら歯を磨き、布団に倒れこむ。Mと遊び、ねむる。あまりよく眠れなかった。こうして2日間にわたる宴は終わった。家でのこういう過ごし方が僕は好きだ。自分の食べたいものを自分で時間をかけて作り、食べる。こんなに贅沢な過ごし方があるだろうか。本当なら友人を呼んで、みんなで作って食べたいけど、コロナのこともあるしそういう訳にもいかないけれど、そのうちそういう会をやりたい。みんなに泊まりに来てもらって――いつになるだろう。でもMと二人でのパーティーもそれはそれで、というか、二人だから楽しめることもあって、気楽で、いい宴だったなぁと思う。ただ料理をするだけじゃなくて、お品書きを作ったのも結構よかったなと、二人だけのパーティーだけど、ちゃんと、いつもと違う雰囲気を作って、それを楽しむ。書いていて思い出したけど、僕の好きな建築家に宮脇檀というのがいるのだけど、その人もそんなようなことを本に書いていた。高校生のころから、彼の本をよく読んでいて、結構僕の中の奥深くまで彼の考え方がしみ込んでいるのかもしれない。建築は暮らしを入れる器なのだから、まずは建築の内容物である暮らしをちゃんと作りこまないといけない。外身ばっかり立派にしても虚しいだけだと思う。この2日間は僕なりの建築の実践だったのかもしれない。中身はだんだんと充実してきたという感じがする。そろそろその入れ物と向き合うことができるかもしれない。そんなことを思うけれど、懐具合を考えるとそれはまだだいぶ先のことのような気がしてくる。だいぶ久しぶりの投稿になってしまいました。文章を書く習慣がついてきたかなと思っていたのだけれど、何かの拍子に書かない日が続くと、書かない習慣がつくのはあっという間なものですぐに何事もなかったかのようにほったらかしになってしまう。そういういつものやつですね……。何事も物事を続けるというのは難しいものです。でも、その代わりといっていいのかわかりませんが、ここ3か月くらい絵を描くことは自然と無理なく続けられていて、何枚描いたのかはもうちょっとわかりませんが、3か月でたぶん150枚くらい絵を描いているようです。毎日毎日飽きもせずに絵を描いて、ちょっと彫刻のようなものにも手を出してみたりして、という今のような過ごし方は、なんとなく中学生・高校 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510779 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
-
106 坂道
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510778 ========== 生のころの夏休みを思い出します。絵を描いている時間でいうと、たぶんまだ学生のころの方が長かったのではないかと思うのですが、完成させている絵の枚数でいえば、今の方が圧倒的に多くなっています。高校の3年間で描いた絵の数をこの数か月で描いたのではないかなという気がします。高校生の頃はもっと大きい絵を描いていたとか、そのころは主に油絵を描いていて、今は主にアクリルガッシュというのを使ってるので、絵を乾燥させるのにかかる時間が短くなったとかいう画材の問題もあるのだろうけれど、これだけ毎日完成させ続けられるというのは、たぶんそれだけではなくて、もっと何か心理的なことに由来するのではないかなという気がしています。それはどういう心境の変化なのかはよくわからないのだけれど、たぶんこのごろテキトーさが増してきてるんだろうなと思います。まぁ、もともと結構いろんなことをテキトーにやってきてたのですが、なんていうか、まぁ、これでいいでしょ、みたいな基準がこのごろずいぶんと下がってきていて、それが良いのか悪いのかというと、まぁそれもよくわからない訳ですが、それでも、描いている本人としては、かなり楽に、愉しく描けていて、それはまぁ作品の良し悪しとは全く無関係なんだろうけど、とりあえず描き続けられるなというような気がしています。この文章も全くおんなじでとにかく思いついたことを思いついたままにキーボードを叩いているだけで、ろくに読み返したりもしないから文章はたぶんすごく読みにくいだろうし、誤字やら脱字やらなんやらが色々ひどいだろうと思うけれど、こんな文章でも書かないよりはなんかしら書いてあった方が、僕自身にとっては何か重要なことのように思うのでこうやって書いてみています。こんな風に文章を書き散らすのも、たぶんテキトーの精神によるものなんじゃないかという気がしていて、前だったらもうちょっと構成しようとか、これをテーマに書こうとか、そういう感じでパソコンとにらめっこしていたと思うのだけれど、この頃のぼくはこんな感じでとにかく量を作ってみるみたいな段階なんだなと思う。どうせ、たいして誰も読みはしないよ、と思えるというのは何かを作ろうと思った時には結構大事なことなんじゃないかなと思う。描いた絵をオンラインで販売してみたりしていて、何枚か買ってこれる人がいたりするのだけれど、え、この絵が売れたの、みたいなことがよくある。え、というのは、つまり、僕としてはそんなに良いとは思わない、という意味なのだけれど、そういう絵が売れたりする。というか、僕がいいと思ったものの方があんまり売れなかったりするから不思議で、まぁ、好みは人それぞれだから当然のことなのかもしれないけれど。そんなこともあって、とにかく、適当に、何かしらを自分の外側に出してみて、そんでもってそれを恥ずかしがらずに公開してみたりなんかす 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510782 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
-
107 稲刈り前
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510779 ========== ると、思わぬ反応がりあったりするので、もうとにかく出来の悪いと思えるものでもなんでもどこかへ放り投げておくのが正解なんじゃないか。完成度の高いものを、とか自分の納得したものを、とかまだ人に見せられるものじゃないとか関係ないんだなと、まぁ、そういうことは前々から思ってはいたけれど、行動に移せるようになったのはここ数か月のことのような気がする。このまま気楽な感じで適当に続けていって、数年後にいま書いているもの、描いているものを笑って読んだりみたりできたらいいななんて思う。いま書いているものはたぶん今の自分にしか書けなくて、それは絵でも同じで、まぁ、何を当たり前なことを今更という気もするのだけれど、たぶんいま書いている文章は下手だけど、たぶん数年後にもっと書けるようになった僕には書けないような何かなんだろうなということを思う。絵でも同じ。毎日絵を描いていると、あ、この絵を境に自分の中で何かが変わったな、とを思うような絵に出くわすことがある。自分で描いていて出くわすというのも変な言い方だけど、あ、変わった、みたいな瞬間とでもいうんだろうか、そういう一瞬がある。それを超えると、また表現の世界は広がる。24色の絵の具セットを買ったのだけれど、実際に絵を描く時に僕がよく使うのはその半分とか、もしかしたらそれ以下かもしれない。その限られた数の絵具で、ずっと絵を描いていたわけだけど、普段使わないような絵の具をなぜかその日は使ってみる気になって、描いてみると今までになかった色というか、まぁ、いままで使ってなかった絵の具を使っているわけだから当然と言えば当然なのだけれど、その瞬間に色の世界が広がるというか、絵が進む感覚というか、次の段階に進んだんだなというような瞬間がある。たぶん、毎日絵を描く中で、どの絵を描く過程でもそういうことが起きているのだろうと思うのだけれど、それがはっきりわかる瞬間というのがあって、そういうとき自分の成長を喜ぶかというと、そうではなくて、結構怖いなという感覚の方が僕の中では強い。たぶん絵を完成させるというのはそういことの積み重ねで、そういうことが積み重なった先にあるのはたぶん、昔描いていたような絵はもう描けない、と打ちひしがれたような状態があるんだろうなと思う。その色の世界の広さを知ると、もう、知らなかった状態には戻れない訳で、それは、ある意味でちょっと怖いことでもある気がする。絵は勝手に進む。昨日まで描けていたものを描けなくしてしまう。でもそれを怖がっていると何も描けない、書けないということになってしまう。たぶんこのごろ僕がたくさんの絵を描き、文章を書くことができるようになってきたのは、そういうことに対する恐怖心みたいなものが少なくなってきたということがあるんだと思う。恐怖心のようなものがなくなって、自分がどんな絵を描くようにな 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510782 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
-
108 庭文庫の坂
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510782 ========== るんだろいうという好奇心みたいなものが強くなってきているのか、変化し続ける自分の創作をそのまま自然に受け入れられるような余裕が生まれてきたということかもしれない。まぁ、描けなくなってもいいじゃんという風に適当に考えられるようになってきたということなんだろうと思う。これは僕だけなのか分からないのだけれど、本を読んでいて、面白いなと思うものほど、最後まで読み通せない、みたいなのがあって、もしかしたら、それはあんまりみんなに共感されないかもしれないけど、いいな、とかすごいなとかいう風に感銘を受けそうな本ほど途中で投げ出してしまうという癖が僕にはあって、その感覚に近いのだろうと思う。進むということの怖さみたいなものは僕にはあんましないんだと思ってたけど、そうでもないように思えてきた。仕事をやめるとか、新しい場所に引っ越すとか、そういうこと以上に製作を続けるなかで、新しい世界が開けるということは怖いことのような気がする。作家がよく自殺するのはそういう怖さのせいなんだろうか。たぶん今の僕くらいの適当さで続けていれば、すごく健康に長生きできるんじゃないかなという気がする。仕事もたいしてせず、好きなことしかしないで、人にもほとんど会わず、絵を描いて木を削って、文章を書いて、どれも大した作品ではないけれど、まぁ、本人はそれなりに楽しんでいて、そういう風にこの先もずっと暮らしていけたら、まぁ、たぶんそんなに悪くない人生なんじゃないかなという気がする。だいぶいろんな人が絵を買ってくれたおかげで、新しい画材を色々と注文したので、たぶん僕の絵はまだまだ進んでいくんじゃないかなという気がします。どんな風に進むのかわかりませんが、それを適当に楽しんでいきたい。このあいだ世界堂のオンラインショップで注文した、キャンバスと油絵具はいつ届くだろう。amazon やらヨドバシやらが、やたらめったら早く届けるせいで、随分遅いように感じてしまうけれど、これが普通のことなんだと思う。あと、最近、blenderという3 D モデル作成ソフトをいじって遊んでいる。なかなか癖のあるソフトな気がするけれど、3日くらいいじってたら、だいぶわかってきたような気がする。これで美術館を設計して、その中でオンライン展覧会をやってみたいなというのが、最近思っていること。絵の製作と並行して取り組む。作ったモデルをどんな方法で公開するのがいいか、考えているところだけど、何がいいだろうか、Unity で自分で作ってみるのもいいかもしれないなんて思ったりしてる。朝、6時ごろにぱっちり目が覚めたので、そのまま絵を描き始める。Twitterで写真を送ってもらっていた猫の絵だ。購入前提でとのことだったので少し緊張というか気負いのようなものが生まれてしまい、悩みながら描いたけれど、最終的には上手くまとまったんじゃないかなという仕上がりになった。朝ごはんは何を食 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510786 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
-
109 庭文庫の庭
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510782 ========== べたっけかな、今日はあんまり色んなことがあったもんだから、ちょっと覚えていない。とにかく、朝ごはんを食べて、それから額縁を作った。Mに今朝描いた絵の出品作業をお願いした。額縁も販売開始してみた。先日買った額縁用の紐はなんだかあんまり良くないみたいだった。もしかしたら、絵の大きさに対して丈夫すぎるのかもしれない。紐の芯としてワイヤーが入っているのだけれどそのワイヤーと紐の繊維とが分離しやすいというか、端っこからどんどんほつれ始めるのが釈然としない。少し試して、結局は家にあった別の紐を使うことにした。額縁用の紐の結び方をネットで調べて、その通りにやってみるときっちり結べた。作りかけになっていた額縁3個のやすり掛けをし、ガラスコート塗料を塗った。1日乾燥させて、明日、裏板を作り金具を取り付けて完成の予定。Mと相談しながら、額縁の販売価格を決定した。ネットで売るので、郵送するのに送料がいくらかかるかな、と調べてみるとなんと、サイズ的にはクリックポストという方法で送れるらしいことが分かった。日本全国200円あれば送れる。ただポストに投函されるので水に濡れる可能性がなくもない、ということで、一応、注文の際にゆうパックと、クリックポストの2つの方法から選べるようにMが設定してくれた。額縁にぴったりのサイズの段ボールもMが見つけて発注してくれた。明日届くらしい。届くといえば、先日、世界堂のオンラインショップで注文した画材達も発送されたらしい。ワクワクである。届いたらとりあえずキャンバスを張ろうと思う。キャンバスを張るのはたぶん12年ぶりということになると思う。14時頃、おなかがすいたのでふりかけご飯を食べる。最近の昼食はこんな感じだ。その後、ペンレストの切り出し作業をした。たぶん1時間か1時間半かそれくらい。Mにヘッドホンを借りて、学生時代によく見ていた「山田玲司のヤングサンデー」を流しながら作業した。以前から気になっていた横山大観の回を流しながらの作業。やっぱり面白い。横山大観は東京美術学校の1期生ということだ。もともと彼は洋画家に鉛筆画を習っていたので、入試の時にも洋画を受けるつもりだったけれど、いざ入試の日になると洋画の方が倍率が高そうで受かる見込みがあまりなさそうだった。ということで、急遽日本画の試験を受けることにして、描き方もよく分からないから、周りの受験生の上手そうな奴の描き方を真似して描いてみたらなんか受かった。みたいなエピソードが紹介されていた。大観の写真が何枚か紹介されていて、彼の若いころのオドオドとした感じも、もう少し後の時期のめっちゃいい笑顔の感じもすごくいい写真だった。あの2枚は大観とはどういう人間なのかをすごく象徴的に表しているような感じがする。日本画の歴史は僕は全然分からない。それこそ、西の竹内栖鳳、東の横山大観、それくらいしか知らない。日本画 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510788 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
-
110 文机の上
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510786 ========== の歴史を少し勉強してみようかなという気になった。椎茸、油揚げ、タマネギ、ジャガイモ、チンゲンサイを入れたトマト味のスープを作って食べた。料理しているあいだ、Mが「ともだちは海のにおい」という本を傍で音読してくれた。いつだったか、庭文庫で紹介されていたのだけれど、その時にはちらっとしか見なかったので、あんまり良さがわかっていなかったけれど、これはいい本だと感じた。かなり、かなりいい本でぜひ手元に置いておきたいという気分になった。「かなり」という言葉が出て来る。僕は毎日練習しているから「かなり」だと思うよ。僕も毎日、本を読んでいるから、読書に関しては「かなり」だと思う。でも一人で読んでいるから、どのくらい「かなり」なのか分からないんだ。みたいなやり取りが出てきて、僕はそれがすごく気に入ってしまった。僕も「かなり」だとおもうよ、という言い回しを今後使っていくことにしたい。庭文庫にまだ在庫あるだろうか、今度行ったときに聞いてみようと思う。トマトスープを食べ、食後、今年漬けた梅酒を飲んでみた。Hちゃんにもらった素敵なペアグラスを使って少しだけ飲んだ。マイルドですごく飲みやすい。まろやかな感じというんだろうか、すごくよかった。少しずつ飲んでいきたい。梅酒を飲み風呂に入り、この文章を書き始めた。酒が入っているからか、すらすらと書ける。ここまでほとんどノンストップでキーボードを叩き続けている。ということで、今日はとりあえず、色んなことを頑張ったな、という感じ。がんばったがんばった、そして楽しんだ。それはかなりだと思うよ。朝描いた2枚の絵も売れたし、今日はとても良い1日。まだまだいろんなことが書けそうな気がするけれど、このまま良い気分のまま書き終えてしまおうと思う。では。本屋が好きだ。神保町の古本屋、都会の小洒落たセレクトショップのような本屋、家電量販店みたいに明るい大型書店、最寄り駅の心なしかホコリくさい本屋、あるいは全国各地のBOOK・OFF どれも良い。 僕は本屋が好きだ。そして本が好きだ。出会った瞬間、手に触れた瞬間にほしくてほしくてほしくて堪らなくなるような本というものが僕にはある。宮脇檀の真っ赤な表紙の図面集、あるいはマッキントッシュの薄手の作品集数冊、アントニオ・ガルシア・マルケスの「百年の孤独」、スタジオ・ムンバイという建築設計事務所の作品集――こうして書いているといくつかの本が思い出される。大学院生の頃、大学の裏手の門のすぐそばの部屋に住んでいた。ボロくて風呂はバランス窯だけど、比較的広くて日当たりの良い部屋だった。そこから稲毛の駅の方に歩いていくとブックオフがある。そこで塩野七海の「ローマ人の物語」の文庫本を揃えたし、「宇宙兄弟」をみんな立ち読みした。そういえば初めて僕がひとりで美術館に行ったのは、おそらく高校1年生の頃、つまり2006年か2007年に上野でやっていたコロー 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510789 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
-
111 眺め
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510788 ========== 展だろうと思う。その時も一通り展示を見た帰りに、大きな作品集を買って帰った。実家の近所にBOOK・OFF ができたのは僕が高校を卒業してすぐのことだ。近所といっても自転車で行くと30分ほどかかる。国道16号線沿いの比較的大きな店で、そこでも僕は例のほしくてほしくて堪らなくなるような本を見つけた。それは布地でおおわれた立派な箱に入っているかなり大型で分厚い本だ。背中の所には金文字でLE LOUBRE と書いてあって、 LOUBRE のL だけ他の文字と色が違ってブルーだった。それが本棚にずらりと数冊並んでいた。僕はそのうちの1冊を棚から引っ張り出して、開いてみる。それはルーブル美術館の作品を載せた図集で、その巻にはレンブラントが特集されていた。印刷は美しく、レンブラントの光と陰とが曖昧になった画面が再現されていた。僕はその本がすっかり気に入ってしまって、すぐに欲しくなった。値段を見ると1冊5000円だった。本当は棚にあった分を全て揃えたかったけれど、そんなお金はなくて、というか1冊分のお金も手元にはなくて、一度お金をとりに30分自転車をこいで家に帰り、お小遣いを握りしめて復路の30分もこいで、そうして手に入れた。そんないくつもの記憶が芋づる式に掘り起こされてくる。ざっと思い出せる範囲で書いてみて、僕がほしくなってしまう本の傾向としては、まず大きいこと。そして手触り感のようなものがある本ということになるだろう。そして内容は文字ベースのものよりも絵や図、写真を主にしたものが多い。 そんな風にして買った本も結構いまは手元にいものが多い。ルーブル美術館の本は大学の卒業旅行の資金の足しに、と近所のBOOK・OFF に売ってしまった。たしか3000円とかだった気がする。コローの作品集もたしか同じような感じで売ってしまったし、百年の孤独はメルカリで二束三文で売ってしまった。 いま思うとそういう思い入れのある本たちが手元にないのは寂しいけれど、でもそのときそのときには、お金が必要だったり、引っ越しで物理的に持っていくことができなかったりで仕方のない選択だったのかなという気もする。いつか手放した本をもう一度手にできたらいいなと思うとけれど、そんな日は来るだろうか。「手製本」という術のことを知った。「本を贈る」( 三輪舎)という本の中で笠井留美子さんの文章を読んだのがきっかけだ。手で本を作る技術のことをルリユールと呼ぶらしい。 本を自分で作れる、そんなことそれまで僕は思いもしなかった。さっそく図書館で手製本の方法について書かれた本をいくつか借りてきてやってみた。糸を使って縫っていく本や「角背上製本」というハードカバーの本などを作ってみた。本当にできた。自分にも本がつくれる。僕は絵を描くのが好きだし、本を読むのも好きだし、文章を書くのも結構好きだけれど、それらと向き合いながらいつも自分がつくりたいのはもっ 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510801 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
-
112 かえりみち
¥12,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510789 ========== と違う「何か」なんじゃないかという気がしていた。その「何か」が何なのかがそのときわかったような気がした。 それは「本」だったのだ。 いや、まだ正直に言うとよくわからない。本なのかもしれない、そんな感じ。 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510802 ======= 画材:キャンバス、油彩 サイズ:410×318mm ※額縁は付属しません。
-
113 空
¥2,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510801 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510805 ======= 画材:紙、アクリル絵具 サイズ:210×148mm ※額縁は付属しません。
-
114 空
¥9,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510802 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510807 ======= 画材:キャンバス、油彩 サイズ:273×220mm ※額縁は付属しません。
-
115 空
¥2,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510805 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510809 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:210×148mm ※額縁は付属しません。
-
116 空
¥2,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510807 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510812 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:210×148mm ※額縁は付属しません。
-
117 空
¥2,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510809 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510815 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:210×148mm ※額縁は付属しません。