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61ペンギン(群)

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今日は文章が進まない。もう動物園について書くことはやめよう。特になにかが書きたかったわけでもないのに無理に書いているような感じがする。僕はとにかく動物園が好きで、今度、動物園に行くのが楽しみだ、シンプルに書けばそういうことなのかもしれない。絵も文章もやっていると、「かく」という言葉の文字変換が結構むずかしい。「描く」と「書く」で交互に出てきたりするから、予測変換が混乱しているのがよくわかる。もういっそいつでもひらがなでかくようにしようかなと思う。ここ数日、おそらく今までの人生のなかで一番文章をかいているし、一番絵もかいている。とにかく量をこなすことで上達するというのは、たぶん中学生か高校生くらいの頃の僕のやり方だった。思い返してみると、さっき僕は今が一番絵を描いているかもしれないと書いたけれど、高校生の時にはもっと描いていたかもしれない。実家に帰ったとき、その頃のスケッチブックを見ると、よくもまぁ飽きずにこんなにたくさん手を描いたなと思うくらい、自分の手を色んなポーズにしてかいたスケッチが出てきたことがある。たぶん、今、たくさん絵をかいているなと思っているけれど、高校生のころの僕は今と同じか、あるいはもっと多くの時間を絵をかくことに使っていたのではないか。それが大学に入ってから描かなくなった。描かなくなった時期があったから落差で今がたくさんかいているように感じるだけなんだろうと思う。大学生の頃、僕はどうしても絵をかけなかった。絵をかきたいなという気持ちはあるのだけれど、何をかくかが分からなかった、何をかけばいいのか思い付かなかった。いま考えれば変な話だけれど、その時にはそんな風に思ってた。何をかいたらいいのか、そんなのは何かを描いているうちにわかってくるものだ。今だったらそんな風に考えられるのだけれど、その頃には何をかいたらいいのかわからないから描かないということの方が自然と感じていた。まず絵をかくということを楽しむことからしか、何をかくかとか、何をかきたいかとかいうことは浮かび上がってこないということが今ならわかる。とにかく描くべきだったんだろう。実際、絵を描こうと思って筆を手に取り、画面に向き合ったことが何度もあったけど、そのときの僕にはなにもかけなかった。理由は何をかくか考えてしまっていたからで、そのときの正しい行動はとりあえずかきはじめることだった。文章に関していえば、間違いなく、いまが一番かいている。卒論や修士の論文を書いていた時期よりもずっと多くの文字を日々連ねている。こんなにたくさんの文章をかいていた時期はない。僕はずっと文章をかくということに憧れのようなものをもっていた。文章を読むのは好きだった。けどかけなかった。だいたい文章なんていうものは、かきたいこと、伝えたいことが先にあって、かきはじめるものだと思っていたから今までかけなかっ

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画材:紙、アクリルガッシュ
サイズ:192×272mm
※額縁は付属しません。

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