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46 室内
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510508 ========== た。家族はそれぞれ4人家族です。トランプの国の人たちはみんな仲良しなので、みんなで海に遊びに行くことにしました。水に濡れるのが嫌だ、という人がいたのでその遠足に参加したのは6 家族だけでした。つまり、6×4で24枚のカードたちです。岐阜県には海がないので、みんなでかなりの距離を歩いて移動します。とりあえず静岡の海を目指すことになりました。途中、いろんなことがありましたが何とかみんな無事に到着しました。泳いだり、砂浜でビーチバレーをしたり、砂山に棒を立てて、棒を倒さないように砂をかきとるゲームをしたりして過ごしました。そうそう、ジョーカーのふたりはいたずら好きでみんなに嫌われているので、その遠足には呼ばれませんでした。でもジョーカーは本当はすごく寂しがり屋で本当はみんなと仲良くしたかったので、こっそりついてきていました。遠くから見ていたのですが、突然、ピュッと突風がふいてトランプのみんなは飛ばされ、みんな砂浜に裏向きにぺったりと張り付いてしまいました。これは、トランプの国のルールなのですが、裏向きに地面に張り付いたカードは勝手に起き上がってはいけません。必ず誰かにめくってもらわないといけないのです。なぜかって?トランプが自分勝手に表にかえってしまったらゲームが成立しなくなってしまうからです。そこで、離れたところにいて、無事だったジョーカーのふたりはここぞとばかりに立ち上がり、みんなをめくって回りました。みんなにいいことをして、名誉挽回を狙ったのでした。1枚めくる。ハートの3。もう1枚めくる。次はクローバーの2。その次はスペードの9。そんな感じです。めくっていくと、どんどんペアが出来上がっていきます。家族ごとに集合してみんなそろっているのかを確認します。まるでシチナラベです。ジョーカーのふたりは頑張りました。先にめくられたカードが残りのカードをめくるのを手伝うので、カードがめくられていくスピードはどんどん速くなっていきます。ほどなく最後の1枚をめくり終えました。ほっと一息ついていると、あれ、大変、「12」の家族だけ、1枚足りません。ほかの家族はみんな、4枚ちゃんとそろったのに「12」の家族だけは1枚足りません。「ハートの12」のカードだけどこかへ行ったしまったのです。みんな慌てました。あわてて探したけれど見つかりません。どこを探しても出てこない。どのくらい、時間がたったでしょう。そのまま夕方になりました。「もう無理だよ」どこかの誰がそうつぶやきました。みんなそんな気持ちだったのかもしれません。海辺には沈黙が広がりました。ざぱーん、ざぱーんと寄せては返す波の音だけが続きます。そして、ジョーカーのうちの1枚ががその「12」の家族の一員になり、カードたちはみな、トランプの国に歩いて帰っていきました。「12」の家族に入れてもらえなかった方のジョーカーはひとり海辺に取り残されまし 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510511 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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47 光
¥5,000
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最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510509 ========== た。おしまい。あらすじを書くとそんな感じの物語。M が釈然としない感じだったので続きの話をした。海辺で1枚、目に涙を浮かべながら夕日が沈むのを眺めていたジョーカーですが、あることに気が付きます。遠くにぷかぷか1枚のカードが浮かんでいます。きっと、風で飛ばされてしまったのでしょう。時間が経って、皮膚がぶよぶよになってしまっています。ジョーカーは慌てて海に飛び込み、そのカードを助けました。それは、ハートの7でした。あれ、何かがおかしい、と思いながら、「どこいったんだ、ハートの12」と思いながら、ジョーカーはそのカードを背負って浜辺まで泳ぎました。無事に砂浜にたどり着きました。もう夕日はほとんど沈みかけています。このことがあって、ハートの7とジョーカーは仲良くなり、そのあとずっと幸せに二人で暮らしました。めでたしめでたし。僕はそんなお話を語りました。Мは、ハートの12がどこへ行ったのか、そして、7番の家族には代わりに誰が入っていたのか、なんのために?みたいなことを考えながらぐっすりと眠りました。夜9 時に眠り、夜中の1時半に起きる。眠くないのでそのまま起きて書き始めた。このところ眠りが浅い。9時から1時半だから、4 時間半睡眠だ。昼間ねむくなったら寝ることにする。そういうことができるのが勤めに行かないことの良いところだ。川沿いの草刈りがあった。あさ7時から自治会のみんなで木曽川沿いの草を刈る行事?だ。日曜日なので、パン屋の準備もあるし、結構朝からバタバタしていた。でもМがパンを切り分けて成形してくれていたので、なんとか開店できた。河合神社からすこし行ったところの土手をずっと刈っていった。新しい刃を付けていったけど、石にあて過ぎたか土を切りすぎたかで途中から全然切れなくなった。車があれば、刃を替えに帰りたかったけど、そう思ったときにはタイミング的に今更感があったし、車もなかったので切れない刃で刈り続けていた。でもやっぱり、もう今更かなと思っても刃は替えた方がよかったなと思う。その方が早く仕事が終わったんじゃないかなという気がする。最後の方、僕が全然刈り進まないのを見かねて、Yさんや、Hさんが僕の担当エリアも刈ってくれた。9時半過ぎに終了となり、Bさんが家まで送ってくれた。流れ解散らしい。斜面の草刈りったので結構もうクタクタ。雨はそんなに降らなかったのでよかった。Mに電話して、家の鍵を開けてもらい、シャワーを浴びてから二人で店に向かった。その後、店で開店の準備。前回からパンの焼き上がりがイマイチ。何故かわからないけれどイーストのパンに焼き色がつかない。オーブンの温度が上がらなくなったのか、設定温度を上げてみたけど、ほんのり茶色くなった程度だ。ふわふわ系のパンですよ、という感じ。Mのゆずパンも焼き上がり直後はいい感じに膨らんでいそうなのに、時間が経つとミイラ化する。ミイラ化、と 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510516 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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48 山と空
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510511 ========== いうのはどんな感じかというと、パンの表面がぶよっとして、余ってる状態だ。オーブン内で一度膨らんでから縮んでるからそんなことになるんだろうと思う。縮んだ分だけ表面の皮が余って、よれてしまっているんだと思う。そしてそうなる原因は多分水分が多いからだと思う。これまで、レシピよりも水をだいぶ少なくしていたのをレシピ通りの水分量に変えたらそんな現象が起きるようになった。次はもとに戻そうと思う。表面がぼよぼよと波打ってごつごつしたパンをMが「ミイラ」と呼んだので、そういう現象をミイラ化と呼んでる。味は悪くないけど見た目が悪いので今回ゆずパンはお休みすることにした。イーストの方はどうして焼き色がつかないのかよくわからない。調べると、理由は次の3つのうちのどれかである場合が多いらしい。①オーブン庫内の温度が低い②発酵しすぎ③砂糖が少ない。②と③とは別々に書いてあるけど、要するに砂糖が少ないということだと理解してよさそうだ。発酵しすぎると、酵母が砂糖を分解してしまうということなんだと思う。砂糖があると色が付きやすい。砂糖の分量を変えていないのだから過発酵なんだろうか。最近あたたかいので、発酵が早いのかもしれない。あるいは単にオーブンの故障だろうか・・・。家に持ち帰ったり、店にもって帰ったりしてて、移動させてるからどこかでぶつけたりなんかしただろうか。Mさんにもらったガスオーブンを早く試したい。今週掃除して、練習して次回はそれを使えたらいいなと思う。ガスオーブンなら、火力が強いので①による焼き色の問題はほとんど起きないらしい。早く試したい。店にあのオーブンが置けるかどうかも問題。配置をもう一度考えないといけないと思う。11時に準備が終わってるはずだったけど、少し遅れて準備が整う。午前中はだれもこない。暇なので、Mは洗濯をしに家に帰る。午前中、曇ったり、小雨が降ったりしたけど、晴れた。日差しの感じ、空の色味、山の葉の色、すべて夏のようだけれどもまだそれほど暑くは感じない。ひとり店でのんびり過ごす。今回から店内の配置をすこし変えたので、少しだけ店の居心地がよくなった。僕はこれなら続けられそうだなという気がした。使おうと思っていた冷蔵庫はしばらく使ってなかったせいかカビくさかったので、今回は気温もそんなに高くないことだし使わないことにした。来週までに脱臭炭を用意して置きたい。Mがいない間にお客さんが3人来た。お客さんが来たら、いらっしゃいませと言って、手を消毒して、お好きなものをトレーにお取りください、と言えばいいのだということが分かった。この店の配置なら、そんなに人としゃべらずに済んで買ってもらってじゃあねって感じになるから気楽だ。つぐはるの写真が何枚か送られてきた。元気そうでよかった。しばらく本を読んで過ごす。庭文庫で買った安部公房の「密会」だ。彼の小説はけっこう好き。描 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510517 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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49 机の上の瓶たち
¥2,000
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最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510516 ========== 写が建築的だという気がする。まぁ、建築的ってなんなのかはよくわかんないけど。単純に建築とか周囲の状況、空間に関する描写が多いというだけのことかもしれない。けど、そういう単純なことではない気もする。僕にとって建築的ということは、空間やそれを生み出している構成物自身が何らかのニュアンスを醸しているという感じ。単に3次元的な情報ではなくて、そこに何かしらの雰囲気というか、気配のようなものが備わっている状態のことなんじゃないかなと思う。大事なのはその気配であって、それがないと建物という風に僕は思う。建築的か建物的かということはたぶんそれを鑑賞する人間の感受性次第っていうことなんだろう。安部公房の小説はすごく建築的な感覚があるような気がする。空間描写、建物の描写に僕の思う気配のようなものが表現されている。窓の配置、空間の明るさ、広さ、音、そんな情報の積み重ねでその場の気配が感じられる。MからLINE。「寝落ちしてた、今から洗濯物を干してそっちに行く」とのこと。もう帰ってこないんじゃないかと思っていたので安心。Mが店にくるまでの間にキットの梱包作業とか、仕上げセット(オイル・やすり)のセット組作業をしたり、ポップを描いたりして過ごした。天気がいい。そういえば、今日は昼ご飯を食べていないことに気づき、没になったMのゆずパンを食べる。今日のはゆずの酸味がちょうどよくて食べやすい。毎回味が違うのは気になる点ではある。今日は5時まで開けた。閉店間際、Eさんが来てくれた。ありがたい。今度「しゃく」を直してもらいたいと言われた。Mも僕も「しゃく?」となってキョトン。僕は「車庫」かな?と思ったし、Mは「尺八」かなと思ったらしいけど、「しゃく」というのは本当に「しゃく」だった。感じで書くと「笏」なんだそうな。要するにおじゃる丸が持ってるアレ。なるほど、Eさんは神官さんだ。手が小さいらしく、しゃくを持つのが大変なんだそうなので、すこし削ってほしいとのこと。面白いなと思う。しゃくなんて触ったことないし、ぜひやってみたい。オーブンを持って帰ってきた。マフィン用の型に生地を入れてパンを焼いてみたらどうかなと思って実験する為だ。ハウリンウルフの"Moanin in the moonlight" を聴いてる。最近、この文章を書いてるときにはこれをローテーションしてる。せっかくP さんにもらったギターがあるので、ギター弾きたいなと思うのだけれど、いまいちどんな曲を弾けるようになりたのかはっきりしてなくて、弾き始めてなかった。こういうギターが弾けたらいいなと思う。よくわかんないけど、ブルースギターってことでいいんだろうか。起きたら最近売り始めたスプーンキットが売れていた。夜寝る前にツイッターで告知していたのが良かったのかもしれない。なんかサンタさんが来てくれたみたいで嬉しい。ほかには金曜の夜に1セット。土曜の日中に2セット売れた。けっこう 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510520 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:148×210mm ※額縁は付属しません。
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50 夏椿
¥5,000
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最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510517 ========== いい感じだ。こんな感じで売れ続けてくれたら本当に助かる。今後いろんな樹種を増やして、ブログの記事も書いて、オンラインショップの修正を続けながら継続的に情報発信をしていく予定。とりあえず樹種を増やしたい。あとは彫刻刀も三木章から仕入れて、すくい面も自分で削れるようにしたらいいかなと思う。作業台も売ればいいかななんて考えている。まぁ、ひとつずつ進めていきたい。ここまで、いろんな遠回りをしてきたなと思う。木工キット自体は去年の4月くらいに第1作を出していたわけだけど、あんましやる気になってなくて、というのはテキスト作りに力を入れすぎていたからだ。あんましやりたくないなって思ってたけど、何もしなくてもたびたび売れていたので、なんかの拍子にちょっとキットをもういちどやってみようかという話になって、リニューアルしたのが良かった。でも、去年の他のいろんな取り組みは無駄じゃなかったなという気がしてる。いろんなことができるようになったし、それらのことがなかったらたぶん今回のキットも売れてなかったんじゃないかという気がする。3時だ。起きてから1時間半で10枚書いたようだ。今日も目標達成。内容はなんでもいいからとにかくその日その日のことを書き続けること。書くこと自体を楽しめているので続けていこうと思う。文章を書いたあと、絵を描く。何を描こうかなと思ったけれど、描くものは何でもいいので、とりあえず今日はT先生にもらったナツツバキの原木を描いてみることにした。絵を描いていると、必ずつぐはるが近寄ってきて、絵筆の運びを眺める。つぐはる、なんて名前を付けたからだろうか。油絵でも水彩でもそう。1時間ほどで描き終え、ツイッターに投稿した。絵は反応が多いなと思う。そのあと読書をする。ずっと読むのを止めていた「ローマ人の物語」を読む。何度か頭から読んだのだけれど、なぜか毎回オクタヴィアヌスのところでなぜかいつも止まってしまう。パックスロマーナ、平和の時代の歴史は面白くないのか。ところどころ、オクラヴィアヌスのやったことは面白いと感じるのだけれど、全体の流れみたいなものがあんましないような気がするのが釈然としないのかもしれない。例えば昨日は、オクタヴィアヌスがやった少子化対策の個所を読んだけれど、グラックス兄弟のころには10人くらい子供を産み育てるのが上流階級の女性の普通だったところが、カエサルの時代には2、3人、オクタヴィアヌスの時代には生んだり生まなかったりというような状態になる。少子化が進んだのは、経済的な不安のせいではなくて、逆に豊かな社会で、個人の楽しみが増え、独身でいても不利になることは特になかったからというのがこの本の中での説明だった。オクタヴィアヌスは何をしたのか、①正式な結婚をしていない間柄での性交を禁止②結婚していない人には税制的な不利がある。(結婚していても子ども 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510524 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:297×210mm ※額縁は付属しません。
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51 一本道
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510520 ========== がいないと独身と同じ扱い)みたいな感じのことをした。離婚も7人のローマ市民の証人をあつめないといけないとか、離婚したことを公表しなきゃいけないとかして離婚しにくくする。あとは結婚してることにいろんなメリットをつけた。例えば、選挙の時に得票数が同じで、立候補者が独身者と既婚者だったら、既婚者が選ばれるとか、まぁ、なんかそんな感じのことが書いてあった。ここで、僕の関心は「その結果人口は増えたの?」ということになるのだけど、そこがいまいちよくわからなかった。ところどころ、直面している問題とかそれへの対策とか、興味あるのだけどなんとなくその歴史を面白がり切れないところがある。それがオクタヴィアヌスの巻という気がする。その点カエサルは人生の物語として読んでいて楽しい。まぁ人生は物語ではないんだけど。そんなセリフが大豆田のなかにあったなと思いつつ。Mが起床。昨日のスープを温め、たまごかけごはんを食べる。田んぼを見に行き、ごみを捨てる。小学校へ行き、帰ってくる。帰宅後、スプーンの材料を切り出す。栗の木はまだ生っぽい感じ。ケヤキとスギにした。注文に備えて材料を準備しとかないといけない。そのあと、午後からサツマイモを植える予定だったけど、さすがに動き回りすぎて疲れたので1日延期することにした。代わりに買い出しに行く。カーマへ行き、紙やすりとか、絵筆とか、梅酒の材料とかを買った。今日アクリルガッシュが届くはずなので楽しみに待っている。帰ってから少し草を刈る。Bさんにやり方を少し教わる。吹かしすぎだと言われた。このごろ草刈り機の調子が悪い。ナイロンのテープの草刈り刃も試したけどあんまし切れない感じがした。やりかたが良くなかったのかもしれない。そのあと餃子を作った。それが結構大変で、少なくともこんな疲れてるときにやることじゃなかったと少し後悔。まず皮を作る。薄力粉(ドルチェ)と強力粉(春よ恋)を混ぜて皮を作った。具もゲンキーで買ったものだけど、一応国産豚ののひき肉。にらを買いに行くのが面倒で入れなかったけど、ニンニクを利かせた具にした。包むのだけど、皮がうまくくっつかずパカパカと開いてしまうのは何故だったのだろう。皮が乾燥してしまったのだろうか。「やっぱり猫が好き」とか小林聡美がインドでインド映画を撮ってくる動画とかを見ながらひたすらに包んだ。見栄えの悪い餃子を30個くらいできた。個性的すぎる餃子たちをみて、Мと笑う。焼いて食べると形は悪いが味は良かった。10個くらい残ったので冷凍して置いた。皮がくっつかない問題をどうにかしたい。あとは完成までに時間がかかるということも見込んで餃子パーティーはやらないといけない。次やるときは午後いっぱい使って晩御飯の準備をする感じにしたい。風呂も入らず寝る。起きるのがつらくて小学校へは夕方行くことにした。先週も火曜日は朝起きるのがつらかった。何か理 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510649 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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52 屋根とやまぎわ
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510524 ========== 由があるんだろうか。この文章は、はじめは携帯のメモ帳に書いていたものだけど、やっぱり携帯だと書くスピードが出ないということで、パソコンでのメモ帳に書き始めた。公開するようになったのでメモ帳からHP の方へコピペするのも面倒と感じるようになって、ブログの方で直接書き進めていたのだけど、今日からnote の方で書き進めてみることにした。書くツールによって書かれる文章も変わってくる。あとはWi-Fi の状況とかによっても全然書き心地が違うという気づきもあった。いつもポケットWi-Fi につないで書いているのを、昨日はその端末が見当たらなくて、仕方ないので携帯からテザリングして書き進めていたのだけど、遅くて思うように書けなかった。結局、5枚しか書けなかった。朝、確か5時ごろに目が覚めた。この文章を30分くらい書いたら眠くなったので、2階に戻り二度寝する。7時のアラームで起きられず、今日も小学校へは夕方に行くことにした。ちなみに小学校へは雑用のバイトをしに行ってる。朝ご飯として昨日の餃子を食べる。あとはMが作ってくれた野菜のスープだ。家の畑でとれたにんじんの葉っぱを入れてみたらしいのだけど、Mは香草的な味というか香りがして、なんかヤダと言って残していた。餃子はやっぱりおいしい。朝からがっつり食べた。Mはちょっと胃もたれしたらしく、つらいと言っていた。「10年後どんな暮らしをしていたいか」ということがこの頃の僕らのテーマなので、Mにもノートに円を書いて1日のスケジュールを書いてもらった。二人のスケジュールを照らし合わせて少し調整する。そんなに大きくはずれていなかったので、ちょっとした修正で済んだ。修正後の僕のスケジュールはこんな感じだ。朝、6 時に起きる。朝起きたらこの文章を1時間くらいかけて10枚書く。7時、Mが起床したら1時間ほど畑に行く。かえってきて8時から9時まで朝ご飯。そのあと30分間読書した後、30分かけて翌日のパンの仕込みをする。10時から2時間絵を描く。12時昼ごはん。昨日捏ねたパンを食べる。13時から14時まで昼寝をする。14時から2時間木工の制作。16時から17時田んぼと畑を見に行く。17時に帰ってきて風呂に入る。18時から19時に夜ご飯。19時から1時間半、また文章を書く。朝の文章は毎日のルーティーンとして10枚コンスタントに書いて、内容とかはどうでもいいなと思っているけど、夜に書く文章はもう少しこだわって創作的な文章にしたい。枚数も気にせず、書けても書けなくてもいいかなと思いながらパソコンに向かってみるつもりだ。そのあと、1時間半チェロの練習をして22時に寝る。ざっくりとそんな生活を描いた。やっぱりnote でもなんか書きにくかったので、ブログに戻ってきた。このフォーマットが一番僕に向いているのかもしれない。この無機質でとにかくシンプルなのがいい。一番面倒だなと 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510650 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:182×257mm ※額縁は付属しません。
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53 だいどこ
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510649 ========== 思ったのが、コントロール+S で書いた文章を保存できないところだ。ここで書いてnote の方にコピペするのがいいかもしれないと思った。絵を描いた。透明水彩の絵具で台所を描いた。初めは昨日もらった梅の実を描いていたのだけれど、うまくいかなくて断念。僕の中のイメージとしては小磯良平の水彩の植物がなんだけど、なかなかあんな風には描けない。しばらく、参考にしながら梅の実と向き合っていたけれど、結局うまくいかなかった。多分植物の絵とかは向いてない。また書くフォーマットを替えてみた。今度はwindows にもともと入っているメモ帳だ。最初にここで書いていた感じが一番良かったかもしれない。なぜかというとこれが一番早いからだ。キーボードを打つとこのソフトが一番早く文字が表示され変換される。最後にコピペする必要はあるけれど、書くときのストレスがない方が絶対にいい。ほかのフォーマットで書くと、なんか文字が表示されるのを僕が待つ時間が生まれてしまう。やきもきする。このフォーマットで書くと、まだ、全然パソコンの方が早くて僕がどんなに早く文字を入力しても 追いつけないなという感じがして頼もしい。C+S で文章を保存できるのもよい。さて、今日はいろいろ試した。けど、しばらくはこの方式で行くことにする。絵を描いた。水彩の絵具で台所を描いた。とにかく10枚毎日書き続けてみる。とにかく量が書けるようになれば、そのあとに何かしら見えてくるものがあるんじゃないかと思う。描き終わったら2階へいき、赤いヨギボーに寄りかかって昼寝をする。今日はずいぶん暑い。寝ていて汗をかいてるのが分かる。14時半くらいまで寝た。途中、Mが近寄ってきて「なんかパーフェクトヒューマンみたいな格好で寝てる」と言ってた。僕はそれがなんなのかわからなかった。起きて小学校へ行く前に田んぼを見に行く。水が随分と減っていたので、水量を調整する。ちょっとしたことで水位がかわるので難しいなと感じる。小学校へ行き、帰ってくる。工事してることの影響かわからないけど3階の男子トイレが臭い。小バエがたくさん飛んでいる。はやく工事終わってほしい。関係ないのかもしれないけど。工事は和式の便器を洋式に変える工事なんだそうな。こんなに児童数少ないのに、そんなとこにお金かけるのが正解なんだろうかと少し思ったりする。帰ってくると先日頼んだアクリルガッシュが届いていたので、さっそく描いてみることにした、今度は台所の換気扇のある片隅を描いてみた。もしかしたらアクリルは僕にとても向いている画材かもしれない。まず乾くの早いということ。そして何度でも上描きできるというところがいい。ちょうど1時間くらいで一枚描いた。プリンターでスキャンしてみたら結構いい感じ。絵もどこどこと同じだ。内容は問わず、とにかく1日2枚仕上げるということに集中して、淡々と淡々と描き続けるように 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510651 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:182×257mm ※額縁は付属しません。
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54 つぐはる
¥5,000
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最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510650 ========== したい。さて、そのあとは、何をしたかな。なんかMがたこ焼き屋さんに用があるとかなんとかで一緒に車でたこ焼き屋さんへ行った。Mがその話をしてるよこで、僕はいろんな写真を撮った。笠置の風景も絵にしていきたい。あと、そうそう、さっき出品の作業をしてて思ったんだけど、画集みたいなのも作りたいなという風に思った。BASE の商品画像をダウンロードして、レイアウトすればたぶん立派な画集になる。やってみたい。そうすれば僕は1年に2冊の本を出すことになる。1冊はこのどこどこだ。そしてもう1冊は絵の画集。1年分の制作すべてを載せられるかどうかはわからないけど、できたらいいな。それにプラスで夜に書く文章も本みたいな形式にして置けたらいいなと思う。なんか僕はやっぱり本という形式が好きなんだよなという風に最近つよく思う。手持ちの本はだいぶん減ってしまったけどまた、少しずつ増やしていけたらいいなと思う。外も明るくなってきた。今日はこの辺にしておこうかな。風呂に入りながらパーフェクトヒューマンの動画を見る。なるほど、って感じ。Mが髪を切ってほしいと言うので切る。椎名林檎みたいにしてほしいというので、写真を参考に頑張ったけど、うまくいったのかは分からない。なんとなくで切ってるけど、基本的なことだけでも学んでから切った方がいいかもしれない。朝起きられなかったので小学校から帰ってきたあと少し書くことにした。またアクリル画を描く。田んぼと猫の2枚を描き、ツイッターに投稿する。note の方にもアップしてBASE へのリンクを貼った。けど、改めて見ると絵のスキャンデータの色味が気に入らない。緑味が強く出てしまう。スキャナーの設定をいじって実際の色味に近い感じでパソコンに取り込めたらいいなと思う。昼寝をして、歯医者へ行く。痛かった。銀の詰め物が少し大きすぎたらしく、何度もはめてみて詰め物を削り、はめてみては削りを繰り返した。その度に詰め物が神経にあたってビビッと痛みが走る。歯医者のあの痛みが僕は苦手だ。右の奥歯を直してもらったのだけど、反対側にも虫歯があるらしいのでまた直さなきゃいけない。歯医者さんやだなぁ・・・・。帰ってきて、晩御飯を食べる。このあいだ買った冷凍塩サバが冷凍庫に眠ったままになっていたので、食べることにした。料理酒を少し欠けて焦げ目が付くまで焼いた。それを畑でとれたレタスの上に置いて出したら「なんか、どこかの民族料理みたい」とMに言われた。朝はパンを食べ、昼はチャーハンだった。一日あまりちゃんとした食事をしていなかったので、晩ごはんくらいはしっかり食べたいなと思ったので、ピーマンとウィンナーと玉ねぎとを炒めたのと小松菜と油揚げのお味噌汁も作った。塩サバやっぱりおいしい。あと2匹残っている。さて、今日は何について書こうか、毎日毎日その日にあったことを書いていってもいいけど、今日はなんとなく、テー 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510653 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:182×257mm ※額縁は付属しません。
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55 帰り道
¥5,000
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最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510651 ========== マを決めてそのことについて書きたいな、なんて思う。テーマは何がいいだろう。高校生の頃、カール・セーガンの「COSMOS」という本を読んだ。カールセーガンは宇宙人へ向けたメッセージを刻み込んだ金属の板を宇宙船に乗せて宇宙を旅させる、なんてちょっとロマンチックなことをしてる天文学者。彼の本が結構面白くて、記憶に残っている。確か高校では朝に10分間だけ読書の時間があって、その時間に僕はそれを読んでいた。宇宙のこと、生命のこと、科学と非科学の境目のような呪術的なことも書いてあった気がする。どのようにして生命が誕生したのかという生命の歴史もそこに書いてあった。エピソード的に覚えているのはヘイケガニについての文章。ヘイケガニというカニがいる。それは瀬戸内海にいるカニで、甲羅に人間の顔みたいな模様がついているらしい。どうしてそんなものが瀬戸内海に見られるのか。その原因になっているのは、その本によれば「平家物語」という話だった。瀬戸内海で死んだ平家の一族がカニに姿を変えて現れたようにその周辺の人々は気味悪がって、捕まえてカニを海に戻したため、人間の顔のように見える模様を持ったカニの遺伝子がより生き残りやすくなり、ヘイケガニと呼ばれる独特な模様を持つようになったということらしい。というような人間が生物の選択に関与している例の紹介だった。あとは、中世ヨーロッパで人間が死ぬ原因をリスト化し、それぞれの全体におけるパーセンテージを紹介したページとかに、たしか、星のめぐりのため、みたいなのが割合としては少ないけど、数パーセントあって面白かった。星のめぐりのために人間は死ぬんだろうか。もしかしたらそういうこともあるのかもしれない。あとは地球史的な話題としては、最初の花は最後の恐竜が死ぬちょっと前に登場した。みたいなフレーズが記憶に残っている。なんかテーマとして「宇宙」と頭に浮かんだので、思いつくままに書いてみた。とりとめのない文章になってしまったけど、まあ、それでいいかなという気がする。COSMOS2 も買ったけど結局読んでない。なんか2ってあんまし読まないっていうのが、僕の癖らしい。あんなに好きなロビンソン・クルーソーも2は読んでない。まぁあれは2というか下巻なんだろうけど。島からかえってきたロビンソン・クルーソーは何をするのだろうか。高校時代の読書ということでいえば、部活が始まる前に30分くらい図書館へ行って本を読んでた。アンネの日記とか黒柳徹子の「小さいころから考えてきたころ」とか読んだ覚えがある。ほかにも読んだんだろうけど忘れてしまった。遠藤周作の「イエスの生涯」とか三浦綾子とかも読んでた気がする。ほかに何を読んでたんだろう。本を結構読んでいたような記憶があるけど、何を読んでいたのかあんまし覚えていない。コルビュジェについて書かれた新書版の本を読んだのも覚えてる。あと意外と物理と 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510654 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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56 5月のアルパカ
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510653 ========== かの本を読んでた。授業では全然好きじゃなかったけど、なぜか、ニュートンの本とか、まぁ、物理とか科学の本というよりも伝記的なものだったのだろうか。卒業してからは星野道夫とか、梨木香歩とか、あるいはアンドレ・ジッド、ヘルマン・ヘッセ、トーマス・マン、あとなんだろう。サルトルとかなんかそういうのを一応読んどいた方がいいのかな的な感覚で読んでた。面白いと感じたものもあるし、よくわからないのもあった。安部公房とかもそのころに読んでた気がする。大学に入ってからは建築の本と歴史の本が多くなった。就職してからはあんまし本を読まなくなってしまったけど、本当は本を読むのが好きなはずなのでそういう時間を取り戻していきたいと思う。最近は朝、塩野七海のローマ人の物語を読んでる。オクタヴィアヌスの巻で何度も躓いているのだけど、なんとか読み進められそうだ。あと、店の暇な時間に安部公房の「密会」を読んでる。庭文庫で500円で買ったものだ。これは結構面白い。小説を読みたい気分だ。パソコンが壊れたので、しばらく文章を書けずにいたのだけれど、今日はスマホにパソコンのキーボードを繋いで書いてみることにした。最後に書いたのはいつだっただろう、だいぶ長いこと書いていないような気がしたけれど、実際には2日か3日くらいのことのようだ。それくらい文章を書くことが日常的な行為になっていたということだろうと思う。文章が書けずにいた間、絵の方は筆がすいすい進んで、何枚も描いている。彫刻家のはしもとみおがyoutubeにスケッチの動画をあげてくれていて、それがとても勉強になる。もともとこんな風に日々文章を書いたり、絵を描いたりするのは坂口恭平の物真似的な感じで始めていたのだけれど、実際、こうやって日々気楽にアウトプットすることは心の平穏につながるような気がしている。毎日繰り返すことで、文章の方はよくわからないけど、少なくとも絵の方は多少コツをつかんで来ているような気がする。コツをつかんだというか、どういう絵を描きたいかがわかってきたような感じ。今のところ動物を描くのが楽しい。もともと僕が動物園が好きだった。基本的にいま僕の住んでいる場所をすごく僕は気に入っているのだけれど近くに動物園がないのがすこし残念だ。動物を描く画家について調べていて、気になった画家がいる。ジョセフ・クローホール(1861-1913)はイギリスの画家。グラスゴー・ボーイズと呼ばれる画家集団のひとりとのこと。動物の絵がよい。彼とはしもとみおが当分のあいだの僕の絵の先生になるんじゃないかなと思う。ここ数日でいろんなものを描いた。室内、風景、植物、動物、人物などなど。たぶん僕は緑系統の色をどんな風に扱っていいかわかってないんだろうと思う。室内の一角を描いたり、人物、動物は楽しみながら描けている。絵のなかで緑色をどう扱っていいかわからない、というの 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510656 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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57 中学校
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510654 ========== はだいぶ前から意識の中にあった。いつからそんな風に感じていたのかは、はっきりとはしないけど、それでもたぶん、僕が意識的に絵を描き始めた当初からのことだったろうと思う。絵を見るときにも緑がみどりみどりしい絵が苦手だったりする。このごろ描いているのはアクリル画だけど、その絵の具を買う時にも緑系は買わなかった。どうしてそんなに緑色を避けるのかはよくわからない。そういえば、メキシコの建築家ルイス・バラガンもいろんな色彩を建築の中に取り込んでいるけど、緑だけは建築の中に入れていなかった。それはなんでだろう。もしかしたら窓の外には緑があるからかもしれない。その類推で言えば、僕が絵のなかに緑を入れたくないのは自然の中に緑があるから、ということになるんだろうか。いや、すべての色は自然の中にあるはずだから緑だけを別にとらえる理由にはならない気もする。書いていて、もしかしたら僕は緑系統の色が好きなのかもしれないと思い始めてきた。この手の話題は書いていても、話がぐるぐる回って結局なんにもならないことが多いからこの辺でやめてしまおう。最近のこと、最近は何をしていただろうか。昨日は紅いもタルトを作った。タルト生地がぼろぼろくずれるのは何が原因だろう。おとといは久しぶりに家でパンを焼いた。シンプルな丸パンだ。そうそう、そういえば、店はやめることにした。結局のところ、決まった時間、決まった場所に居続けるのが向いてなかったのだと思う。僕もМも。嫌なことはやらない、というスタイルでいきたいのに、どうしてか嫌なことをやり続けてしまう性分の二人だから、今回はもう、すっきりやめちゃうことにした。僕は向いてないなと感じていたことをやらなくてよくなったわけだからすっきりしたけど、Мは違ったみたい。なんか落ち込んでいた。けど昨日くらいに何か吹っ切れたらしく、元気になったようななっていないような感じだ。スプーンのキットがまたいくつか売れ、ナイフが少なくなってきたので、また追加で仕入れた。インスタ広告を試しているけど、効果はぜんぜんない。やめた方がいいかもしれない。図書館で本を何冊か借りてきた。トーベヤンソンの「誠実な詐欺師」が面白そう。今日は自治会の役の交通安全の街頭指導をしないといけない。朝の交通安全街頭指導を終え、その足で小学校へ向かう。街頭指導と言っても特に何かするわけではなく、蛍光黄緑色のベストに黄色い帽子、手には交通安全と大きく書かれた黄色い旗を持って交差点に立っているだけだ。相方であるもうひとりの当番のおじさんと30分くらいおしゃべりしながら時間をやり過ごす。中学高校と野球を結構頑張ってやってて、社会人になっても野球を続け、仕事終わりとかにも練習、練習、社会人の全国大会に行くくらいのチームだったらしい。選手でなくなったあとも監督をしたりとか、息子の野球の応援とかでずっと野球と関わっ 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510657 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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58 曲がり道
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510656 ========== てきたらしい。名古屋が近いから、周りの人はみんな中日のファンなのだけど、自分は巨人が好きなので肩身が狭かったと言っていた。最近はみんないろんなチームが好きだけど、昔はもっと中日ファンが多かったとのこと。時間が来て解散して、その足で僕は小学校へ行く。このコロナ対策のアルバイトは特に変わったことは起きない。いつも同じ。淡々と時間が過ぎていく。朝2時間のウォーキングのようなもので、生活のリズムを一定に保つ効果があるように思う。帰ってきて10 時半。そこから、自分用に1本スプーンを削る。毎朝のんでるインスタントコーヒーの粉をすくうのにいま使っている匙は短すぎると感じていたのでちょうどいい長さでちょうど1杯分のコーヒー粉がすくえるようなものを、と思って作り始めた。しばらくして、頭がいたくなってきた。しばらくのあいだ我慢して削っていたけれど30 分くらいしてもう辛くなってきたので昼寝することにした。おおよその形ができ、ざっとヤスリをかけたところまでしかできなかった。また今度磨くことにする。2階の布団で1時間半くらい寝た。寝たら頭の痛みはなくなっていた。Мがどこかへお出掛けしたいというので、近くの湖へ行ってみることになった。しゃんとした服装に着替え、車に乗り込み、道中のスーパーで飲み物やらお菓子やらを買い込んだ。いつもはそのスーパーの別店舗で買い物をしているのだけれど、店のレイアウトがいつもの店とその店で同じ過ぎてびっくりした、びっくりというか、なんというか、不思議な感覚。違う場所なはずなのに同じ光景。同じ通路、同じ棚、同じ商品……最後には店員さんまでいつもの店の人と同じ顔をしていて驚いた。それでも、ふとしたところに微妙な差異があって、たとえば、卵の棚の10個入りと6個入りのパックの配置が逆だったり、値下げ品のラックのラインナップが違ったり、みたいな所がちょっとだけ違ってて、きっとパラレルワールドって実際にあるとしたらこんな風なんだろうという気持ちになった。そういう微妙な差異でなぜか不安になる。東へ、東へ、と車を走らせ、途中細い道に入り込み、住宅街を抜け、また田園風景。田んぼの稲は緑が濃くなって、風にそよそよと揺れている。ほとんどの田んぼの苗は、僕らの田んぼの苗と比べると大きく、太く、立派に見えたけれど、いくつかの田んぼのでは僕らのと同じくらいかな? と思えるようなものが植わっている田んぼもあってすこし自信がでてきた。湖に着き車を停める。他には一台も停まっていない。隅に公衆トイレがあったが、チェーンでぐるぐるに巻かれていて使用禁止らしい。緩やかな土手を上り、湖面を眺める。湖の縁がコンクリートで固められていて、僕の思っていた湖とすこし違った。僕は湖が好きだ。そのおだやかな水面は海とも川とも違う安心感がある。できれば水面に触れられるくらいまで、水と地面の境界は曖昧であってほしい。 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510658 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192× ※額縁は付属しません。
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59 水辺の人
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510657 ========== それが今回行った湖は板チョコレートみたいなコンクリートで固められていて、緑色のアミアミのフェンスがあり、水面は自分の立っている地面から何メートルも下方にある。とても手が届かない。せいぜい石ころを投げ込めるだけだ。まぁ、とりあえず、湖の周りを歩いてみることにした。遠くで雷がなっている。家を出たときにはあんなに晴れていたのに。どこか座れる場所を探して、湖を眺めながら本を読んだり絵を描いたりしようと思っていたのだけれど、なかなかそういう風に落ち着ける場所がない。歩き続けていると、気がついたら車を停めた場所から湖の反対側まで歩いてきてしまった。草が伸び、あまり手入れされていない感じがする。途中ひとりのおじいさんとすれ違ったが他に人はいないようだった。そして、恒例のグリーンアドベンチャーがあった。グリーンアドベンチャーというのは、公園とかハイキングコースに置いてある木の名前当てクイズだ。日本中の公園に置いてあるらしく、僕もMもいろんな場所でこのグリーンアドベンチャーにチャレンジしている。東京にも千葉にもあったけど、まさか岐阜にもあるとは……。このごろいろんな種類の木に触れているからか、あるいは、グリーンアドベンチャーの経験を積んできたからか分からないけれど、正解率がややアップした。イヌツゲ、朴、メタセコイヤ、キンモクセイ、アカマツ... クイズの文字が書かれている板はもうだいぶダメージを受けているようで、文字や絵がかなり薄い。看板上部の札をめくると答えが書いてあるのだけれど、中には札が取れてしまって答えがむき出しになっているものもあった。ノンストップで僕らは歩き続けていた。時折、道端からザザッと何者かが逃げていく音がした。1匹だけヘビを見た。時々、通路の脇にベンチがおいてあるのだけれど、じめっとしていて、とてもそんな所で休む気になれなかったので、歩き続けてきてしまったのだった。途中ひらけた場所で休憩した。もう湖を3/4 周くらいしていた。ベンチに腰掛け、少しだけ本を読んだ。Mはベンチに横になり、僕の膝を枕にして昼寝をはじめる。そのままトーベ・ヤンソンの「誠実な詐欺師」という本をMに読み聞かせる。僕らの他には誰もいなかった。オールレーズンを食べ、ビーノを食べた。カルピスを飲んだ。まだ遠くで雷がなっている。心なしか冷たいような風が吹いてきた。雨が降ってくるといけないので車にもどった。その後は、もとの道を車でもどり家へ向かう。途中、「紅梅屋」という小さなスーパーに寄り道をしたけれど、二人ともお菓子の食べすぎでお腹がいっぱいだったので、何も買わずに店を出た。家に着き、風呂を沸かす。湯船にお湯をためている間、Мの絵をアクリルで描く。「なんかいつも老けて描かれるよね」と言われた。猫の絵を描こうと思っていたのだけれど、動き回るので難しかった。風呂に入り、晩ごはんを食べる。鶏肉とたまねぎ、エリンギ、 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510660 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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60 つぐはる
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510658 ========== 油揚げを炒めて、醤油と砂糖、だしで味をつけた。最後にちょっと○○ジャン的な調味料で辛めに味をつけた。本当はキムチを浸ける用のものらしいけど、こういう風にあじつけとして使ってる。夏は辛いものを食べたくなるのは僕だけなんだろうか。布団を敷く。2階はもうずいぶん暑いので今日から1階で眠ることにした。川の流れる音を聴きながらぐっすりねむる。目が覚めたので、とりあえず書き始める。今日は何を書いていいか分からない。でも書き始めることがなによりも大事という風に思ってキーボードを叩く。昨日は何をしていただろう。小学校から帰ってすぐ、とりあえず注文があった木工キットの梱包と発送作業を終わらせる。パソコンが壊れたので、クリックポストのラベル印刷も一苦労だ。猫がこちらを見ている。朝、まだほの明るいこの時間、朝ごはんにはまだ早いが猫は「マァァー」と高めの声で鳴いている。そこら辺を2、3回行ったり来たりしてから、僕の膝にその小さな頭を強めに擦り付けたのち、階段をひとりで下りていく。猫のごはんを変えてからどのくらい経っただろう、3週間くらいだろうか最近猫の毛並みが良い気がする。心なしか白さが際立っているような気がする。僕の中でアクリル画ブームが来ていて、このごろ毎日描いている。この1~2週間で30枚くらい描いた。最近やっとコツが掴めてきたような感じがして、水分量の調節がいかに大切かが実感できた。水を絞りに絞ってガサガサくらいの感じで描くと良い。描き方は彫刻家のはしもとみおに学んでいる。前にもかいたけど彼女のyoutube がすごく勉強になるし、動画としても穏やかで静かで可愛らしくて面白い。誕生日に動物園に行くことなった。調べるとここから一番近い動物園は愛知の東山動物園なんだそうな。車で2時間くらいかかるらしい。動物園が好きで、僕はМと二人でよく動物園に行った。いつから僕は動物園が好きなんだろうと思い出そうとすると、意外と最近のことなんじゃないかなという気がする。たしか村上春樹の小説に雨の日に動物園に行って、ライオンを見るみたいな話があったような気がするけど、それを読んだとき僕はまだ「動物園」という言葉に風景の実感的なイメージが伴っていなかったという記憶がある。それを読んだのはいつだっただろう。大学の3年か4年か、もしかしたら大学院生になっていたかもしれない。その時には動物園についての具体的な記憶というようなものがあまりなかったようなことを覚えている。K先生の最終講義でも動物園の話があった。海外の動物園の話だ。どんな話だったかあんまし覚えていないけど、海外に行くと必ずその国の墓地と動物園に行くみたいな話だった。ホールの1席でその話を聞きながら、僕はやっぱり「動物園」という場所について、何ら実感的な感覚を持っていないという風に感じた。あるのは絵本でみたような2次元的な平面の図像。なんか 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510665 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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61ペンギン(群)
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510660 ========== 今日は文章が進まない。もう動物園について書くことはやめよう。特になにかが書きたかったわけでもないのに無理に書いているような感じがする。僕はとにかく動物園が好きで、今度、動物園に行くのが楽しみだ、シンプルに書けばそういうことなのかもしれない。絵も文章もやっていると、「かく」という言葉の文字変換が結構むずかしい。「描く」と「書く」で交互に出てきたりするから、予測変換が混乱しているのがよくわかる。もういっそいつでもひらがなでかくようにしようかなと思う。ここ数日、おそらく今までの人生のなかで一番文章をかいているし、一番絵もかいている。とにかく量をこなすことで上達するというのは、たぶん中学生か高校生くらいの頃の僕のやり方だった。思い返してみると、さっき僕は今が一番絵を描いているかもしれないと書いたけれど、高校生の時にはもっと描いていたかもしれない。実家に帰ったとき、その頃のスケッチブックを見ると、よくもまぁ飽きずにこんなにたくさん手を描いたなと思うくらい、自分の手を色んなポーズにしてかいたスケッチが出てきたことがある。たぶん、今、たくさん絵をかいているなと思っているけれど、高校生のころの僕は今と同じか、あるいはもっと多くの時間を絵をかくことに使っていたのではないか。それが大学に入ってから描かなくなった。描かなくなった時期があったから落差で今がたくさんかいているように感じるだけなんだろうと思う。大学生の頃、僕はどうしても絵をかけなかった。絵をかきたいなという気持ちはあるのだけれど、何をかくかが分からなかった、何をかけばいいのか思い付かなかった。いま考えれば変な話だけれど、その時にはそんな風に思ってた。何をかいたらいいのか、そんなのは何かを描いているうちにわかってくるものだ。今だったらそんな風に考えられるのだけれど、その頃には何をかいたらいいのかわからないから描かないということの方が自然と感じていた。まず絵をかくということを楽しむことからしか、何をかくかとか、何をかきたいかとかいうことは浮かび上がってこないということが今ならわかる。とにかく描くべきだったんだろう。実際、絵を描こうと思って筆を手に取り、画面に向き合ったことが何度もあったけど、そのときの僕にはなにもかけなかった。理由は何をかくか考えてしまっていたからで、そのときの正しい行動はとりあえずかきはじめることだった。文章に関していえば、間違いなく、いまが一番かいている。卒論や修士の論文を書いていた時期よりもずっと多くの文字を日々連ねている。こんなにたくさんの文章をかいていた時期はない。僕はずっと文章をかくということに憧れのようなものをもっていた。文章を読むのは好きだった。けどかけなかった。だいたい文章なんていうものは、かきたいこと、伝えたいことが先にあって、かきはじめるものだと思っていたから今までかけなかっ 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510666 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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62 木曽川の眺め
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510665 ========== た。このごろ毎朝、寝起きで文章をかくことを通して学んだことはやっぱりとにかくかき始めることなんだと思う。それは絵を描くことと同じ。内容なんてどうでも良かったりするんじゃないかとさえ思う。何をかくか、どうやってかくかということは、ある程度の文章量をかかないと見えてこない。絵について当てはまることが文章にも当てはまるのかどうかわからないけれど、たぶん文章でもそうだ。かく内容はなんでもいい。出来上がったものを自分自身ではできる限り評価せずにおくこと。少なくとも今の段階ではそのように心がけたい。とにかくかいていると文章の量が分かるようになる。けっこういっぱいかいたなとおもっても、いまの僕だと原稿用紙7 .8枚だ。このごろ、いろんな人のいろんな文章を全文コピーして文字数をカウントしているのだけれど、それがけっこう面白い。長い文章だなぁとおもって数えても文字数で考えるとそう多くない場合が多い。ちなみに今この文章はこれだけたくさんかいたような気がして原稿用紙7枚だ。毎朝10枚、というのが目標なのだけれど、最近朝寝坊することが多くてなかなか達成できずにいる。高校生の頃、鉛筆でとにかく何でもいいからかいていた無数の「ちょっと頑張った落書き」のようなものが、ものごとの上達には欠かせないものなんだということがわかったので、文章もとにかくそういうものを日々生み出しつづけてみる。そのうちいつか、書きたいことがみつかり、ことばを自由自在に操ってそれを表現できるようになるかもしれない。もうしばらくはつまらない文章を書き続けてみることにする。書き始めて1時間くらい経った。調子がいいと、1時間で10枚かける。もちろん内容はワケわかんないけど。とにかくいまの僕に必要なのは言葉というものに慣れることなんだと思うので、もうこれは、ただ量の話でしかない。なんでもいいから、そのときそのときに思ったこと、文字数を稼げるな、と思ったことをどんどんかいていく。さて、話がループしてきた。そういうとき、話題をかえれば、どんどんかけるということも分かってきた。何かについて書こうとするとき、書き始めはどんどんかける。話題によってどのくらい書けそう、みたいな感覚をつかめるように徐々になってきた。いや、まだまだ練習中といったところだ。けど、たくさん書けそう、あんましかけなそう、みたいなことがテーマごとにあるということは分かってきた。このテーマについてかけば、2.3 枚にはなりそうだな、みたいな感じで、あ、このテーマなら1枚分とか、これをかけば5 枚になるなとか、そういう風なアタリをつけられるようになった。というか、アタリをつけられるということがわかってきたという感じだろうか。思い出話は長く書ける。抽象度の高い話題、たとえば、さっきみたいな僕にとって動物園とは何なんだろうというような話は書けない。それはたぶん僕の技術の 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510668 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:257×182mm ※額縁は付属しません。
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63 霧の山ぎわ
¥5,000
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最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510666 ========== 問題で、きっとそのうち書けるようになるんだろうと思う。さて、いま、話題を変えようとして変えきれなかったので、また話題を変える。こんどは話題をかえるということについてかいてみようかなと思う。これもまた最近の気付きなんだけど、話題はなんの脈絡もなく突然に変えても大して気にならないということだ。どうせ誰もこんな文章を真面目に頭からお尻まで読んでなんかいない。誰もちゃんと読んでいないのだから、文章が飛んでいても、話題が急に変わっていても、自分が読み飛ばしたところで、なんかうまく話題がうまく転換したんだろうなと思ってくれる。ということに気がついた。草刈りをしなきゃしなきゃと思いつつなかなかできずにいる。今日は少しでも刈ろうと思う。小学校から帰ってきたら、午前中は草を刈って午後にペンレスト用の製材をしようと思う。今日は雨が降ると思っていたけれど、案外降らないかもしれない。光の筋が山を照らし、山の低いところに靄がぷかぷかと浮いている。川の流れる音がする。さっき田んぼの見回りをするおじさんの姿が窓から見えたが、いまはもうどこかへ行ってしまった。部屋は散らかっている。取り込んだ洗濯物が窓際にかかっている。手編みの毛布、箱ティッシュ、脱ぎ捨てた短パンと黒いT シャツ、本が4冊、扇風機、アースノーマット、バッテリー、猫が入るための段ボール箱、脱ぎ捨てたパジャマ、使い終わった綿棒が2本、小さな手元用のライト、だいぶ汚れたトートバッグ。ファブリーズ、そんなものたちが床に散乱している。このあと、少し片付けをしようかなと思う。どうしてすぐにこんなに散らかるんだろうか、いつも不思議だ。片付けを少ししてから絵を描こうかなと思う。こんな朝早くから携帯が鳴り、何かと思ってでると、さっき田んぼの見回りをしていたおじさんがキュウリを持ってきてくれて、玄関先に置いておいてくれたらしい。僕はキュウリが苦手なので、Mが食べることになるだろう。昨日はズッキーニをもらった。あんまし食べたことなかったけど、ズッキーニはナスみたいな感じでおいしかった。ウリ科全般がダメという訳でもないらしい。食べ物の好き嫌いは面白い。さて、改めてこのくらいにしておく、今日は結局12枚書けたらしい。早起きは三文のなんとかってやつだろう。修理に出していたパソコンが昨日帰ってきた。1週間から10 日はかかるものと思っていたから、だいぶ早く戻ってきた。おととしの誕生日、僕はMと上野で過ごした。その時、僕は長野に住んでいて、朝、確かまだ暗いうちに起きて最寄り駅の駐車場に車を止める。あれ、違うかな、どうしたんだっけか、バスで行ったかもしれない。なんだか2 つの記憶が混ざっていて、駅前の駐車場に止めて駐車代が思っていたよりも高く、手持ちのお金で足りなくて、夜中にコンビニまでお金をおろしに行った記憶もあるし、高速バスで東京まで行ったという記憶もある。どっ 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510670 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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64 公園にて
¥20,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510668 ========== ちが正解なんだろうか。気になって書き進められないので、携帯で撮った写真を見返してみているけれど、何も残っていない。いや、確か、そう、駅前の駐車場に停めた気がする。そう行きは新幹線を使ったんだっけか。そんな気がする。どうしてそんなことをしたのかわからないけれど、そんな記憶がある。上野駅に着いて、Мと合流する。そして、新宿か上野のヨドバシカメラでフィルムのインスタントカメラを買う。僕と彼女の誕生日は1日違いなので、この2 日間を一緒に過ごして、それをフィルムで写真に記録して最後に現像してみたら面白いんじゃないか、という試み。やけに写真が残っていないなと思ったら、そういうことだ。フィルムで撮っていたからデジタルのデータが残っていなかったのだ。フィルムカメラを買ったあと、上野周辺をぶらぶらした気がする。国土交通省と書かれた赤いカラーコーンがいくつも並んでいた。写真を撮りながら散歩したんだろうか。宿に着き、その周辺も散歩する。僕らはよく町を散歩する。散歩しながらおしゃべりし、写真を撮る。想定していたよりも遠くへ来てしまって、ぐったり疲れる、みたいなのがいつものパターンだ。タピオカミルクティーを飲み、夜は宿のそばの中華屋で中華を食べた。怒ったような口調で注文を取りに来る店員さん。かた焼きそばを食べた。翌日、すし勘で寿司を食べ、松戸の縄文博物館みたいなところに行った。甘く見ていたけれど、結構本格的な展示で面白かった。松戸が日本の中心だったらしい。とある展示で、縄文時代の村とそこで暮らす人々の暮らしを再現した模型があった。模型の脇にいくつかボタンが並んでいて、それを押すと解説の音声が流れ始める仕掛けだ。たん たか たんたん... たん たか たんたん... たん たか たんたん... たん たか たんたん... たん たか たんたん...たん たか たんたん... たん たか たんたん... というBGMが妙に頭に残ってそのあと、ずっとその音楽が頭の中で鳴っていた。松戸を散歩する。そこでもグリーンアドベンチャーをした。たん たかたんたん... たん たか たんたん……。Mが小さいころ遊んだ公園に行き、通った小学校の前を通る。夏の桜通りを歩き、春の桜が満開のころにはどんな風なのかを教えてもらう。UFOのことも教えてもらった。2年前のいくつかの断片的な記憶。僕はあんまり覚えていないのだ。過去に体験したことを、あまり。すぐに忘れるから、あとで思い出しながら書くということができない。だからすぐに書こうと思うのだけれど、ずっとそれができずにいた。2年くらい経つと、いま書いたくらいまで、情報が減ってしまう。その日か翌日には文章として形にしておけばいいのかもしれない。何かきっかけがあれば、思い出せることも増える。例えば写真、そうそう、その日合流してすぐに買ったインスタントカメラは、結局二人ともその2日間では撮りきることができず、そのまま2年間も放置 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510671 ======= 画材:キャンバス、油彩 サイズ:530×653mm ※額縁は付属しません。
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65 猫
¥5,000
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最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510670 ========== してしまっていた。それをついこの間ようやく現像に出してきた。長い時間放置していたからかどうかわからないけれど、写真の大部分は青というか黒というかそういう色一色になってしまって、何も映っていなかった。いくつかMのいい写真が残っていた。松戸の公園で風を受け、笑顔でこちらを見るМや、昔よく遊んでいた公園のブランコに乗るМ。もしかしたら、結局のところ、僕はそれら幾枚かの写真を通じて、その日の記憶を再構築しているだけかもしれない。猫gaokiagaru.maulu...tomijikakunakikaradawonobasu.abe k o u b o u n o 「m i k k a i 」toiuatamanookashiishousetuwoyon ー0000000でいるのだけれど、その初期設定が面白いなと思う。主人公の男はとあるテープを聞きながらその中で起こったことをノートにまとめるという作業をしている。てーp6+ うno6 猫が飛び上がって、キーボードを踏んでしまったので、文字が乱れた。なんか変な変換がされてしまった。テープに記録されていたのは男自身の行動を盗聴したもので、それを聞きながら、自分自身に起こったことを文章化していく作業だ。それはある男に依頼されているのだけれど、ひとつ注文があって、そのノートの中では男自身のことを「ぼく」とは書かずに「男」と書き、依頼主のことを「馬」と書くように、ということだった。それに従えば、例えば「ぼくは依頼主にサンドイッチを渡したあと、コーヒーを飲みながらすこし雑談をした」という文章であれば、「男は馬にサンドイッチを渡したあと、コーヒーを飲みながらすこし雑談をした」という風になる。主語を「僕」→「男」と変換するだけのことなんだけど、これでもしかしたら僕は何か物語をかけるかもしれないという風にさえ思った。これはコロンブスの卵かもしれない「男は○○と思った。」「男は〇〇と感じた」みたいな文章って僕はあんまし書いたことがない。思うとか感じるというのはいつも「僕」のすることであって、ほかの何者かが思ったり感じたりしてもいいんだ、というのは僕にとっては新しい発見だった。その人がどう思ったり感じたりしているのかなんて他人の僕からしたら分からないじゃないかという風に思ってしまうからそういう風に書けなかったのだけれど、今回この「密会」という小説を読んでいて、そうか、単に自分のことについて書いた文章の主語を「誰か」に変えるだけでいいんだ、それで小説になるんだ、という発見。自分で書く時には違和感のある文章であっても、読むときにはそれほど気にならないということが分かった。言われてみれば僕が普段読んでいる小説の多くはそういう風に書いてある。試しに今日のここまで書いた文章の主語を「僕」から「男」に変えてみる。「М」は「女」という風にかえて、ちょっと文脈的におかしいところは修正してみる。起きる。肌寒い朝。猫が鳴くので10グラムだけご飯をあげる。もう 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510673 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:257×182mm ※額縁は付属しません。
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66 木のある風景
¥9,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510671 ========== だいぶ明るいのに道路脇の電灯がまだオレンジ色に光っている。川の流れる音がする。猫が爪を研いでいる。新しい筆が届いた。ファン型とか扇型とか呼ばれる形の筆で筆軸の先から毛がビャッと扇状に広がってた形をしている。そういう形だと筆先に含まれる水の量がかなり少なくなるためか、あるいは数本ずつでまとまった筆先がまるで幾本かの細い筆を同時に持っているかのような機能を果たすためか、その筆に絵の具を含ませて紙の上をなでると細い細い何本もの平行線が描かれる。ちょうど栗の木の板の上で猫が眠り始めたので、その筆を使ってちょっと描いてみる。これは便利だ。例えば動物の毛並みを表現するときなんかに使える。画材屋でこういうタイプの筆を見たことはあったけれど手には取ってみないでいた。使ってみるとこれがないともう描けないかもしれない。朝、ナスと椎茸を塩こしょうで焼いただけのごはんを食べる。トイレに行き、二人して2階へ行って着替える。僕はいつもの白い長そでのシャツと緑色の長ズボンにした。ズボンはもともとМのものだったのだけれど、白いペンキが大胆についてしまったので、最近は外へ行く時には僕しか履かない。1階へ降り、廊下に転がっている色々なものを飛び越えながら風呂場前の脱衣所へむかい、皮ベルトを拾い上げる。8時ごろに家を出て、ゆず商品を配達しながら1日中市内のあちこちを運転して回る。車内では満島ひかりのオールナイトニッポンゴールドを聴いていた。これまで、配達の時には音楽を聴いていることが多かったけれど、僕は何かしらの会話というか言葉というかそういうのの方がすきだなと思う。いつもの配達では、朝、僕が配達する商品を用意し、Мがラベルやらその日にやるべきことを確認したりするという分担で準備するのだけれど、その日はその逆で準備したら、ラベルを1種類印刷し忘れて不動滝から事務所までそれを印刷しに戻ったりなんかしていたらだいぶ時間をロスしてしまった。どうも、必要なものを過不足なく抜け漏れなく準備するというのができない。何度も確認したと思っても、するっと何かしらが抜けてしまう。朝、起きると何かが違うと感じた。何が違うのだろう。寝息、寝息、隣で眠る妻の静かな寝息が部屋中に充満している。そこに空腹な猫が割り込んできて、室内の均衡を破る。ふにゃあぁーーーーと長く鳴き朝食を要求する。朝4時半。まだ早すぎるよ、と猫の額を軽くなで、男は布団の上でごろんと回転し、天井を見上げる。時間は早いがもう明るくなり始めている。いつもと同じだ。けどなにかがおかしい気がする。なんだろうか、と考えをめぐらすけれど、男にはそれが何なのかわからなかった。もしかしたら、いつもと違うのは自分自身なのではないかと思い始め、男は寝返りを打ち、布団に入ったまま首をぐるりと回してみる。目をパチパチと開閉してみる。なんだろうか、別に変わったところはない。 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510684 ======= 画材:キャンバス、油彩 サイズ:273×220mm ※額縁は付属しません。
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67 早起きの朝
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510673 ========== 熱もないし、取り立てて体がだるいというわけでもない。天井を見上げ、しばらく何も考えず、目を閉じてみる。深呼吸をする。猫はあきらめて何処かへ行き、部屋にはまた例の一定間隔の寝息が充ちている。なんだろうか、このいつもと違うという感覚は考えるのだけれど、結局、その原因を見つけ出せないまま、再び男は眠りに落ちていく。6時半。携帯にかけておいたアラームが鳴る。それを聞き、猫も飛び上がってすかさず鳴き始める。長い、長い、長い鳴き声だ。男は起き上がり、階段を下りていく。猫が後から追いかけてきて、そして抜き去って階段を下りて行った。小さなお尻がふるふると揺れている。途中、男が立ち止まっていることに気づいた猫は、お尻をこちらに向けたまま上階の方を見上げ、目をくりくりさせながら、みゃあ、と今度は短く鳴いた。キッチンスケールに猫の皿を乗せ、そこへいつもの餌をはかり入れる。はかっているそばから猫が顔を近づけてきて食べ始めようとするので、男は手で払いながら、ちょっと待って、待てって、とつぶやいた。すると猫はちょっとだけ皿から距離を開け、おとなしく座り直し、パラパラと皿に盛られていく粒たちを眺めている。濃い、かつおだしのような匂いが男の鼻を刺激した。その刺激は同じように猫の鼻にも届いたらしく、急にそわそわし始める。我慢できないというような感じで立ち上がり、あたりをうろうろし始める。ちょっと勢いよく盛りすぎて、多めに皿に乗ってしまった。余計な分を男が袋にもどしていると、たまらず猫は「おい、何をもたもたしてるにゃ」とでもいうような感じで大きめの声で、長めに鳴いた。はかり終え、皿を持ち居間へ移動すると猫も一緒についてくる。いつもと同じだ。毎朝のこと。今朝のは気のせいだったか、あるいは、そう感じたことそれ自体も夢だったのかもしれない。男はそう思い始める。電気ポットに水を入れスイッチを入れる。スイッチがオレンジ色に光り、ゥゥゥゥゥ... と小さな音を立て始める。そう、いつも通りだ。一日のんびりと過ごした。絵をかき、文章をかき、本を読んで過ごした。先日ゆずの木に付いていたのを生け捕りにして飼っていたあおむしは今朝がた見たときにはまだ蛹だったのに、昼すぎ、いや夕方になっていただろうか、ふと気が付くと、羽化して立派な蝶々に変身していた。薄い羽、細やかな模様の入った薄い羽が紙細工のようで美しい。芋虫から蛹、そして蝶という劇的な三段変化。知識として知ってはいたけれど、蝶という虫はなんて鮮やかに、軽やかに、軽薄ともいえるくらいに軽々と、何の後腐れもなく変容するのだろう。ちょっとした感動である。そして外に放つ。ひらひらと雨の中を舞い上がり、そして見えなくなった。昼寝をし、買い物に出かけた。帰ってくると、注文していた草刈り機のヘッド部分が届いていた。明日、付け替えてみることにする。レタスとハムの炒めものと、 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510691 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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68 畑の印象
¥9,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510684 ========== 間引き人参のスープを夜ごはんとして食べた。今年、にんじんは初挑戦だけどなんかうまく育ちそうな気配がしている。品種の問題なのかわからないけれど、普段スーパーで買う人参と比べるとセリのような香りが強い。Mは香りのする系の草があまり得意ではないので、次回はもう少し品種を調べてそういう香りの少ないものを育てられたらいいなと思う。肥料もなにもあげずに草むしりもほとんどしないで育っているので、たぶん自然農に近い環境で育ったといえるんだろうけど、そういう環境で育ったにんじんは味が濃い、というような話を聞いたことがあるので、もしかしたら、あのセリみたいな香りというか味というのがもしかしたら人参本来の味であり、香りなのかもしれない。安部公房の「密会」を読み終わり、トーベ・ヤンソンの「誠実な詐欺師」を読み始めた。「密会」はすごい小説だ。なんていうか、安部公房の中でも、かなり癖が強いというか、えぐい話になっていて、消化しきれない、という感じ。猫の絵をかく。生き物だからと緊張せず建築物を描くときと同じように、おちついてじっくり観察しておでこと顎の先を何対何で分割して、縦と横の比率はどうで、目鼻はどの位置で、ということを冷静に着実にやっていけばそれなりにかけるということも今日わかった。使わずに放置してあった、ケイカル板に黒板スプレーを吹き付け、枠をつけてクロッキーの練習用の黒板を作った。さっき久々にインスタを投稿した。つぐはるを書いたスケッチのうまく描けたなという感じのした一枚をアップした。パンが焼けた。様子を見にいき追加で3分焼くことにした。ひとつつまみ食いしたけど、おいしい。卵を表面に塗って焼くとどんな感じになるのかが分かった。この頃の絵を描きたいという欲求は、きっと準備体操のようなものなんじゃないかなという風な感覚が僕の中にある。何に向けての準備なのか、というとそれは、きっと木彫の世界に入っていくためのものなんじゃないかなと思われる。描けないものはたぶん削りだすことができない。昨年の夏、そう、今からちょうど1年くらい前、ほんの遊びで桜の木を削りだしてカタツムリの置物を作ったのだけれど、それが意外と周りの人々から好評で、自分でもそういうものを作るのは楽しいなという風に感じていたのだけれど、なんとなく、そういうものづくりに向き合う気分になかなかなれず、木彫っていいなと思いながらも、そういう制作に時間を割かないで一年が過ぎてしまった。NからまたAI のデータセットをつくるアルバイトをしないかと誘われたのだけれど、断った。いままでの僕だったら、目先の金に釣られてやるよーと気軽に受けてしまって、自分のやりたいことに時間をさけなくなってしまっていただろうと思う。そうやっていろんなときに声をかけてもらえるのはとてもうれしいのだけれど、今の僕に必要なのはお金よりもやりたいと思うことをや 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510693 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:273×220mm ※額縁は付属しません。
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69 田舎道
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510691 ========== るための時間だ。選択を間違ってはいけない。それほどやりたいと思わないことに時間を使わないようになってきたのは良い兆候ではないかと思う。ジャガイモを掘り、田んぼの転がしをした。ジャガイモ畑には蚊がプンプンと飛び回っていて、体中のいたるところを刺された。全部掘り起こしてもバケツ一杯分だった。全体的に小ぶりである。大した世話をしていないので、欲張ったことは言えないけれど、欲を言えばもう少し量がとれたらな、という感じ。来年はちゃんと土壌のPH とか調整したり、肥料もちゃんとあげてみようかと話した。結局、今日も草刈りをしなかった。明日必ず。ジャガイモを掘り終え、一度家に帰る。ジャガイモの重さをはかってみると、だいたい7キロくらいだった。蚊に刺された箇所に梅酢を塗り、今度は田んぼへ向かう。あんなに小さかった苗もだんだん大きくなってきている。一部だけ植えた頂き物の苗の成長と比べてもそれほど遜色はない。このまま順調に大きくなってほしい。上の田んぼも下の田んぼも南北方向にだけ一回ずつ転がした。田んぼの底には苔が生え、雑草もかなり生えていた。オタマジャクシが少しだけ泳いでいた。泥の匂いがあまりよくない。田植えしてから3週間くらい経ったけど、これが初めての転がしだ。本当はもう少し早くやるべだったのだろうけど、あんまり苗が小さいということもあって、しばらくやらなかった。吉と出るか凶と出るかはわからない。昨日作った黒板で30分ほどクロッキーをした。自分の手を描いたが、結構難しい。黒板なので何度でも気軽に気楽に描けるので、作ってよかったと思う。毎日少しでもクロッキーすることにしたい。習慣にするのがいいんだろうと思う。木彫も始めた。以前材木屋さんで買って、たいして使わないまま置いていたヒノキの塊をノミで斫っていく。作業机に木塊を固定できるように全ねじボルトとナットでクランプのようなものを自作した。改良の余地はあるけれど、いまのところ不都合はない。さて、何を作ったものだろう。木の塊を前にすると僕は困ってしまう。何を作ろうか。どうしようか、ノミを手に持ったまま、どうすることもできなくなってしまうのだ。それが僕が木彫に興味を持っていながら作り始められないでいた主な理由だった。でも最近の僕のやっていることを援用するだけでいい。つまり、とにかく彫ればいいのだ、ということを思い出し。とりあえずノミで削っていく。何を作っているのか、自分でもよくわからないけれど、とにかくノミを叩いて形を探っていく。ノミ跡があまりきれいではない。ノミの研ぎが甘いのだろうか。ドンドン、ガンガン、削り進める。何か具体的なイメージを彫り進めたわけではないので、自然、出来上がってくるものも何ら具体的なものではない。ただ、形の面白さ、曲線のきれいさみたいなものを味わうような抽象的なものになればいいなと思う。慣れない作業だ 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510694 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。