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55 帰り道

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マを決めてそのことについて書きたいな、なんて思う。テーマは何がいいだろう。高校生の頃、カール・セーガンの「COSMOS」という本を読んだ。カールセーガンは宇宙人へ向けたメッセージを刻み込んだ金属の板を宇宙船に乗せて宇宙を旅させる、なんてちょっとロマンチックなことをしてる天文学者。彼の本が結構面白くて、記憶に残っている。確か高校では朝に10分間だけ読書の時間があって、その時間に僕はそれを読んでいた。宇宙のこと、生命のこと、科学と非科学の境目のような呪術的なことも書いてあった気がする。どのようにして生命が誕生したのかという生命の歴史もそこに書いてあった。エピソード的に覚えているのはヘイケガニについての文章。ヘイケガニというカニがいる。それは瀬戸内海にいるカニで、甲羅に人間の顔みたいな模様がついているらしい。どうしてそんなものが瀬戸内海に見られるのか。その原因になっているのは、その本によれば「平家物語」という話だった。瀬戸内海で死んだ平家の一族がカニに姿を変えて現れたようにその周辺の人々は気味悪がって、捕まえてカニを海に戻したため、人間の顔のように見える模様を持ったカニの遺伝子がより生き残りやすくなり、ヘイケガニと呼ばれる独特な模様を持つようになったということらしい。というような人間が生物の選択に関与している例の紹介だった。あとは、中世ヨーロッパで人間が死ぬ原因をリスト化し、それぞれの全体におけるパーセンテージを紹介したページとかに、たしか、星のめぐりのため、みたいなのが割合としては少ないけど、数パーセントあって面白かった。星のめぐりのために人間は死ぬんだろうか。もしかしたらそういうこともあるのかもしれない。あとは地球史的な話題としては、最初の花は最後の恐竜が死ぬちょっと前に登場した。みたいなフレーズが記憶に残っている。なんかテーマとして「宇宙」と頭に浮かんだので、思いつくままに書いてみた。とりとめのない文章になってしまったけど、まあ、それでいいかなという気がする。COSMOS2 も買ったけど結局読んでない。なんか2ってあんまし読まないっていうのが、僕の癖らしい。あんなに好きなロビンソン・クルーソーも2は読んでない。まぁあれは2というか下巻なんだろうけど。島からかえってきたロビンソン・クルーソーは何をするのだろうか。高校時代の読書ということでいえば、部活が始まる前に30分くらい図書館へ行って本を読んでた。アンネの日記とか黒柳徹子の「小さいころから考えてきたころ」とか読んだ覚えがある。ほかにも読んだんだろうけど忘れてしまった。遠藤周作の「イエスの生涯」とか三浦綾子とかも読んでた気がする。ほかに何を読んでたんだろう。本を結構読んでいたような記憶があるけど、何を読んでいたのかあんまし覚えていない。コルビュジェについて書かれた新書版の本を読んだのも覚えてる。あと意外と物理と

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画材:紙、アクリルガッシュ
サイズ:272×192mm
※額縁は付属しません。

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