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68 畑の印象

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間引き人参のスープを夜ごはんとして食べた。今年、にんじんは初挑戦だけどなんかうまく育ちそうな気配がしている。品種の問題なのかわからないけれど、普段スーパーで買う人参と比べるとセリのような香りが強い。Mは香りのする系の草があまり得意ではないので、次回はもう少し品種を調べてそういう香りの少ないものを育てられたらいいなと思う。肥料もなにもあげずに草むしりもほとんどしないで育っているので、たぶん自然農に近い環境で育ったといえるんだろうけど、そういう環境で育ったにんじんは味が濃い、というような話を聞いたことがあるので、もしかしたら、あのセリみたいな香りというか味というのがもしかしたら人参本来の味であり、香りなのかもしれない。安部公房の「密会」を読み終わり、トーベ・ヤンソンの「誠実な詐欺師」を読み始めた。「密会」はすごい小説だ。なんていうか、安部公房の中でも、かなり癖が強いというか、えぐい話になっていて、消化しきれない、という感じ。猫の絵をかく。生き物だからと緊張せず建築物を描くときと同じように、おちついてじっくり観察しておでこと顎の先を何対何で分割して、縦と横の比率はどうで、目鼻はどの位置で、ということを冷静に着実にやっていけばそれなりにかけるということも今日わかった。使わずに放置してあった、ケイカル板に黒板スプレーを吹き付け、枠をつけてクロッキーの練習用の黒板を作った。さっき久々にインスタを投稿した。つぐはるを書いたスケッチのうまく描けたなという感じのした一枚をアップした。パンが焼けた。様子を見にいき追加で3分焼くことにした。ひとつつまみ食いしたけど、おいしい。卵を表面に塗って焼くとどんな感じになるのかが分かった。この頃の絵を描きたいという欲求は、きっと準備体操のようなものなんじゃないかなという風な感覚が僕の中にある。何に向けての準備なのか、というとそれは、きっと木彫の世界に入っていくためのものなんじゃないかなと思われる。描けないものはたぶん削りだすことができない。昨年の夏、そう、今からちょうど1年くらい前、ほんの遊びで桜の木を削りだしてカタツムリの置物を作ったのだけれど、それが意外と周りの人々から好評で、自分でもそういうものを作るのは楽しいなという風に感じていたのだけれど、なんとなく、そういうものづくりに向き合う気分になかなかなれず、木彫っていいなと思いながらも、そういう制作に時間を割かないで一年が過ぎてしまった。NからまたAI のデータセットをつくるアルバイトをしないかと誘われたのだけれど、断った。いままでの僕だったら、目先の金に釣られてやるよーと気軽に受けてしまって、自分のやりたいことに時間をさけなくなってしまっていただろうと思う。そうやっていろんなときに声をかけてもらえるのはとてもうれしいのだけれど、今の僕に必要なのはお金よりもやりたいと思うことをや

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画材:紙、アクリルガッシュ
サイズ:273×220mm
※額縁は付属しません。

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