104 猫のスケッチ
¥5,000 税込
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揚げを皿に盛ってプチトマトを添えた。これで完成。なんか今日はずっと食べ物を目の前にしている。ピザが冷めないうちに食べ始める。ものずごくよくできた。ピザなんて、宅配のを頼んだら高いのに自分でつくればこんなにおいしいのを格安で食べられるなんて、やっぱり暇人っていいなと思う。時間さえあればお金はそんなになくても楽しく暮らしていけるような気がする。まぁ、本当を言えばもう少しお金は欲しい所ではあるけど、なんとなくお金のことはそのうちにどうにかなってくるんじゃないかなとなんて楽観的に考えてる。ピザを食べ、唐揚げをほおばり、ゆずネードでそれを流し込む。こんな幸せがあっていいのかと思う。案の定食べすぎた。食卓でMと二人、映画を見る。小泉京子が出ている「食べる女」という映画だ。一日中料理をして、食べ終わっておなかパンパンな状態で食べることをテーマにした映画を見る。そして、映画を見ながらお稲荷さんの酢飯を揚げにつめる作業をした。満腹すぎてもう食べ物をみたくない、というような状態で大量のお稲荷さんを包みながら、美味しそうな食べ物がたくさん出て来る映画を見る……。なんか、もう何をやっているのか自分でもよくわからなくなってくる。Mは途中でギブアップして揚げに酢飯を詰めるのを断念する結果となった。一つわかること、それは僕らは食べる人たちだ、ということだ。食べるのが好きで作るのが好きな人たちだ。おなかはパンパンで、ケーキまでたどりつけなかったので、ケーキは翌日に持ち越すことにした。明日はMの誕生日だ。宴は続く。配達の仕事があるけど、それが3時には終わる。家に帰って生クリームを塗り、冷凍のブルーベリーをのっけた。二人でそれをフォークでつつく。おいしい。幸せなひと時である。紅茶を飲む。ケーキを食べて昼寝した。寝る前に少しだけ本を読む。エドガー・ソーテル物語が面白い。風呂に入る。入ってすぐにインターホンが鳴り、保険証が郵送されてきた。慌てて服を着てサインをして受けとる。眼鏡してなかったのであんまし文字が見えなかった。もう一度湯舟に戻り、体を洗い終え、そろそろ出ようかとおもっていると、再びインターホン。今度はHちゃんからMへの誕生日プレゼントだった。風鈴だった。窓辺につるしてやったけど、あまり風がなく鳴らなかったので扇風機で風を当ててやる。チーン、チーンと良い音が鳴った。涼やかな音だ。このあいだ「花束みたいな恋をした」を見て知ったキノコ帝国という人たちの曲を布団に寝そべりながら聴いていると、「またまたまた」インターホンが鳴る。今度はお隣のおじいさんだ。キュウリとナスをもらった。電動の草刈り機を買ったらしいのだけれど、組み立てられないので助けてほしいとのこと。行って組み立てた。今日はなんともピンポンのよく鳴る日だ。マキタの電動草刈り機だった。組み立て終え、試しに刃を回してみるとすごく静
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画材:紙、ペン、透明水彩
サイズ:272×192mm
※額縁は付属しません。
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