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140 稲刈り後の田んぼ

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岐阜に移住して三度目の秋、お米作りも3年目だ。梅雨の時期にイモチ病が出てしまい、心配していたのだけれどそれほど拡大せずに収穫にこぎつけることができた。初期の段階で思い切って間引いたのが良かったかもしれないと思う。無事に稲刈りを終えて、ハザカケをして天日で乾燥した。ここまでは楽しい作業だったのだけれど、大変だったのはここから先だった。大型の台風が接近しているとのことで、慌てて稲を家の2階に運び込んで脱穀をすることにしました。僕は家と田んぼを何度も往復もして、Mは稲を抱えて階段を上り下り、なんとかすべて運びこむことができた。(田んぼが近くて、そして小さくて良かった...)そしてさらに苦労したのがここから先、今年はありあわせの材料で自作した「千歯こき」を使っての人力脱穀を試してみたのだけれど、これが思っていた以上に大変で二人で交代しつつの作業で5日もかかった上にこの先の選別作業を考えると籾摺り精米機に入れられる段階まではまだまだ遠いという状況……。千歯こきの調整が上手くないという話はある。千歯こきの発明はいまから300 年とか350 年とか前の話なんだそうで、それから大正時代に足踏み脱穀機が発明されるまではみんなこの方法で米をつくっていたんだと考えると、作業量の多さに気が遠くなる。千歯こき以前については……想像もできない。来年はどこかで足踏み脱穀機を入手するか作るかしたい。そして昨日、二人ともヘトヘトになりながらやっとのことですべて脱穀を終えた。最後に袋詰めしようとしたところ、あれ、なんか違和感・・・。乾燥していたはずの籾が湿っている・・・。においを嗅ぐとおしっこの匂い・・・。やられました。鍵をかけて猫が入れないようにしていたつもりだったけれど、目を離した隙に猫が用を足していたようです。一番警戒すべきはイモチ病でも台風でもなく、猫...。

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画材:紙、アクリルガッシュ
サイズ:210×148mm
※額縁は付属しません。

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