142 遠藤農機
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最近2冊の画集を買った。
ひとつはヘレン・シャルフベックという北欧の画家の展覧会カタログで、彼女の名前を僕は全く知らなかったのだけれど、メルカリで色々と画集をみていたら目に入って、表紙の絵がとても気に入ったので買った。数日後、送られてきたそれはとてもきれいな状態だった。ここ数日はパラパラと頁をめくり、絵を眺めながら、コーヒーを飲んだり、歯を磨いたり、とにかく時間があればその画集を眺めている。僕は自分が絵を描くのも好きだけれど同時に他人の描いた絵を見るのかなり好きで、その2つの行為は根っこの所で繋がっているように感じる。そういえば僕が高校時代に初めてひとりで行った展覧会はコローの展覧会だった。家に帰って絵を描いてみるとそれまでと全然違うような描き方になっているのに気がついた。僕にとっては絵を見ることと描くこととのあいだにはそんな影響関係がある。単に影響を受けやすい質というだけの話かもしれないけれど。シャルフベックの絵を見ていて、まず使う筆の太さが変わった。仕上がる絵の雰囲気は画集を眺め始める前とそう変わっていないけれど、描きはじめから中盤に差し掛かる位の絵の進め方が大きく変わったように感じる。どう変わったのかはちょっとよくわからないけれど、なんていうか、ざっくり描いた感じというか、筆の勢いとか流れのようなものを残しつつ描くみたいなイメージだ。このごろの僕の課題は序盤のそのザックリとした雰囲気をいかに残したまま完成まで持っていくかということだ。描きすぎず、描かなすぎず、という良い塩梅はどこにあるのか。そしてファーストタッチで決めながら描いていくことも試みたい。それは結構難しい試みで、結局描きすぎてしまうのかなんなのかわからないけれど、最終的にはこれまでとそう違わない仕上がりになる。今後どうなって行くのかが楽しみな所だ。もう一冊はずっと以前からほしかったピーター・ドイグの展覧会カタログ。こちらは今日発送されたばかりで、まだ手元にはないのでなんとも言えない。
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画材:紙、アクリルガッシュ
サイズ:272×192mm
※額縁は付属しません。
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