99 窓辺のつぐはる
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僕らを笑わせてくれる。いまもプリンターの上に寝そべっている。うちには何故かプリンターが3台あって、メーカーが全部違うのだけれど、キャノン、エプソン、ブラザーとあって、つぐはるのお気に入りはブラザーだ。A3判まで印刷できる大きな奴だ。きっと広くて寝そべりやすいのだろう。色も白黒でつぐはると同じカラーリングだ。つぐはるの足の裏には黒い模様がある。5ミリくらいの大きさの丸い模様。猫が成長するに伴ってその模様も大きくなった。しっぽは短い。そして折れ曲がっている。おでこの眉の部分の毛が薄い。抜けた毛をまるめるとグレーの毛玉になる。八割れの八の感じが絶妙なバランスだ。目がちょうどかかるくらいでほかのハチワレ猫と見比べてもうちの猫が一番かわいいと思う。鼻は黒い。家猫で外には出たことがない。そのことをつぐはるはどんな風に感じているのだろう。外に出たいのだろうか、時折、窓辺に座って外を眺めているけれど、何を考えているのだう。寂しがり屋だ。僕らが少し外出して誰も家にいない時間があると、帰ってきた瞬間からみゃーみゃーと鳴いて、頭を足にこすりつけてくる。猫がいて、僕らは救われていると思う。知り合いの古本屋の飼っている猫が生んだ子猫のうちの一匹を譲りうけたのだけど、ほかの兄弟たち3 匹はまだその古本屋さんの家にいる。彼らは外も出歩いているようだ。そのことをどう思うのだろうか。他の兄弟たちと暮らしはずいぶん違うだろう。田んぼの草とりをする。一歩ごとに水温も違うし、泥の表面の感じもちがう。水の流れが影響しているように思う。水の流れが緩やかで滞っているような場所は水温が高く、それに伴って雑草の量も多いようだ。逆に水が流れているところでは水温が低く、雑草の量も少ない。少ないけれど、それらは地面に根を深く張っているようで、引き抜こうとしてもプチプチと千切れてしまう。10時ごろから2時間ほど草取り作業をした。全体の半分くらい進んだけれど、太ももがもうパンパンになった。ちょっと頑張りすぎたかもしれない。はじめのうち、片手にバケツを抱え引き抜いた雑草をその中に入れ、溜まったら田んぼの外へ捨てるという方式でやっていたけれど、途中から引き抜いたものは泥の中に埋めてしまうように変更した。それでだいぶスピードアップした。お隣さんと少し話をした。Mは家に籠ってペンレストを磨いている。このごろ引きこもりが加速しているようだ。Mがキュウリの煮物を作っている。あれ、この話はもう書いたかな?書いたそばからそのことについて忘れていってしまう質なので、もうわからなくなってる。夏が近づき、いろんな人にきゅうりを頂く。大変ありがたいことなのだけれど、残念ながら僕はきゅうりが苦手だ。ずっと前からそうだ。何度も食べてみたりはしたけれどどうしても食べられない。あのなんとも言えない青臭さが苦手だ。だからもらったきゅうり
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画材:紙、アクリルガッシュ
サイズ:272×192mm
※額縁は付属しません。
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