95 無題
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という体験はないように思う。まったくないと言ってしまうとそんなことはないという気もするけれど、絵をみて泣いたり、どうしようもないくらいに心を動かされたりという体験はしたことがない気がする。絵を描くのは好きで、毎日絵を描いているわけだけれど、それでいいのだろうかというような気が最近したりもする。楽しいのであればそれだけで続ける理由としては十分なのだろうけれど、何か、それ以上のことをものを作るという行為に僕は求めてしまっているのかもしれない。建築を学んでいて、建築の歴史の方面に進もうと思ったのも根底にはそんな気持ちがあるような気もする。つまり、建築物そのものをみて感動するということが僕には出来ない。その建築物の背景にある物語を通してしか僕は建築というものを楽しむことができない、そんな風に感じていて、僕は建築をもっと楽しみたいという風に思っていて、それで、歴史の世界をかじってみたわけだ。結果はどうだっただろう。僕は建築の楽しみ方が分かっただろうか。学ぶ前よりはましかもしれない。もちろん、プロポーションがきもちいいとか、形態のおもしろさみたいなことは感じるわけだけれど、それが僕にどれだけの影響を与えているのかというとちょっと微妙な感じがするというわけだ。もちろん、鑑賞と創作は違うわけだから、作り手が優れた鑑賞者である必要はないのだけれど、自分が作っているもの、生み出しているものの意味って何なんだろうと思ったりもしてしまう瞬間があったりする。何かを強烈に表現したいとか、世の中に訴えたいことがあるかというと、僕にあるのかいまいちわからない。少なくとも、絵を描いたり、文章を書いたりという行為はそれらを表現する手段ではないように思える。僕はなんのために絵を描くのだろう。そんなものは必要ないのだろうか。描き続けられるのであれば、それは必要ないことのようにも思うのだけれど、時々、そういうことを考えてしまって、そのうちにそういう考えに取りつかれてしまって、何も描けない、なんていうことになってしまうのではないかという気もする。文章にしてもそうだ。たぶん僕には何か枠組みのようなものが必要なんだと思う。まったく脈絡のない創作を続けていると、これってなんなの、みたいな感覚になっていってしまう気がする。しばらくテーマを決めてそのテーマに沿って描いてみる、書いてみることが必要かもしれない。しばらくそれに沿って作って、まとまったら、それらをまとめて「何か」として提出するイメージで作っていくといいかもしれない。その時に一番興味のあるものを、例えば、動物なら動物を、風景なら風景を、ある程度まとまった量用意して、展示にしてもいいし、ネット上で記事にまとめてもいいし、みたいな感じでやるのがいいのではないかという気がする。今のところ、動物シリーズはありかもしれない。もっと絞って猫シリーズで
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画材:紙、アクリルガッシュ
サイズ:192×272mm
※額縁は付属しません。
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