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110 文机の上

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の歴史を少し勉強してみようかなという気になった。椎茸、油揚げ、タマネギ、ジャガイモ、チンゲンサイを入れたトマト味のスープを作って食べた。料理しているあいだ、Mが「ともだちは海のにおい」という本を傍で音読してくれた。いつだったか、庭文庫で紹介されていたのだけれど、その時にはちらっとしか見なかったので、あんまり良さがわかっていなかったけれど、これはいい本だと感じた。かなり、かなりいい本でぜひ手元に置いておきたいという気分になった。「かなり」という言葉が出て来る。僕は毎日練習しているから「かなり」だと思うよ。僕も毎日、本を読んでいるから、読書に関しては「かなり」だと思う。でも一人で読んでいるから、どのくらい「かなり」なのか分からないんだ。みたいなやり取りが出てきて、僕はそれがすごく気に入ってしまった。僕も「かなり」だとおもうよ、という言い回しを今後使っていくことにしたい。庭文庫にまだ在庫あるだろうか、今度行ったときに聞いてみようと思う。トマトスープを食べ、食後、今年漬けた梅酒を飲んでみた。Hちゃんにもらった素敵なペアグラスを使って少しだけ飲んだ。マイルドですごく飲みやすい。まろやかな感じというんだろうか、すごくよかった。少しずつ飲んでいきたい。梅酒を飲み風呂に入り、この文章を書き始めた。酒が入っているからか、すらすらと書ける。ここまでほとんどノンストップでキーボードを叩き続けている。ということで、今日はとりあえず、色んなことを頑張ったな、という感じ。がんばったがんばった、そして楽しんだ。それはかなりだと思うよ。朝描いた2枚の絵も売れたし、今日はとても良い1日。まだまだいろんなことが書けそうな気がするけれど、このまま良い気分のまま書き終えてしまおうと思う。では。本屋が好きだ。神保町の古本屋、都会の小洒落たセレクトショップのような本屋、家電量販店みたいに明るい大型書店、最寄り駅の心なしかホコリくさい本屋、あるいは全国各地のBOOK・OFF どれも良い。 僕は本屋が好きだ。そして本が好きだ。出会った瞬間、手に触れた瞬間にほしくてほしくてほしくて堪らなくなるような本というものが僕にはある。宮脇檀の真っ赤な表紙の図面集、あるいはマッキントッシュの薄手の作品集数冊、アントニオ・ガルシア・マルケスの「百年の孤独」、スタジオ・ムンバイという建築設計事務所の作品集――こうして書いているといくつかの本が思い出される。大学院生の頃、大学の裏手の門のすぐそばの部屋に住んでいた。ボロくて風呂はバランス窯だけど、比較的広くて日当たりの良い部屋だった。そこから稲毛の駅の方に歩いていくとブックオフがある。そこで塩野七海の「ローマ人の物語」の文庫本を揃えたし、「宇宙兄弟」をみんな立ち読みした。そういえば初めて僕がひとりで美術館に行ったのは、おそらく高校1年生の頃、つまり2006年か2007年に上野でやっていたコロー

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画材:紙、アクリルガッシュ
サイズ:272×192mm
※額縁は付属しません。

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