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14 雪の栃久保
¥2,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510450 ========== ある日 今日はたしか人と会う約束がある日だ。そんなことをぼんやりと考えながら枕元で鳴っている携帯のアラームを止めた。そのまま電話を1 本かける。午前中に、ということだけは聞いていたのだけれど、はっきり何時とは決めていなかったからだ。もっと早い時間からなんじゃないかと身構えていたのだけれど、10 時に集合ということになったのでほっとする。朝はゆっくりご飯を食べた。おとといの晩から毎食食べている鍋だ。それと納豆。コーヒーを飲んで携帯をいじっていたら、あっという間に家を出る時間になった。 今日のお散歩はお休みして車でビジターに向かう。ゆず組合の関係で何か地域の広報誌にインタビューと写真の撮影をした。笠置町に移住してくることになった経緯とか、ゆず組合で働くことになったきっかけ、ゆず組合で今後やっていきたいこと(!)などをいろいろ話した。ひと通り話をした後で、ゆず畑に行って写真を撮った。レフ板が眩しかった。高枝鋏でゆずを収穫する様子を撮りたいという話だったけれど、ちょうどいい位置にゆずの実がなかったので、結局、高いところにある実を収穫している「フリ」をした。ゆずを手に持ち、Mと並んで写真を撮った時、カメラの人にさわやかな笑顔だと言われた。Mの分析によれば僕は上唇がほとんどなくて歯並びが良いからさわやかという印象になるらしい。僕は被写体を笑わせるためのお決まりのセリフなんじゃないかなと思っている。ゆずの木4本の管理を任された。これから月に1回くらいは見に行くことにしようかなと思う。それらのことを終えて帰宅したのは12:30 くらいだった。例の鍋は通算6食でなんとか完食することができた。 食後に少しだけゆっくりしてから、お隣さん家の庭木の剪定をしに行った。けっこう前に頼まれていたのだけれど、なんだかんだと忙しかったのでなかなか行けずにいた。天気が良くてポカポカしていたので、今日行ってしまうことにした。先月から今月にかけてこまごまと誰かに何かを頼まれていたのだけれど、この剪定を終えてしまえば、今月はもうほとんど何も用事がない状態になる。つまり、絵を描いたり文章を書いたりに集中できる!お隣さん家の庭木の剪定、実は前回まではMと二人で行っていたのだけれど、今回Mは行きたくないと言って来なかった。それは、前回の剪定の時にMが主に切った木がそのすぐ後にぱたんと倒れてしまったのを自分のせいだと思っているからのようだった。僕はM が剪定したことと木が倒れたこととは無関係だと思っているのだけれど......。それから、もう一つ。なんでそうなったのか全く分からないのだけれど、M が剪定していたまた別の一本がローマ字の”U” の形になってしまったのを気にしているらしい。お隣のおじいさんは全く気にしていないみたいだったので、別にそんなに気にする必要はないんじゃないかと思うのだけれど、気が進まないようだったので、しょうがなく今回は僕ひとりで行くことになった。 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510452 ======= 画材:紙、アクリル絵具 サイズ:210×148mm ※額縁は付属しません。
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15 本のある場所
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510451 ========== おじいさんは家にいないみたいだった。チャイムを鳴らしても返事はなく、声をかけても応答がない。まぁ、いつもの通りにやってしまってよいだろうと倉庫から剪定鋏と脚立を借りて作業を始めた。1時間半くらい作業して、もうすぐ終わりそうかなというときに1台の車がやってきて家の前に停まった。娘さんに車で市街に連れて行ってもらって、この冬に着るぬくたい服を調達してきたそうだ。こんな感じでどうですか?と聞くと松の木と椿をもう少し低くしたいと言われた。とりあえず椿を30センチくらい低くしてみた。こっちは特に問題なくできた(と思う)。けれど、問題は松の木の方で、思い切って切ってしまって、と言われたので思い切って切ってみたら、全体のバランスがおかしくなった。あれれ、と思ってこっちをもう少し、あっちをもう少し――なんてことをしているうちに「かなり」思い切った高さになってしまった。最終的には、まぁ、バランスはよくなった(と思う)。作業で出たごみを熊手と竹ぼうきでかき集めて作業終了。 僕の作業が終了したのとほとんど同じくらいのタイミングでMから連絡があった。MはMで今シーズンのゆずの買い取り量の計算の仕事をしているのだった。お互い3時半ごろまでに仕事を終わらせて、そのあと庭文庫に遊びにいこうと話していたのだった。 LINEを開くと「終わらなかった」とのメッセージが入っていたので「もう帰っておいで」と 返信した。Mが帰って来たので庭文庫まで車を走らせた。僕ら二人は月曜日の夜の、人の少ない庭文庫が好きだ。しばらく忙しかったのでだいぶ久しぶりの庭文庫だ。 今日は神田ブレンドを飲もうと思いながら坂道をのぼる。空気が冷たい。ガラガラと戸を開けて声をかける。夫さんが誰かとお話ししていた。土間の本棚に並んだ本たちを眺める。意外とこの本棚の本たちをじっくりと眺めてなかったような気がする。そこからMは1冊本を抜き出した。カフカに関係する本らしい。そのあとMさんが選んだジブリに関係する本のコーナーを眺めた。昨日の夜に読んだMさんの文章がなんとなく、じーんと心に残っている。そうこうしていると、Tちゃんを連れたMさんがガラガラと戸を開けて入ってきた。こども園に迎え行っていたようだった。ほんの数か月見ていないだけなのにかなり大きくなっていた。コーヒーを注文して本を選んだ。前々から気になっていた”MONKEY” のポール・オースター特集にしようかなと思っていたのだけれど、1750円とちょっと高かったので、そのそばにあった同じくポール・オースターの「リヴァイアサン」の文庫本にすることにした。こちらは150 円。MはTちゃんと遊んでいるらしかった。 本を選んでいたらどんどん体が冷えていくのが分かったので、僕もその本を手に、そちらへ行って、ストーブに当たらせてもらうことにした。僕が近づいていくと、Tちゃんがちょっと警戒しているみ 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510453 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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16 カーブミラー
¥2,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510452 ========== たいだった。あんまり近づかずに、無害ですよ、というような顔をして僕はストーブで温まっていた。彼女ははじめ色鉛筆で絵を描いていたけれど、次に見たときは積み木で遊んでいた。僕も積み木遊びに混ぜてもらうことができた。簡易的なピタゴラスイッチみたいなことをしたら喜んでくれたみたいだった。手が小さくて、爪はもっと小さかった。いや爪が手よりも小さいのは当たり前だけども。Tちゃんは三角の積み木の上に三角の積み木を乗せようと頑張っていた。僕もできないかなと思って、真似して頑張ってみたら、なんと三角の積み木の上に三角をのせることができた(三角の角は面取りしてあり、頂点部分にもすこーしだけ平面ができているから)。それをTちゃんに見せてみたら、気に食わなかったのかパンチを食らわされて破壊された。それっきり三角の上に三角を乗せるのは成功しなかった。 その後、細長い積み木をいくつか立てて、その隙間から丸い積み木をころころと行ったり来たりさせる遊びをして遊んだ。そのほかにもいろいろして遊んだ。そのうちにMさんがやってきて、そろそろ帰ろうか、とTちゃんに話かけていたので、そのタイミングで僕らも家に帰ることにした。遊んでくれてありがとうとMさんに言われたけれど僕らも楽しかった。コーヒー代タダにしてあげるから毎週きて、と笑いながら言われた。 本の代金を払い終わった後にコーヒーのお金を払っていないことに気づいたので、それを言うと「じゃあ、150 円だけもらおうかな」とMさんが言った。財布に50 円玉がなかったので、「200 円でいいです」と言って僕はお金をトレーに置いた。「あ、おっけー」とMさんは言って領収書を書いてくれた。 Tちゃんとバイバイして、車に乗って家に向かう途中、ふと、あれ?なんかさっきのやり取りおかしいよね。なんで150 円だったんだろうか、原価なのかな?2杯だとそんなに安くないんじゃない?なんてことを思って、考えてみると、そうだコーヒー1 杯の値段は550 円。ということは僕が「150 円でいいよ」と聞き取ったのはきっと「550円(1杯分の値段で)でいいよ」だったんだと思い至った。 家に帰って夜ご飯を食べた。久しぶりに鍋以外のものを食べたのだけれど、感動的においしく感じられた。風呂に入る。出る。この文章を書いているとMが寒い寒いと言いながら2 階からおりてきた。湯たんぽを抱えている。湯たんぽの蓋を開けようとしているなと思っていたら急に笑いだしたので、どうしたの?と聞くと、カチカチに閉まってしまった蓋を開けようと力を込めたらオナラが出てしまったらしい。この文章を書き始める前に具材を切って仕込んでおいた新たな鍋が石油ストーブの上でシュンシュンと湯気を吐いている。どうやら完成したみたいだ。やっぱり冬は鍋を作ってしまう。 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510454 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:210×148mm ※額縁は付属しません。
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17 春の風景
¥2,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510453 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510456 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:210×148mm ※額縁は付属しません。
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18 さくら
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510454 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510457 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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19 山あいの町
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510456 ========== ということで、どこから読んでも、どこで終えてもいいような一つながりの文章を書いてみようということになって、書いてみています。もともと携帯のメモ帳につらつらとその日あったことを書き連ねていました。それは普通の日記とは違って日付も書いていないし、どこからどこまでが1日の出来事なのかも明記されていません。そういうのを僕は書いていたのですが、それを後から読み返してみると、これが結構面白い、自分のことだからかもしれないけれど、少なくとも僕自身は結構楽しんで読むことができました。皆さんぜひテキトーな位置にひょいっと移動して楽しんでみてください。もちろん最初から順番に読んでいただいても大丈夫です。即興的に思いついたことを思いついたままに、なるべく修正しないで書いているので、わかりにくいところとか、意味の通じない部分があるかもしれませんが、それはまぁご愛嬌ということで。 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510458 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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20 道路
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510457 ========== 目が覚めた。文章を書きたいとずっと思っていたのだけれど、なかなか書く時間がない、なんて言い訳してきた。なんか最近の僕の気づきとしてあるのが、あんまり気負わない方がいいよね、みたいなもので、絵にしても文章にしても何度も修正して修正して修正してーーとやっていくよりも、えいっと一発でできるかできないか、みたいな方法を選択した方が結果的に出来が良いものが生まれてくる確率が高いような感じがする。少なくとも絵ではそう。文章でもそうなんじゃないかと思ったので、このメモにつらつらとなるべく一気に、なるべく書くのを止めないで、なるべく一定のスピードで書き続けてみたら、どんな風な文章が出来上がるのかなという実験をしてみることにしました。なるべくバックスペースのキーも押さないようにしたいけど、タイプミスもあって、ここまで書くのにも何度も削除ボタンを押してしまっている。ケルアックはオン・ザ・ロードしか読んでないけど、そんな感じになるんじゃないかな。さて、書くぞ、ということだけを決めて書き始めたわけだけど、何を書こう。昔の日記を読んだ。毎日つけていたわけではないけれど、何か記憶に残しておきたいと思ったことがあった日に、つらつらとノートにボールペンで書いていた。だいたい途中で手が痛くなって書きたいと思ったことを最後まで書けずに終わるのだけれど、なんか、そういうことをしていた高校、大学の頃を思い出す。そのノートに書いたいくつかの文章も、たいていは何かを書こうと思ってペンを片手にノートを広げてみたけれど、さて何を書こうか、というような文言で始まっていたような記憶がある。さて、何を書こうか、それらのノートはいま長野の森の中の小屋にある。そのうち持って帰ってきたいけど、いつ長野に行けるかわからない。ついこの間まで、寒い寒い、いつ暖かくなるんだ、と文句を言っていたけれど、いつの間にか春になって、緑が鮮やかになってきた。もう夏も近い。草刈りの時期だ。畑に蒔いたいつくかの種ももうだいぶ芽を出している。ジャガイモなんてもう結構大きい。去年とれた米から今年は自分達で苗を作ってみよう、ということになって、籾を蒔いてみたけど、うまく行くかは分からない。まぁなんでもそうだけど。にんじん、なす、トマト、こまつな、トウモロコシみんな順調に育ってきている。駐車場の隅に一本だけ、ゆずの木を植えた。これから何年、何十年とかけて大きくなってほしいけど、あんまし元気がなさそう。葉っぱの色つやが悪い。「ゆず丸」なんていう風に名前をつけた。そうそう、こんど店をやることになった。近所のたい焼き屋さんを借りて、週末に「パンと木工の店」をМとやるのだ。昨日はお店に行って、掃除をしたりレイアウトを変更したりした。Мはお店でパンをこねた。わくわくしている。このところその関係でバタバタと忙しい日が続いている。けど睡眠はしっかりとって 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510462 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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21 夏のミラジーノ
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510458 ========== いて10 時台には寝ちゃう。日付が変わるような頃まで起きてることは少ない。今日はゆずの配達だ。僕らが住んでいる町の特産品はゆずだ。縁があってゆず組合という地域の団体のお手伝いをしていて、週に一度、ゆずの商品を道の駅やいくつかのお店に配達に行くことになっている。黄緑色のジャンパーを着て、帽子をかぶって、カーゴに乗り込んであちこちへ商品を届けに行く。そういう仕事は結構好きだ。さて、そろそろМが目覚める頃なので、今日はこのへんで。なんだかまとまりのない文章だけど、とりあえずこれでいい。次からは一つひとつのテーマについてもっと深く、細かく書いていきたいなと思う。面白いのは細かいところだから。深く詳しく書いた文章は面白いから。粉コーヒーを飲む。ゆず商品の配達だ。朝、時間がなかったので具だくさん味噌汁と米という、僕らにしては軽めの朝食をとり、ビジターセンターに向かう。家を出る前、畳の上に寝そべったつぐはる(僕らが飼っている猫)に両手で足をガシッと捕まれた。このところ忙しく動き回っているせいでたぶんつぐはるも寂しいのだろう。でも行かないわけに行かないので、ひと撫でして深緑色のミラジーノに乗り込む。着くと、EさんもOさんももう来ていた。「もう二人でいける?」とOさんが言うので、僕らは二人ともそれを「もう配達は慣れた?」的な意味だと受け取って、まぁまぁ、ですね。と、だんだん慣れてきました的に曖昧な返事をしたのだけれど「今日用事ができたから、できれば二人で行ってほしい」という意味だったらしく、それなら、もちろん!二人で全然いけます!ということになり、今日の配達は初めて二人だけで回ってくることになった。ムジカピッコリーノの音楽を流しながら、フローラの声やっぱりいいなぁ、とか言いながら、半分デート気分で配達がスタート。天気が良かった。深緑色の木曽川に映る新緑が鮮やかだ。岩村の醸造所へ行き、ゆずのジュース3箱を受け取る。かめやへ行き、カステラ10本を仕入れる。そのまま更に南へ車を走らせて上矢作へ。途中ですごくトイレにいきたくなったので、着いたらトイレに直行。間に合って良かった。ゆずの果汁が結構売れているみたいだったので、補充して帰る。カステラとか羊羮よりも、ゆず玉だったり、果汁だったり、ゆずそのものを売った方が良いんじゃないかという気がする。あとはゆずペーストとか、皮とか。お菓子屋とか、パン屋さんとかに素材を卸すようにできないのだろうか。さて、そして次は山岡のおばあちゃん市だ。このところ、あんまり売れていないみたい。それでも他の店よりはやっぱり売れ行きが良いみたいで、色々と商品が少なくなってたので補充しようと思い、在庫を積んだ車の扉を開けたとたん、積んでいた段ボールが崩れてきた。あっ、と思って支えようとしたのだけれど、あえなく角から地面に落下。かちゃん、と高い音がして、内容物がじわぁ 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510464 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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22 はしご
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510462 ========== ……と漏れだしてくる。さっき仕入れたゆずジュースだ。やってしまった。4本くらい割れた。あーあ、と言いながら片付けをして時間を食う。気を取り直して今度は北上していく、その他、5、6箇所回ったけど、記憶に残るようなことは特になかったように思う。昼ごはんはなか卯でカツ丼( 並) を食べた。Мは親子丼。肉自体はおいしくなかったけど、味付けはまぁまぁ良かったらしい。しばらくМからおいしい親子丼とはどんなものか、という話を聞いた。中津川の店に品物を置き、恵那に戻る。最後は笠置コミセンに品物を下ろす。今週末からお店を始めると事務所のみんなに言うと、おー、となった。チラシあるの?と聞かれたけどまだできていない。あの場所ではなかなか難しいのでは? 的な話もされた。と、いうような感じで、恵那をぐるっと一周回って、配達を終えた。こんど僕らがお店をやることになっているお店に向かい、Eさんと落ち合う。この後、3人で飯地のテント村に品物を届けることになっているのだ。ぐねぐねと山道を上り、商品を届ける。そのあと猫にご飯をあげに一度家に戻る。午後3時。これから店の仕込みだ。色々と持って店へ。パンをこねる。昨日、中種を仕込もうと思っていたのにイーストを持って帰り忘れて、ゆずの元だねで代用して作った中だねだったけど、問題なさそうに膨らんでくれていた。粉を量り、こね始める。緊張しているのか、いつもと環境が違うからか、配達後で疲れているからか、何度か量り間違えたりした。まぁこねるの自体はいつもと変わらずできたけど。その後、きんぴらごぼうを仕込む。ごぼうを細切りにして、水にさらす。にんじんを切り始めた頃、店の持ち主であるTさんが覗きにきた。ちょっと話して、じゃあ、後ゆっくり~と言って帰っていった。きんぴらを完成させ、茹で玉子を作っておいた。コジケイの卵なのだけれど、味の違いはあんまし分からなかった。Мは二度パンをこねた。配達もあったし、もう疲れきって、早く家に帰りたいと言い出す。僕も「もう無理」って感じだったので、洗い物をして掃除をして家に帰った。外はもう真っ暗。たしか20時を少し回ったくらいだったと思う。家に帰ると「どこ行ってたんだよー!」というような感じで猫がすり寄ってくる。ご飯をあげる。米を炊き、食器を洗う。Мは布団に直行。僕はチラシを印刷してから布団に向かう。PさんとОさんがお店頑張ってと、言ってくれたけど、もう、ぐったり。無理無理無理と言いながら布団に向かう。そんな長い長い1日が終わった。さて、明日は初営業日だ。目が覚める。疲れているはずなのだけれど、ぱっちり目が覚めるのはどうしてだろう。昨日は風呂に入らないまま寝てしまったので、朝、湯を張ってシャワーを浴びる。昨日の仕込みの時に水の配分を間違えてしまったパン種を使って、ホットケーキというかパンというか、みたいな何かを作って食べた。2日目は8時頃に店に到着し、 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510466 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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23 お店の看板
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510464 ========== 準備をする。とりあえずМの天然酵母のパンをオーブンに入れておいて、イーストのパンの成形をする。1日目は前日に成形をしていたのだけれど、それだとやっぱりちょっと過発酵の感があったので、やり方を変えてみたら、結構いい感じ。あと今日の気づきは、焼く前に牛乳を塗るタイミングだ、塗ってから焼くまでの時間をしっかり長く取っておくと、おなじ温度、おなじ時間で焼いても焼き上がりの色が格段に良くなるということ。朝、電話があってAさんがまた全種類、イーストと柚子酵母を頼んでくれた。あとは、中学校のバレー部の人がハムレタトマトを12 個注文してくれた。予約は時間までに数を揃えておかないといけないという緊張感があるので、慣れるまではあまり受けたくないな、という感じ。でも、無事にできてよかった。あとはポツポツ売れていって、今日も作った66 個がほぼ完売した。美味しかったとコメントを結構もらえていて一安心。今日は1日バタバタしていて、お客さんとゆっくりお話をする時間が取れていなかったのでそのあたりは改善していきたい。木工品を売りたい、というか、木工品を売らなければいまの形のお店はなかなか厳しいところがあるので、お客さんとお話して木工の方に興味をもってもらわないといけないよね、みたいな話を家に帰ってから梅酒をのみながらМと話した。そしてぐっすり、深く眠る。朝、疲れがたまっていたのか、なかなか起きられない。大きなごみ袋を2つ抱えて、散歩がてらМと二人、ごみを出しに行く。今日は小学校のバイトがなかったのでよかった。あったらちょっと早起きが辛かったのではないかなと思う。朝ごはんはずっと前から気になっていた、近所のパン屋さんのパンを色々買って食べた。あんパン、クリームパン、食パン、レーズンパン、まぁ、美味しくないわけではないけれど、僕らが作るパンの方が美味しいんじゃないかなという気がする。なんていうか、パンに特徴がないというか、パンの味も風味も感じられないパンという印象。それを車内でぱくつき、そのまま駅前の方に出て、買い物やら、店の合鍵づくり、Мの親知らずの抜糸やらなんやらをやった。コンビニでナスの苗をひとつ買って畑に植えた。後は昼寝して、起きてから家の前を少しだけ草刈りした。道端にМのブラパットが落ちてたので、拾ってポケットに入れたまま草刈りをした。そのあと、ゆず組合の役員会へ。次回からゆず商品の配達は僕たち二人で行くことになった。帰ってきて、店のポイントカードを作った。店の看板用に書いた絵と文字をイラレに取り込んで、なんか良い感じのものができたと思う。レイアウトは今日行ったパン屋でもらったものを「かなり」参考にさせてもらった。この頃、食生活が乱れているのでちゃんとしたものを食べたい。部屋も散らかり放題なのでお掃除する。あとは、週末の営業に向けての準備、田おこし、木工品の製作――。いろいろやらなきゃな 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510467 ======= 画材:板、油彩 サイズ:412×325mm ※額縁は付属しません。
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24 雨と霧の夕暮れ
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510466 ========== らないことはあるけど、まぁボチボチやっていきたい。2日間の営業を終えて、お金の計算をしてみた。まずは売上、初日が9,520 円、2 日目が16,710 円、2日間の合計で26,230 円だった。材料費等々の計算がまだしっかりできていないけど、食材で5,000 円、場所代で2,000 円、その他消耗品で2,000 円くらいすると、経費は合計で9,000 円となる、差し引きすると、17,230 円の利益ということになる。普段の僕たちは二人で1日働いて1万円くらいなのでまぁ、悪くない。いや、かなりいい感じである。代かきをした。昨日、水路を整備して田んぼに水が入るようにしたのだけれど、水量が少なかったからか、朝になっても土が見えているような状態だった。朝からМと二人で水路の詰りを直したり、そこに溜まった砂利をさらったりなんかしてみたのだけれど、水量は変わらず。水の源の方まで歩いていって、水を流し直してみるとだいぶ水量が増えて、田んぼにも水がどんどん溜まっていく。耕運機で土と水とをまぜる。荒起こしが不十分だったのか、耕運機がなかなか前に進まない。縦横2 回かけて、さらに土が硬い所を重点的にかけた。水を少し減らしてみると、地面の高いところと低いところとがわかった。高いところの泥を低い所へと運んでいく。桶に入れて運んでいく。運んでも運んでもなかなか変化しているように感じられないので、途中でやめて、お昼休みに作った即席トンボで泥を平らに均した。Мは午前中で疲れたみたいでお昼寝していたので、午後はひとりで後半戦を頑張った。なんとか1日かかって代かきが終わった。あとは田植えだけだけど、苗がまだまだ小さいので間に合うかどうか、というところ。ゆずの配達。満島ひかりのラジオを聴きながらМと二人、市内とちょろっと中津川をまわる。彼女の朗読は良い。すごく良い。演技も良いけど、朗読が良いと僕は思う。歌は僕にはあんましよくわからない。ラジオの中で2 つの詩を音楽にのせて読んでいた。尾崎翠の詩が僕にはすごく響いた。ミスタ・シャープ。何てことはない、ロンドンの霧の中の詩人さ。ミスタ・シャープ。ハロー木星。ロンドンの霧の中の詩人さ。もうちょっと探し疲れたみたい。木星の匂い。火星ではどんな言葉が話されている?ハロー木星。ハローミスタ、シャープ。ロンドンの霧の中の詩人。すごくいい。尾崎翠、そのうちに読んでみたい作家だ。その詩を聴きながら、恵那市を南下していく。道端になにか小動物が車に轢かれ死んでいた。それをカラスがついばむ。嘴でそれをつつき、肉を引きちぎる。何てことはない。ロンドンの霧の中の詩人さ。配達を終え、疲れた体に鞭を打って週末の店の準備。具をつくり、生地を3 回こねる。家に帰り寝る。起きる。疲れていたのか目覚ましで起きられず、起き上がったのが5 時を過ぎてしまった。店に行き、パンの切り分けと成形。そしてどんどん焼いていく。イーストは今回はかなり量を 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510469 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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25 Bさん家
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510467 ========== 減らしてみた。中種の膨らみはイマイチだったけど、一次発酵のあとの膨らみは十分。焼き上がりの感じも結構いいかんじ。こんな感じでいきたい。ゆずの天然酵母パンも良いけれど、イーストはイーストなりの良さを引き出していきたいものだ。ゆずを引き立たせるための噛ませ犬ではなくて、ちゃんと1個のパンとしてファンを獲得していけたら良いなと思う。今日のパンは中種( 粉200 グラム)にイーストを0.5g、本ごねの時に0.7 グラム入れた。今日はあんまし人が来なかった。天気がよくなりそうだったので、ゆずジュースを仕入れたけど、結局曇りだったので、1本しか売れなかった。ゆず果汁も買ったので明日はサイダーで割って売ってみようかなと思う。結果、売上は11000円くらい。最低ラインはクリアしてるけれど、もうすこし頑張りたい。Yさんがいっぱい買ってくれた。Aさんも来てくれた。前に来てくれた人も何人か。中学生くらいの男の子をつれた女性。赤い車に乗ったいつも来てくれる男の人。そして、はじめて来てくれた庭文庫が目当てのお客さん。営業5 日目だけど、何度も来てくれる人がいるのはとてもいい。肉じゃが、ハムレタチーズ、ほしいと言われた。たい焼きないの?と何人かに言われた。焼けるようになった方が良いのだろうか。明日はお客さんが増えるのを期待。つかれた。1週間がバタバタと過ぎ去った。先週の営業を終えて、翌日はFさんちに呼ばれて夜ご飯を頂いた。はじめにでてきたトマトのスープが絶品。鰹の叩きも良い。炊き込みご飯も良かった。笠置の移住定住の話からゆずの商品まで色んな話をした。火曜日、店の契約書を出しに行く。店は半年間だけにしてほしいと言われた。これから頑張ろうとしてた所なのに残念。その時にはそんな風に思ったけれど、いま考えればその方がいいのかもしれない。どうもこのごろ僕らは多忙だ。色んな事をやりすぎていて、身体がきつい。ちょっと暮らしを見直さないとなんのために生きているのか分からなくなってくる。6 月からは日曜日だけの営業にしようとМと相談して決めた。土曜日はイベントをポツポツとやってみるようにしたい。T先生の家で木のスプーンを削る会のようなものをやる感じになった。もうすこし具体的に話をまとめて先生に相談。もう水曜日は何をしたか覚えていない。小学校に掃除に行って、その後何をしたかな。たぶん製材をして、ワークショップ用のスプーン素材を切り出したりなんなりしたんだと思う。火曜日にМが怪我をした。僕が移住定住の何か雑務的な仕事をしている間にМがカレーを作ってくれるということになって、玉ねぎをみじん切りをしていてザクッと指を切った。タオルで止血して。ぎゅっと握る。しばらくそのままにしてから、晒をぐるぐるまいて、輪ゴムで縛っておいた。傷口を見た感じ、ザクッと切れているけれど、まぁ、大丈夫そうなのでしばらく様子見。夜、痛がるので、親知らずを抜いたと 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510471 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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26 中野方川の水面
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510469 ========== きに医者から貰った痛み止の薬を飲むように言った。しばらく木工はできないかもしれない。Tさんに店は半年間だけ、と言われたあとで木工やろう!とМは張り切っていたのに、その矢先に怪我してしまう。なんかなぁ……店をやっていて思うのは、僕らは店をやったり、人と関わったりするのがやっぱりあんまり得意でなくて、たしかに一瞬楽しいかなとも思うのだけど、だんだん辛くなってくる。お店をやってると、ふとした瞬間にお客さん来なければ良いのにとか思ってしまう。なにか家でコツコツと作って売っていくのが良いのだと思う。どうにかして、自分達にあった活動のしかたを見つけたいものだ。まぁ色々やってみるというのは良いことだと思う。来週はパンの数を減らして、マフィンを出してみる。マフィンの方が作る手間が掛からないから。金曜日はゆず組合の配達。その後に店の仕込み。あと今週あったこととしては、自分達の蒔いた籾が芽を出した。まだまだ小さいので植えられるかは不明。Yさんのお父さんが苗をくれた。栗、ツバキ、サカキの製材をした。ツバキはブドウの皮みたいな匂いがした。まぁ、そんな感じ。今週の店は、もうなんか疲れちゃってあんまし上手くいかなかなかった。天気が悪かったこともたぶん関係してるけどお客さんがあんましきてくれなかった。準備して開店するまでが大変すぎて、店を開けたあとにぐったりしてる。それがあんまし良くないんだろうと思う。お客を呼ぶための努力をする体力がない。日曜日、Мは1、2時間だけ家に帰って寝た。僕も店の机に突っ伏して2 時間くらい寝てた。なんかいまのやり方は間違ってるんだと思う。準備の仕方を見直した方がいい。問題は金曜日に配達の後で仕込みをしなきゃならないことだと思う。帰ってきてMと少し遊んでから寝る。小学校に行く。寝息、寝息。車が家の前を通りすぎる。雨が降っていて、猫はどこかに行っている。静かな朝だ。いや、川が流れ続けている。僕らがこの家に住み始めて、一年とどれだけ経ったか、良く分からないけど、まぁ一年以上住んで、川の音に慣れすぎてしまっている。このごろ、人の家にお邪魔する時、自分達の家が静かではなかったのだということに気がつく。mさんの家。デッキから眺める風景。いいなぁ、と思う。静かに、穏やかに暮らしていきたい。でもそれがなかなか難しい。特に経済的理由によってそれが難しくなっている。どうすれば自分達が好きに暮らしていけるだけのお金が手にはいるのだろう。自分達がやりたいと思うことがお金に結びついていかない。ずっと、それで悩んでいて、結局やりたいことをできずにいる。今日は小学校へ行き、帰ってくるといつになく部屋が片付いていた。Kさんがくるらしい。なんだか、移住定住の仕事が大変で悩んでいるそうな。家に帰ったとき、橋の下の辺りをYさんが草刈りしていた。ちょっと話した。今日は仕事サボったと言ってたのが面白かっ 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510472 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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27 じゃがいも畑
¥9,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510471 ========== た。稲の苗を見てもらった。植えるのは6月半ばくらいになっても大丈夫なんだそうだ。もうすこし苗を育ててみようかなと思う。今日は草刈りの一日。川向こうの畑が草だらけになっていたので、まとめていっぺんに刈る。しばらく天気が悪いそうなので、今日できてよかった。mさんが田んぼの草抜きをしていた。帰ってくるとKさんがきた。Мはマフィンを作る材料を生協に買いに行ってる。しばらくBさんちで、KさんとMとBさんの三人で話してた。この間、店の営業の終わったあとで、畑にいた大きなカタツムリをМが拾ってきた。タッパーの中で育てている。まいちゃんと名付けた。レタスがお気に入りらしく、結構な量をパクパク食べている。うんちの量もすごい。たまごの殻をたべたり、水を飲んだりして暮らしている。家族が一人増えた感じ。僕はあんましお世話しないけど、ちょくちょく様子を見たい。つぐはると昼寝をした。今日はそんな感じ。もう梅雨入りするらしい( もしかしてもうした? )。まぁボチボチやっていきたい。起きる。つぐはるが掛け布団を引っ張っていくので僕らふたりの布団が少ない。いや、3 等分ではある、みたいな感じになってる。でもつぐはるの体の大きさを考えたら贅沢すぎる布団の量だ。朝から公平性と平等性について考える( 考えない)。さて、今日は1日かけてパソコン作業。オンラインショップとブログ記事の作成、ひと通り終わったような終わっていないような感じ。パソコンをやると目がさえて夜眠れない。Мは横でぐっすりねむっている。さっきオイラーの定理ですか?足首が痒いんです・・・と寝言を言っていた。僕ももう寝る。おやすみなさい。僕は草刈り機で雑草を刈っていく。Мは裏の畑のジャガイモが雑草に覆われていたので、それらを引っこ抜きつつ、土寄せをしていた。僕は小学校に行き帰ってくる。これから僕らが力を入れて売っていこうとしている木工キットのことを進める。リットリンクとかいう、LPを作るようなサービスを使っていろいろやってる。何枚かイラストを描いた。夜、映画を2 本みた。なんとなく映画を流し始めたら、見始めてしまった。1つ目はSMAPの草薙君が出てる「台風家族」もう1本は「愛がなんだ」というやつ。どっちもそんなに面白いと思わなかった。けど、夜に梅酒を飲みながらゆっくりする時間があるのはとても良いことだと思う。何日か前のことを思い出しながら書こうと思うと、なかなかうまくいかない。毎日この文章を書いていきたい。さて、気をとりなおして今日のことを書くことにしよう。頭が痛い。このところずっと締め付けられるような痛さ。原因がよくわからなかったのだけど、Мが調べてくれたところによると、ストレス性なんとからしい。要するに肩とか首の周りの血行が悪くなって、筋肉が固まっているから頭が痛くなるらしい。ということなので、こまめに肩を回したり、首をぐるぐるしたりしながら今日の午後を過ごし 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510475 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:273×220mm ※額縁は付属しません。
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28 田んぼ
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510472 ========== てみたら、これが効果てきめんでもう今は頭痛しなくなった。肩のぐるぐるを習慣にしようと思う。リットリンクできた。いい感じ。コシヒカリ化成2.5 畝に半袋はまき過ぎといわれたけど、袋の裏面にはそういう風に書いてある。早く田植えしろといわれた。来週の月曜日にもう一度代かきして、水曜日に田植え予定。天気がいいといいな……。今年は稲の後に裏作として麦をやりたい。それを考えると、来年の麦の収穫をおえた後に田植えになるような、タイムスケジュールで今年もやっておきたいというようなことを考えて、6月に田植えをすることにした。周りのみんなはもう植えているので、なんだか焦るような気分になるけど、まぁ、あせらずやりたい。去年自分たちが収穫した稲からそだてた苗もだんだん大きくなってきている。失敗してもいいから半分は自分たちの苗を使ってみることにした。夕方草刈りをした。部屋の片づけをした。恵那に来て、Мと暮らすようになって片付けができるようになった気がする。淡々とあるべき場所に返していってあげれば、気づいた時には部屋は片付いている、ということが分かってきた。しばらく忙しくて部屋が散らかり放題だったので、このところ少しずつ時間をとって家を整えている。来年のカレンダーに味噌づくりと、稲苗づくり開始と、梅干しの予定日を書きこんだ。今年は味噌を作れなかったし、苗づくりも遅かったので、これで来年時期を逃さないだろうと思う。このところ冷蔵庫にマフィンがあふれている。このあいだパンをこねることができなかった日のこと、パンができないなら今日はマフィンデーにしよう!ということでマフィンをいっぱい作ったのだけれど、開店間際になってМが疲労でダウンしたので、結局店を開けずに家にもってきたマフィンが冷蔵庫を占拠しているのだ。その数、50個近く。具合の悪い人が作ったものなので、ご近所さんに配ることもできず、とりあえず冷蔵庫に放りこんだ。冷凍庫はもうすでにいっぱい。いつかつくったパンもまだ残っている。作ったマフィンは2種類。バナナナッツとチョコチップだ。バナナの方は、シナモンを利かせすぎて味がくどいような気がしたので、次回作る時にはシナモンはなしにしてもいいかもしれない。チョコチップの方がおいしかった。もうなんか冷蔵庫の中がマフィンだらけで、自然、僕らはマフィンをいっぱい食べることになるわけだけど、もうなんだか結構しんどい。食べても食べても減らないような感じがする。いや、むしろ増えてるんじゃないかという気さえしてくる。実際、僕らはバナナマフィンと、チョコチップという2種類しか作っていないはずなのに、「チョコバナナ」マフィンが誕生したりしているので、おそらく冷蔵庫のなかで交尾しているに違いない。そして、いつか納豆マフィンとか、味噌バナナマフィンとかいう新種のマフィンたちが生まれてくるんじゃないかと恐れている。もう 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510476 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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29 木々の隙間から田んぼを見る時
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510475 ========== 僕ら二人はマフィン恐怖症だ。饅頭怖いではなく、マフィン怖い、だ。けど、今日の朗報として、チョコチップマフィンは全部食べ切ったらしい。猫がプリンターの上に乗っかってこちらを見ている。先日もらってきたプリンターだ。僕らの家には3つのプリンターがある。すべて貰い物だが、小さいのから順に、エプソン、キャノン、ブラザーときれいにメーカーがバラバラだ。一番大きいブラザーのプリンターは最近入った新入りだ。A3 サイズの印刷スキャンができる。なかなか状態がよさそう、ということで、一応もらってきた。その他にも最近いろんなものをもらってきている。物を減らして家を整えようとしているのに、なぜか物が増えてしまう。しかも、要るのか要らないのかわかんないけど、なんとなく面白そう、みたいな漠然とした理由でもらってきてしまう。最近もらってきたものといえば、たとえばこんな感じ。小学校の椅子4脚、身体測定用の体重計(100キロまで計れる)これでつぐはるの重さをはかってみたらちょうど5キロだった。大きくなったもんだなと思う。これで、つぐはるに何グラムご飯を上げればいいかがはっきりした。あとは背筋力を測定する器具。これはこの機械がほしかった訳じゃなくて、それが入ってた木箱がかっこ良かったからもらってきた。あとはMさんにオーブンをもらった。このごろだとそんなところだ。歯が痛い。どのくらい前からそう思っていたのかもうよくわからない。よくわからないくらい前から、なんか歯が痛いなぁと思っていたのだけれど歯医者に行くのが億劫でずっと放置してきた。さかのぼって考えれば、あれは確か2年前の夏、僕が長野の森の中でリンゴを食べていると、ぽろっと詰め物が取れてしまった。そのときすぐに病院に行けばよかったのだけど、やっぱりその時にも歯医者に行くのが億劫で行かないまま2年がすぎた。そして今日病院に行ってきた。麻酔を打たれ、ゴリゴリ削られ、型をとった。恵那の病院は真っ白い感じだった。幼いころから僕がずっと通っていた歯医者とは少し違う。記憶のなかにある歯医者の待合室はもっと暗い感じ。暖色系の照明、もこもこした椅子。観賞用の水槽に無数の小さな魚が泳いでる。いま考えれば、病院だし真っ白で無機質なのが普通なんだろうけれど、僕の記憶の中にある歯医者はそんなちょっと怪しい雰囲気の場所だ。なんだったんだろうかあの歯医者は。仮の詰め物を入れてもらった。来週、完成版の銀の詰め物を被せてもらう。かえってきて、作業部屋の片づけをする。どこに何を置くか、抜本的な変更が必要な気がする。このところ、散らかりすぎて、作業部屋があまりうまく機能していない。小学校からの帰りの車の中で、Мと毎日ちゃんと作りたいものを作る時間を設けようという話をした。そこで帰宅後、今作りたいものって何だろうみたいな話をしたら、ランプシェード欲しいよね、みたいな話になったので、 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510481 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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30 木々の隙間から
¥12,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510476 ========== 風船に半紙と麻ひもを巻き付けて固めてランプシェードを作った。今はまだ乾燥中で、目の前に2つぶら下がっている。そういえば、大学生のころ、住んでいた部屋のランプシェードもおんなじようにして、自分で作ったものだった。売ることを考えずに、自分の作りたいもの、使いたいものを作っていこうという話になった。しばらくはそういうことで続けていきたい。その方がモノづくりを楽しめる。このごろの我々猫の皿の方針としては木のモノづくりの楽しさを伝えていくような活動だったり、みんなに木にふれるきっかけを作る活動をしていこうみたいな感じ。けど問題は僕たち二人とも、あまり人と接する時間がながいと疲れすぎてしまうということだ。週に1度とかならなんとかなるんだろうか……。木の何かを作って売るのってやっぱり結構難しいよね、みたいなことはもうずっと前から分かっていたのだけれど、なかなかそういう方向性を変更できずにいた。なんかちょこちょこといろんなものを頼んでくれる人がいたりとかするからだけど、やっぱりそれらに応えるたびにやっぱりこういう方向性は厳しいよね、という風に感じてきていた。ということで、そもそも、僕らが最初に話していたような、木工の体験を売ろう、木でモノを作ることの楽しさを売ろうというような方向性にまた戻ることにした。それで最近スプーンの制作キットを作ってる。もうだいぶできていて、あとは三木章に注文したナイフが届くのを待つばかり。三木章からナイフが届かないので、確認のメールを送ってみた。対応してくれるだろうか。あと、クリーマ経由で箱の注文が来た。簡単そうなので、適当に見積もりを出して返信してみた。水を吸った半紙って意外と乾くのに時間がかかるんだな。小学校から帰ってくる。田んぼの水が減っているので、水の源を見に行く。水門の高さを調節する板が新しくなっていた。もう古かったから誰かが新しくしてくれたのだろう。1度門を大きくあけて、詰まりを解消してから、元の高さに戻す。お隣のおばあちゃんが庭の草をむしっていた。いつもだったらそのまま家に戻ってくるところだけど、今日はなんとなく、そのまま道を山の方へ散歩してみることにした。そこから上は山の中、というような道をМと歩く。普段見る風景をちょっと上から眺めるとなんか見え方が全然違う。山の影に入って、明るい向こう側の景色を見る。朴の木のシルエットが面白い。その先に田植えして間もない田んぼの風景があり、さらにその先に山がある。そういうレイヤー構造の風景が面白い。ぐるっと一回りして家に帰った。歯が痛い。麻酔が切れてきたみたいだ。Мがお米を炊いてくれている音がする。くしゃみが止まらないので、アレグラを飲んだ。肩こりは血行が悪いからだとわかったので、今度はくしゃみの原因を知りたい。やっぱりアレルギーなんだろうか。アレルギーの原因は何だろう。睡眠が不 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510483 ======= 画材:キャンバス、油彩 サイズ:410×318mm ※額縁は付属しません。
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31 雨の日の赤信号
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510481 ========== 足しているとくしゃみが出るという風に僕はなんとなく感じているのだけれど、実際のところはどうなんだろうか。花粉か雨の日にはあまりとばないから花粉症の症状は雨の日にはあまりでないみたいな話をよく聞くけど僕はあれがあまりピンとこない。むしろ雨の日にこそくしゃみがよく出る気がする。このくしゃみの原因は何だろう。猫が文庫本のひもをかみ切って飲み込んだ。つぐはるはひもをよく飲み込む。おなかの中がひもだらけなんじゃないかと心配。ひもを放置しないように気を付けているのだけれど、油断するとすぐにやられる。もう基本的にひもはすぐに切って捨ててしまった方がいいね、という話になった。本当に心配。外を自由に歩き回っている猫は外で飼い主が見てないところで何かいけないものを飲み込んだりするんだろうか、それとも飼い猫だけの行動なんだろうか、とりあえず猫が心配。猫のごはんを少し良いやつにすることにした。月のご飯代が5000円ほどになるらしい。Мがいろいろ調べてくれて、なんかよさげな奴になった。僕も一粒食べてみたら、なんか、風味がゆたかで僕が食べても結構おいしい感じだった。前にカルカンも食べたけど、それとは全然ちがう。おいしい。つぐはるも残さず食べるので猫にもわかるおいしさなのだろう。いや人間にもわかる味の違いだった。猫には長生きしてほしい。Мの携帯が鳴る。図書館からだ。ずっと田んぼの本を借りたままにしていたので、いい加減返せと連絡がきたらしい。あした返しにいくとのこと。おとなりのS さんに野菜をもらった。昼寝をしているとピンポンと音が鳴り、出ると野菜をくれたのだった。そういえば今日、玄関先に木が置いてあった。大き目の丸太がポンと置かれている。メッセンジャーがはいっていて、開くとF さんが置いてくれていたらしい。ツゲの木とのこと。Мがツゲ櫛をつくることになった。最近椅子をすごく作りたいなと思ってる。いままで、売れるもの、売れそうなもの、と考えて何を作るか決めていたけれど、制作に関してはもう好きなものつくろうよ、ということになったので、じゃあ僕は椅子を作りたいなと思ってる。チェロとかも作りたいなと思うけど、なかなか時間がかかりそうなので、順番にやっていこうと思う。とりあえず椅子から始める。どんな椅子がいいかなぁなんて、想像しながら掃除をする。家の前に積まれている木々を使って。半分生木でやろうかなと思う。座面はまた、自分の稲わらで縄をなって、それを編んで座面にしようかなと思う。ワクワクする。図面を書いて、正確に加工する、みたいな作り方でなくて、その場その場で考えながら、即興的に作ってみようかなと思う。うまくいかなくてもまあそれはそれで、ということで、さっそく明日から少しでも椅子づくりの時間を設けることにした。昨日今日とパソコンで書き始めたけど、やっぱり文章はパソコンの方が書きやすい。音声入力 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510485 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。
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32 春の風景
¥2,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510483 ========== も試したけど、とりあえず、キーボードを叩いた方が速そうだ。1つのファイルに文章を書き続けるというのは結構おもしろい。継続することが苦手な僕だけど、これは続けられそうな気がする。日々の積み重ねが結果として、視覚的に残るからだ。毎日書こう。雨が降っている。雨の中、ごみを捨てに行く。可燃も不燃も出せる日だ。Мは生理が重いらしく、今日は寝て過ごすことにした。小学校へ行き、帰ってくる。肩をぐるぐるさせる運動のおかげか頭痛はない。帰ってきて、部屋に立てかけてあったツバキの細い木を使って椅子を作り始めた。木の曲がりを生かしたものにしようと思って、ちょうどいいところをトリミングした。それをバンドソーで縦に半分にパカリと切った。途中、太いところでバンドソーの最大切断厚さを超えてしまったので、手ノコで切った。こっち側からと、あっちがわと、木の両端から刃をいれてしまったたので、真ん中で切り口が合わなかった。最後はバール二本をつかってパカリと割った。机に立てかけてどんな風な椅子になるのか想像を膨らませる。うまくいくだろうか、図面も描いていないし、完成形のイメージスケッチさえもしていない、うまく組みあがるだろうか、わからないけど、とりあえず作業を進めてみるつもりだ。とりあえずいまのところ結構いい感じだなと思う。坂口恭平の昔の文章を読んだ。2004 年くらいの文章だ。それによると、名刺を作っていろんな人に渡してるけど、リンク先は日本語だから、みんな読めない、だからグーグル翻訳にぶっこんで英訳して公開した、みたいなことが書いてあった。おもしろいなと思って、僕も試した。そしてさらに僕が面白いなと思ったのは、その英語をもう一度日本語に翻訳しなおした文章だ。意味が変わっていたり、主語が変わっていたりといろいろあるけど、面白い文章だ。たとえばこんな感じだ、――目覚める。彼女は文章を書きたいと思っていたのだが、そのための十分な時間がないと言い訳をしてきた――なんか小説みたいな文章になってる。その他にも全体としてはおかしな文章なんだけど、ところどころ、面白い表現が出てくる。例えば、「麻里さんの家」と僕が書いたところを変換に変換を重ねると「マリの家」となる。なんかこの字面かっこいい、この一単語だけで何か物語を書き出せそうだ。小学校からの帰り道、僕は1匹のおかしな猫に誘われるようにして、とある1軒の家にたどりついた。いつも曲がる道を曲がらずに行った先、車が通れないような細い道を少しいったところだ。そんなところに家があるなんて知らなかった。一階建ての古いのか新しいのかわからないような家だ。全体の雰囲気としては古いのだけれど、外壁はおしゃれな緑色に塗られ、入り口のドアは鮮やかな赤色で塗られている。けれどその赤はけばけばしさはなくて、なんだかとても落ち着いた感じの色だ。家が見え、僕は足を止める。誰の家だろう。よそ 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510487 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:210×148mm ※額縁は付属しません。
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33 棚田の風景
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510485 ========== の人の家に勝手に入っていったら、怒られるんじゃないかと思った。立ち止まり、どうしようかと考えていると、猫はぴたと歩くのをやめ、僕の方を向いて、みゃあと鳴いた。すぐに向き追って2、3歩進んだかと思うと、もう一度、立ち止まり、そしてまた、みゃあ、と鳴いた。「ついておいで、大丈夫だから」そんな風にその猫は言っているような気がした。ざ、ざ、ざ、と庭に敷かれた砂利の上を歩く。家の周りは木々に囲まれている。お山の真ん中にぽっかりと穴みたいに空き地ができてその中に家があるみたいだった。家の前にはだんだん畑が広がっている。けど今は何も作っていないみたいだった。背丈の長くなった草が風に揺れている。静かだった。こんなに静かな場所には行ったことがないような気がした。木に囲まれ、その中に立っている自分はこの世に一人きりなんじゃないか、という感じさえした。もしかしたら、この森に囲まれた家の回りはなにもないのかもしれないそんな想像が頭の中で膨らむ。その空想の広がりを遮るように、また、みゃあ、と猫の鳴く声が聞こえた。「さぁ、早く、何しているの?」ぼくはまた、猫の後について、歩き始めようとすると、今度はまた別の声がした。今度は人間の声だった。「あら、こんにちは、どうしたの?」僕はどきっとして振り返る。心臓を針でちくっと突然刺されたのかと思った。肩がすくみ、おなかが引っ込んだ気がした。振り返るとそこには女の人がいた。僕のお母さんよりはだいぶん年上みたいだ。「えっと、あの。」僕は自分がどうしてここにいるのかわからなかった。ここがどこなのかもよくわからず「猫が」という言葉だけがろうじて口からでてきた。猫はどこかへ行ってしまっていた。まったく無責任な猫だと思う。とにかくまぁ、僕とマリとが初めて会ったのはこんな風にしてだった―――。なんか物語が描けるかもしれない。今は毎日日記を書いている日々だけれど、いつかこんな物語を書くかもしれない。書いてみたいと思う。その他にも気になる一言というか、キーワードみたいなのがぽつぽつと目に残ったので、なんか、今くらいの精度の翻訳機能は創造の力を喚起する何かがあるのかもしれない。自分の書いたものだけど、自分の書いたものとはちがう現れ方をするというのは結構面白い体験だ。書いていることの根本は、自分の中にあるものなのに違う言葉として目の前に現れているという感覚。すべては自分が書いた文章なのだけれど、翻訳を2回通すことで、なんかもう他人の文章として読める。僕が何かものを作ろうという気になるとき、それには何か手本となるような何かがたいていの場合に存在する。これみたいなの作りたいとか、これをまねて作ってみようとか、そういうことばかりしている。それが目の前の風景だったり、机の上のものだったり、誰かの文章だったりするわけだけど、今回の翻訳2回によって生まれた文章も、結構そういう何かと 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510489 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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34 配達途中
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510487 ========== して機能しているような気がする。自分が書いたものに刺激されて何かを作るというのはなんか自分の中では結構新鮮な体験のような気がする。これはもしかしたら、結構いいかもしれない。ゆず商品の配達をしてきた。変わったことは特にない。Мを隣に乗せて、100キロちょっとのドライブ。5/30 に賞味期限が切れるカステラをたくさん引き下げてきた。家に帰って少し寝る。また頭が痛いような気がしたので、肩をぐるぐるする。少し良くなる。先日作ったリットリンクのリンクをQRコードにして、木工キットの同封物を完成させる。このごろ、この記事でとにかく文字をたくさん書いているからか、ちょっとした文章なら、すぐに書き始められるようになった。前までは書き始めるまでが億劫でなかなか仕事に取り掛かれなかったのだけれど。いいことが書けているかはわからないけど、いい悪いの判断はМにまかせて僕はとにかく書くことにしよう。三木章から返信があった。ナイフ、送ってくれるとのこと。これで木工キットを売り始められる。夕方、草刈りをする。田んぼの方の草が伸びていたのでそっちを刈る。結構大変。お隣畑の草がきれいに刈られていた。獣害対策の柵がなくなっていた。草を刈り、水路をきれいにする。田んぼの水が少なくなっていたので、上流に行ってつまりを解消する。たぶん明日には元の水位に戻っているはずだ。そのあと即興椅子で使う材をチェンソーで製材した。ツバキを細長く製材する。それなりにうまくできたんじゃないかなと思う。帰って来る。疲れた。今日はちょっと頑張りすぎたかもしれない。そのあと、昨日か一昨日かに作ったランプシェードが乾燥したみたいだったので続きの工程をする。なんとなく完成して、取り付けてみた。悪くない。半紙を重ねすぎたのか、ちょっと暗くなりすぎるかなという感じもするけれど、まぁ雰囲気があっていい感じ。僕のつくったのはパソコン室に、Мが作ったのは寝室に取り付けた。今日はいろいろやりすぎ。くたびれてちょっとくらくらする。牛丼を作った。卵とマヨネーズをトッピングして食べた。猫がごはんを食べてくれない。体調が悪いとかではなくて、このあいだ、高級なごはんを食べさせたら、それがかなりおいしかったらしく、元のごはんは全く食べなくなった。「違うのよこせ」とイライラして恨めしそうに睨んでくる。新しいごはんは明日の午前中に届くはずなので、今日と明日の朝ごはんは我慢して食べてもらうしかない。チャオチュールを上からかけで混ぜてやったら食べてくれた。明日の朝もそれで我慢してもらうことになると思う。なんか申し訳ない気持ち。やっぱり高いご飯はおいしいのね。明日は自治会の今年度初寄合の日だ。明日は午前中に猫のごはんを受け取って、そのあと日曜の店の準備、そして寄合。そして早く寝る。ほかに何かすることはあるだろうか。買い出しにいかないといけないかもしれない。Мはも 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510490 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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35 静物
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510489 ========== う寝ただろうか。小学生のころ、僕は文章を書くのが苦手だった。何をどう書いていいかわからなかった。ここでいう文章というのは、主に「読書感想文」を想定しながら書いている。読書感想文が僕は苦手だった。夏休み、読書感想文は最後の最後まで手をつけられなかった。感想というのは結構難しいよなと思う。自分がどう感じるのかなんてもしかしたら一番書くのが難しい題材なんじゃないかという気がする。確かそれの文章量って、原稿用紙5枚とかだった気がする。原稿用紙5枚なんてちゃちゃっとかけるでしょうと今なら思うのだけれど、当時はなんか辛かった。書いても書いてもマスは埋まらず、もう何を書けばいいのかと困り果てながら、読んだ物語のあらすじを書いていたように思う。あらすじを書いて、このとき僕はかわいそうだなと思ったとか、すごいなと思ったとか一言付け加える。それが僕の作戦だった。どうしてこんなことを突然書き始めたのかというと、今、この一連の文章の文字数を試しに数えてみたのですが、それがなんと、現時点で約2万字だ。結構なボリュームの文章だ。原稿用に換算すると、50枚分だ。あんなに書くのが大変と思っていた分量の10 倍。結構すごいなぁなんて。内容はいまの僕にはどうでもいいことで、文章を書くという行為自体、画面を文字で埋めていくという行為自体を楽しめているような気がする。そのうち、長い文章を書くことに慣れ、毎日書くことに慣れたら、何か「すごい文章」が書けるようになるかもしれない。そのうち小説も書いてみたい。社会から切り離された箱の中の物語みたいなのとか描きたいな、と思ったりする。まぁいつになるかわからない。もしかしたら、この文章のなかで時々そういう物語の断片が書かれるかもしれない。明日の午前中はツバキの即興椅子の制作をしようかなと思う。うまくいくかどうかわからないけど、楽しんで制作できている。昨日夜中まで作業していたら、2 階で寝ているМから電話かが掛かってきて、「ゴンちゃん、うるさいよ」と言われた。おとなしく風呂に入って寝ることにした。次からはおとなしく作業します。昼に梅のおにぎりを食べた。歯を磨いて寝る。起きる。目覚めは良い。朝ご飯として、納豆たまごかけごはんを食べる。その後、明日の店の営業のためにパンの中種を仕込みに行く。30分もあれば終わってしまう作業だけど、前日の早い時間にこれだけは準備しておかないと午後こねられないので、一人で店に行って、仕込んで帰って来た。土曜日はやめて日曜日だけ営業します、という貼り紙をしてきた。家に帰ってから、何か制作をするつもりだったけど、なんか、急にやる気がなくなって、何もする気にならなかったので、昼まで布団で寝る。なんでかわからないけど、そういう日がある。ぐっすり寝たのか、眠りが浅いのかよくわからない感じ。何か夢をみた。よく覚えていないけど、同じシー 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510492 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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36 静物
¥5,000
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510490 ========== ンが何度もリピートされて、ちょっと嫌な夢だった気がする。午前中に猫の新しいご飯が届くはずだったのだけれど、来なかったらしい。昨日電話で話して、今日の午前に届けると言っていたのに何かの手違いだろうか、届かない。いつ来るんだろうと思いながら待つ。Мもつぐはるもまだかまだかと待っている。14時頃になって、そろそろ店の買い出しに行きたいなと思いはじめ、Мだけひとりで買い出しへ行き、僕とつぐはる二人で荷物が届くのを待つ。宅配の時間に行動を制限されている。置いといてもらえればいいなと思うのだけれど、運ぶ側としてはそうもいかないのだろう。静岡にいたときには、玄関先においておいて、ということができたのに、地域性があるのだろうか、それとも最近変わったのだろうか。まぁ、とにかく面倒臭い。もちろん自分の足で買いに行くよりは全然便利なのだけれど。Мが買い出しに出てからしばらくして、ピロロンと携帯が鳴り、何だろうと思って見ると、「不在でした」みたいな通知が来ていた。慌ててポストを見に行くけど、不在届は入っていない。いたもん!絶対いたもん!来てないもん!と思った。慌てて業者に電話したら5時ごろに届けてくれることになり、何とか猫の夜ご飯には新しいおいしいご飯をあげることができた。Мが帰宅。5時の配達時間までまだ少し時間があるので、Мと二人で店に行きパンをこねる。18個分のパンをそれぞれ1回ずつ捏ねた。全部で36個のパンになる計算。イーストのパンはもう少しグラムを減らしてみてもいいかもしれないとずっと思っていたので、明日は少し試してみるつもりだ。何個になるかは分からない。明日はマフィンもやる予定。チョコチップとバナナ。あとは木工キットの販売も始めた。僕が午前中寝ているあいだにМが販売を開始してくれていた。ありがたい。三木章に頼んでいたナイフ( 右) も10本届いた。やっとキットの販売を開始できる。売れるといいな、という感じ。それから何故かCreema で売れたレトロのトレーを発送する。U兄弟にも木工キットの感想を聞きたいなと思って、栗のスプーンを郵送した。どのくらい時間がかかったとか、やりにくい所はあったかとか、そういうのを聞く予定。いろんな種類の材料を用意したい。夜、今年度初めての寄合、7時開始だけど、6時半ごろに家を出て、6時40分ごろに集会所についた。3、4人がきてた。去年は7時ちょうどに行って、僕ら以外はみんな揃ってて僕ら二人を待ってる感じだったので今年は早く行ってよかった。おじさんたちと話す。町内でもコロナの感染者が出たらしい。話が回るのが速い。僕らは知らなかった。みんなワクチンの話とかもしていた。帰ってきて風呂に入る。おいしいご飯を食べたからか、猫がおとなしい。品のある表情をしてる。家にずっといたのに、不在になった、という話に戻るけど、そういう体験を僕は以前したことがある、そんな風 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510494 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:192×272mm ※額縁は付属しません。
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37 英国の街角
¥5,000
SOLD OUT
最初から読む→https://junota.base.shop/items/79412240 ひとつ前を読む→https://junota.base.shop/items/81510492 ========== に感じていながら何だったかを思い出せずにいたのだけれどこれを書いていたら思い出した。2016年の秋ごろ、僕はイギリスを旅行した。ひとりで鉄道に乗ってイングランドをスコットランドをぐるっと一周してきた。地名を思い出せなかったので、イギリスの地図を見る。ロンドン、バース、バーミンガム、マンチェスター、リーズ、それからコッツウォルズにも行った。ヨーク、ダーリントン、ダラムへと進み、カーライルへと進み、そして、グラスゴーと、エディンバラ。いまになって思えば、結構な距離を移動したものだ。懐かしい。それで、いま、書こうかなと思ったのは、コッツォルズでの出来事だ。うろ覚えだけど、思い出せる限り細かく書いてみようかなと思う。その日、僕はバーミンガムの安い宿に泊まっていた。1階がバーになっていて、2階に12個のベットがある部屋だ。12個もベットがあると、いつも誰かしらが寝ているので、部屋はいつも薄暗い。もっとも僕はほとんど外出して過ごしていて、夜寝に帰るだけだったので全く問題はなかった。とにかく宿泊費を節約したかったので、いろいろとネットで調べながら1泊1,000 円とか2,000 円とかの安いところを選んでいた。その日はコッツウォルズを出発地点としてそれよりももっと北の方のはちみつ色の民家が残っている風景を見てまわるつもりだった。その日の最初の目的地はコッツウォルズだった。そこへはバスで行った。バーミンガムから確かバスを乗り継いだのだろうか?いやもう少し近くの駅まで電車で行った気もする。でも最終的にコッツウォルズへはバスだった。観光客も乗ってるけど地元の人たちも乗っているようなかわいらしいバスだった。景色はどんどん田舎になっていく。畑の風景が続く。途中で幼稚園児くらいの小さな子供たちがニンジンだのジャガイモだのといった野菜をひとり1つずつ抱えて乗ってきた。農業体験の日だったのだろうか、遠足だったのだろうか、そんなこんなでコッツウォルズへ着く。コッツウォルズは小さな村だった。はちみつのような、黄白色の石でできたかわいらしい民家だ。石ころを拾い、手をのばして、家に重ねてみると、まったく同じ色をしている。家が大地からできているのだ。木の家よりもずっと、ダイレクトに自然とのつながりを感じられた。家も教会もみんな地面と同じ色をしている。一通り見て回ってバスを待つ。観光案内所のようなところでもらったバスの時刻表をみながら、橋のたもとの塀のような場所に腰掛け、川を泳ぐ無数のマス(?)をぼんやりと眺めながら時間をつぶす。そこはバス停だ。予定ではコッツウォルズには1時間ほどいて午前中にはそこを出るつもりだった。まだまだその日にまわる村はいくつもあった。バスの時間が近づく。隣に僕よりも少しだけ年下かなと思しき女の子が腰を掛けた。腰を掛けるときに、小声でどうも、的なことを小声でつぶやいたので、きっと日本人。バ 続きを読む→https://junota.base.shop/items/81510495 ======= 画材:紙、アクリルガッシュ サイズ:272×192mm ※額縁は付属しません。