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ZINE「色彩の海に浮かぶ島」
¥1,000
展覧会「色彩の海に浮かぶ島」の展示作品と、絵から想像を膨らませて書いた物語を収録したZINEです。
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No.1
¥100,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):675×795mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.2
¥38,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):342×433mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.3
¥38,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):342×433mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.4
¥5,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):152×152mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.5
¥5,000
SOLD OUT
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):152×152mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.6
¥5,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸)152:×152mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.7
¥5,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):152×152mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.8
¥5,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):152×152mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.9
¥5,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):152×152mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.10
¥5,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):152×152mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.11
¥5,000
SOLD OUT
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):152×152mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.12
¥21,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):298×378mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.13
¥40,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(外寸):455×378mm ※額縁は付属しません。 ※発送は展覧会終了後です
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No.14
¥30,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(外寸):647×323mm ※額縁は付属しません。 ※発送は展覧会終了後です
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No.15
¥40,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(外寸):474×368mm ※額縁は付属しません。 ※発送は展覧会終了後です
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No.16
¥7,000
SOLD OUT
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):346×296mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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No.17
¥100,000
JUNOTA個展「色彩の海に浮かぶ島」にて展示した作品です。 サイズ(額縁を含む外寸):770×770mm ※額付きの価格です。 ※発送は展覧会終了後です
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「暮らしの実景」風景画文集
¥7,200
在庫は随時追加します。 ご一緒に在廊日記もぜひ。 https://junota.base.shop/items/84542394
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1 こっちこっち
¥50,000
冬の散歩 玄関の戸を開けて外に出る。 外気に包まれ全身の皮膚がキュッと引き締まるのを感じる。閉じた毛穴を無理やりこじ開けようと無数の冷たい空気の粒がぶつかってくるせいで顔の表面がピリピリする。一瞬、今日は歩くのを止めにして車にしようかという考えが頭をよぎったけれど、燦燦と輝く太陽を見上げて何とか気を取り直す。鍵を掛け、さむいさむい......と呟きながら僕たち2人は歩いて近所の郵便ポストを目指す。先日売れた絵を散歩がてら出しに行くのだ。このごろは家に引き籠っていて灯油ストーブが吐き出す濁った空気ばかりを吸っているからか、外の空気は妙に澄んで感じられ、肺の末端まで酸素がしみ込んでくるみたいだった。 両側を田んぼに挟まれた道を抜けて、農協のビニールハウスの前まで出る。遠くに見える山の上の方には白く雪が積もっている。山肌のひだがいつもより細かくくっきりと見える気がする。手前に生えている木々はいつもより黒ずんで、ペラペラな薄い紙を張り付けたように見える。梅畑に細かい枝が積んである。最近剪定したのだろう。製茶工場はいつものようにひとけがなく、少し不気味な雰囲気をまとっている。中学校の冬のプールはの水面は青緑色をしていてとても深そうだ。もしかしたら表面は何センチか凍っているのかもしれないけれど、よくわからなかった。プールサイドの床材はべろりと剝がれかけている。授業中だろうか、とても静かだ。遠くで鳥が鳴いている。行き交う車の音が聞こえる。川の流れる音が聞こえる。木材をいっぱいに積んだトラックの振動が伝わってくる。 バス停を通り過ぎ、橋を渡った先にたこ焼き屋さんがある。その店の駐車場の端っこに立てられた真っ赤なポストに絵の包みを投函して、これでひと仕事がおわった。帰路は川沿いを歩くことにする。だばだばと白いしぶきをあげながら、淡い青緑色の水が流れていく。数分後には木曽川のゆったりした流れに合流するはずだ。水面から顔を出している大きな岩の上を名前の知らない(けどよく見る)小さな白い鳥が歩き回る。水がかかったのか、立ち止まって尾羽を震わせている。僕らが近づくとふわりと飛び上がって、近づいた分だけ離れて着地した。そしてまた細い脚をちょこちょこと動かして歩き回る。僕たちは立ち止まり、その姿を眺める。耳を澄ます。水の塊が岩にぶつかって砕ける音、いくつもの水滴が一瞬の宙を経た後に再び本流へ戻るときにたてる音、水が岩の表面をなでる音。川底で小さな石ころが転がる音。もしかしたら大きな石が地面と擦れる音も混ざっているかもしれない。そういう聞き分けることので.... 続きを読む→https://junota.base.shop/items/79412454 ======= 画材:木製パネル、油彩 サイズ:910×727mm ※額縁は付属しません。
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2 交差点
¥5,000
ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ========== きない幾つもの音が重なり合ってできる川の流れる音、僕らが借りている家はこの川沿いに建っているので、この川の音が僕らの暮らしの背景には常に流れている。住み始めた当初は夜に寝る時に気になったけれど、すぐに慣れた。3年経った今となっては、音が鳴っているという意識もあまりない。夏の大雨の時には岩がぶつかり合ってカチンカチンと音を立てる。気になるのはその時くらいだ。 僕たちが借りている小さな田んぼまで戻ってきた。家はもうすぐそこだ。熟れに熟れた柿がぶよぶよになって枝にぶら下がっている。冬になって食べ物が見つかりにくくなったからか、今まで見向きもしなかったその実を一羽のカラスがつついている。彼(かどうかはわからないけれど)も僕らが近づくと飛んだ。さっきの小鳥とは違ってそのままどこかへ飛び去って、すぐに姿は見えなくなった。家に着いた。ポケットから鍵を取り出す。かじかんだ指でカギを回す。指先は冷たいけれど、背中にはじっとりと少しだけ汗をかいている。 続きを読む→https://junota.base.shop/items/79412619 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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3 合流地点
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/79412454 ========== たまごコッペとお祭りと しとしと雨のふる朝、きのう焼いたパンにたまごを挟んで食べる。身支度をし、散っていく桜を横目に車を走らせ近所の神社へと向かう。今日は祭だ。 着くと道路脇に数台の軽トラックが並んでいる。もうすでに何人かは集まってるらしい。 僕らも準備を手伝おうと思い、玉串に紙垂を縛るの を教えてもらったのだけれど、いまいち上手にできず大して役には立たない。そうこうしているうちに神事がはじまる。 掛軸が吊るされた格子戸の向こうに本殿が透けて見える。そこに向けて、海のもの、山のもの、野菜や果物、酒や米などが供えられている。しん、と部屋は静まる。雨の音、神官さんの声、そしてそこにいる十数名の呼吸音だけがする。 「あれ、そういえば」その静けさを破るように神官さんがつぶやいた。 「ロウソクがない。おーい誰か、探してきて。」 「うーん、ないね」と誰となく答える。 「ない?」 「ないよ」 「そこの赤い鞄にないかな 」 「お、あったあった。マッチもある」 「でも燭台がない」 「燭台か」 「あ、おれ、燭台みたぞ。集会所にあった。」 「ほうか、じゃあ持ってくるの忘れたな。」 静寂はもどり、神事は続く。 「玉串が足らんな。」 「何枚?」 「3枚。」 「ほうか、じゃあもう一回お祓いして使うよ 」 「あ、2枚で良さそう」 「2枚ね」 「いや、3枚かな?」 「もういいよ、5枚ぐらいやっとこう」 そして神事は続く。 訪れる静寂。祝詞が読まれ、神事は終わる。 昨年も今年も直会はなく、各自お弁当をもらって家で食べる形式になっている。本当だったらみんなで飲み食いして、ワイワイガヤガヤ楽しむらしいのだけれど、残念ながら僕らはそれに参加したことはない。 余ったお餅と古代米をたくさん頂き、家に帰る。着くと、玄関先にお隣さんの姿があった。 「はい、少しだけど、これ。」と言って紙包みを渡された。 ものすごく美味しい、栗入り赤飯だった。お弁当と一緒に食べ、すこし昼寝をして、起きてから器を幾つか挽いた。 そんな春の1日。 続きを読む→https://junota.base.shop/items/79412929 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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4 早朝
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/79412619 ========== 代かきをした。2回目だ。この間やったのはいつだっただろう。確か5月の前半のことだ。去年自分たちが作った米の籾から、芽だしをして、苗にしていたのだけど、それがなかなか大きくならなかったので、田植えのタイミングがずれた。でも、もうさすがにそろそろ植えた方がいいんじゃないかという気がしてきたので、もう一度代かきをして、水曜日に植えることにした。逆算して、今日が代かきの日になる。 午前中に小学校にいって、掃除をして、ご飯を食べて、と色々したので午後から農作業をスタート。水が抜けてしまっていたので、水路の改良作業を最初にすることにした。田んぼの下手の方、田んぼの水が大きな水路に放流される手前の部分で、直径10センチくらいの黒い管を使って排水していたのだけど、それだと排水の量が間に合わずに水があふれてしまうということが頻発していたので、その管を掘り起こして水路の幅をひろげて、護岸を石で固める、みたいな作業をした。 そのうちに田んぼに水が溜まってきたので、代掻きをする。途中、Bさんが通りかかり、耕運機の設定を変えた方が良いと教えてくれた。ロータリー変則は高速にして、ギアは1速。ロータリーの刃はあんまり出さずに、土の表面5センチくらいを混ぜるくらいに浅く浅くかき混ぜる。 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510439 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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5 泥の中を歩く
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/79412929 ========== 田んぼの草とりをする。一歩ごとに水温も違うし、泥の表面の感じもちがう。水の流れが影響しているように思う。水の流れが緩やかで滞っているような場所は水温が高く、それに伴って雑草の量も多いようだ。逆に水が流れているところでは水温が低く、雑草の量も少ない。少ないけれど、それらは地面に根を深く張っているようで、引き抜こうとしてもプチプチと千切れてしまう。10時ごろから2時間ほど草取り作業をした。全体の半分くらい進んだけれど、太ももがもうパンパンになった。ちょっと頑張りすぎたかもしれない。はじめのうち、片手にバケツを抱え引き抜いた雑草をその中に入れ、溜まったら田んぼの外へ捨てるという方式でやっていたけれど、途中から引き抜いたものは泥の中に埋めてしまうように変更した。それでだいぶスピードアップした。お隣さんと少し話をした。 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510440 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。